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2008年7月の記事

2008年7月31日 (木)

400mリレー日本代表を描いたノンフィクション、佐藤多佳子著『夏から夏へ』を読み始める

昨年、高校の陸上部を舞台にした青春小説『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した著者が、北京オリンピックでメダルを目指す400mリレー(4継)の日本代表を描いたノンフィクションが『夏から夏へ』(集英社)だ。
新聞に広告が載ったをみて、書店でさっそく購入した。

夏から夏へ

1走塚原直貴、2走末續慎吾、3走高平慎士、4走朝原宣治、リザーブ小島茂之という5名にスポットが当てられている。
前半の第1部は、この4人が走った2007年の世界陸上大阪大会の400mリレーの予選、決勝の描写である。スタンドで観客席として眺めた著者の視点から、そしてレース前の4人の心境、レース中の4人の思いなどが、織り交ぜられ、同じレースを違う目の幾重にも描くことで、大阪大会での4人の走りをみなかった読者にもその姿と見えてくる。
大阪大会の個人200mでは、日本のエースである2走末續慎吾がレース後脱水症状に見舞われ、リレーを走ることさえ危ぶまれていたことなど、小説にも登場しないような現実の重みがよく描かれている。

後半第2部は、世界陸上大阪大会を終え北京オリンピックに向けて再始動するメンバー一人一人のスプリンターとしてのこれまでの生き方にも迫っていくようである。徹底した資料・情報収集とインタビューで物語りを紡ぎ出して著者の手法は、ノンフィクションでより威力を発揮するのかも知れない。

とにかく、書き手の佐藤多佳子さんが、陸上競技を、400mリレーを1人の観客として、こよなく愛してくれているのが、読み手にもひしひしと伝わってくる。
かつて陸上部に在籍して0.1秒でも早く走りたいと思っていた私にとっては、それもうれしい。

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2008年7月30日 (水)

将棋第56期王座戦の挑戦者決定戦は木村一基八段が谷川浩司九段に勝って羽生善治王座への挑戦者に名乗り

今日(2008年7月30日)は、将棋の王座戦の挑戦者決定戦。トーナメントを勝ち上がった谷川浩司九段と木村一基八段の頂上対決である。決戦の舞台は、谷川九段のホームグラウンドである大阪の関西将棋会館。

タイトル獲得27回で17世名人の資格を持つ谷川浩司九段も、羽生世代の台頭で2005年2月に棋王のタイトルを失冠して以降、3年半ほど無冠が続いており、タイトル戦登場も2006年4月~6月の第64期名人戦で当時の森内名人に挑戦したのが最後で、この2年タイトル挑戦もない。羽生王座への挑戦者として名乗りをあげ、無冠返上を果たしたいところだ。
一方の木村一基八段は、昨年(2007 年)、念願のA級昇級・八段昇段を果たし、一時は名人挑戦もうかがう勢いで、すんなり残留を決め、名実ともにトップ棋士の仲間入りをした。通算7割近い勝率(2008年7月29日現在391勝170敗 勝率0.6970)を残しており、羽生世代を追いかける世代の中の、実力者の一人である。2005年の第18期竜王戦では、決勝トーナメントを勝ち抜き挑戦者となったが、初防衛を目指す渡辺竜王に4連敗を喫し、タイトル獲得はならなかった。A級昇級を果たした現在、次の目標は当然タイトル獲得であろう。

挑戦者決定戦は木村八段の先手。木村八段の居飛車、谷川九段の振り飛車(四間飛車)の組み合わせとなる。中盤戦が長く続き、お互いなかなか決め手に欠く。途中、木村八段が優勢・勝勢という局面があったが、木村八段側に見落としもあったようで、かなり形勢は接近。木村八段が決めに来たところで、谷川九段も木村玉に一気に攻めかける。しかし木村玉に詰みはなく、谷川九段の投了となった。(棋譜中継は→こちら

勝った木村一基八段は、第18期竜王戦に続く2回目のタイトル挑戦。羽生善治名人とは、初のタイトル戦となる。
羽生vs木村戦の戦績をみると、過去15戦で羽生12勝、木村3勝という極端な結果となっている。木村八段からみた対羽生戦の勝率は0.200。さらに2003年以降7連敗中である。通算では高い勝率を誇る木村八段だが、羽生名人にだけは、何故か勝てない。
昨年度、王座戦、王将戦と羽生に挑戦し0-3、1-4という成績で敗れた久保利明八段でさえ、その2タイトル戦での敗戦後の現在でも対羽生戦の戦績は34戦で羽生26勝、久保8勝。久保八段からみた対羽生戦の勝率0.2353となっている。
木村八段以外のA級棋士の対羽生戦の戦績をみても、互角に近い深浦王位、4割台を残している森内九段、他の棋士もほとんど3割台は確保しており、三浦八段の21戦で6勝(勝率0.28573)という数字が、木村八段に次いで低い数字である。
(上記の各棋士の対羽生戦のデータは「玲瓏:羽生善治(棋士)データベース」棋士別対局成績による)

木村八段にとって、今回の王座戦でどれだけの成績を残せるかが、今後、木村八段が常時タイトルが争えるような棋士になれるかどうかの試金石になるかもしれない。木村八段がこれまでの劣勢をどうやって挽回しようとするのか、興味深い。

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2008年7月29日 (火)

谷口雅一著『「大化改新」隠された真相』

すこし前に読んだ本だが、NHKスペシャルのディレクターが放送内容を基に書籍化した谷口雅一著『「大化改新」隠された真相』(ダイヤモンド社)について、紹介してみる。

歴史(特に日本の歴史)に関する本は、地域・時代を問わず、何でも読むが、特に日本の古代史、飛鳥時代から奈良時代にかけては、特に大化改新についてはよくわからないことも多く、興味を持っている。
(過去の記事:『偽りの大化改新』を読んで(1)(2)(3)

この本は番組の放送(2007年2月)後の反響を受け、2008年6月に出版されたものだ。蘇我氏逆臣説に疑問を投げかけるもので、日本書紀編纂の際潤色を想定している。

他書にない視点の一つは、むしろ「大化改新」の主役を中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足の2人に仕立てたのは、日本書紀の編纂を開始した天武天皇ではなく、それを引き継いだ天武天皇の妻の持統天皇、文武、元明、元正という天皇たちではないかという。持統天皇は天武帝の皇后であるとともに天智の娘、元明も娘、文武と元正は天智の孫にあたる。
アジアの情勢に通じていた蘇我氏は大国隋・唐を意識した外交を構想していたが、宮廷クーデターである「大化改新」後、権力を握った中大兄皇子と斉明女帝とで行った白村江の戦いは、唐・朝鮮三国の情勢を顧みない無謀な戦争であり、日本書紀の中で国家国民を疲弊させた責任を問われていないのは不自然との視点である。そこには、天智の血統の天皇たちによる潤色があるのではないかというものである。

もう一つ、面白いと思った視点は、大化改新の歴史的評価は江戸時代までは、そう大きな評価はされておらず、明治維新後、大政奉還から明治維新での諸改革に通じるものがあるとして、日本書紀に記された、逆臣蘇我氏を誅殺し天皇中心の政治の礎となる一連の諸改革の断行が「大化改新」として、学者たちにより古代史の転換点として取り上げられるようになったという点である。「「大化改新」は明治時代に「発見」された」のである。

そう思って日本の歴史の通説を見直すと、各所に明治維新政府にとって都合の良い歴史の記述に成っている部分も多いのではないかという気がする。
「任那日本府」説明にしても、当時進めていた朝鮮半島進出に類似する事例を歴史の中から潤色も施して取り上げ、当時の日本の行動を正当化しようとするものであったのであろう。(過去の関連記事:講談社選書メチエ『加耶と倭』を読む

黒船来航以降の幕府の対応のまずさ、無能さが明治維新につながり、明治維新は歴史の必然のように語られるが、必ずしも、薩長などの倒幕側が必ずしも幕府以上に優れていたとも限らないという見解もある。

自分たちが気づかないところで、明治政府中心史観にとらわれているのかもしれないと思う。

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2008年7月28日 (月)

<囲碁・将棋チャンネル>の第16期銀河戦本戦トーナメントFブロック決勝で郷田真隆九段が橋本崇載七段に勝ち、16名で争う決勝トーナメント進出を決める

CATV、スカパーなどで視聴可能な囲碁・将棋チャンネル。ここで、銀河戦というTV将棋トーナメントが行われていいる。本戦トーナメントでは、A~Hまでの8ブロックに分かれて、順位戦の所属クラスの順に階段状に12名によるトーナメントが組まれ、最上位に位置するのがタイトルホルダーないし上位A級棋士という組み合わせになっている。(本戦トーナメントの組み合わせは→こちら

決勝トーナメントには、各ブロックの最終勝ち残り者と最多勝ち抜き者各8名、計16名が進出するルールであり、一昨日(7月26日)には、Fブロックの決勝に私が応援する郷田真隆九段が登場、Fブロックの7人目として登場し、すでに4人を倒し決勝に進んだ(すでに最多勝ち抜き者の権利は確保している)橋本崇載七段との対戦が放映された。
我が家では地上波以外のテレビ契約はしていないので、<囲碁・将棋チャンネル>のホームページに公開された棋譜を確認した。

将棋は、双方が飛車先の歩を突き合う、今期(66期)の森内vs羽生の名人戦でも何局か登場した相懸かりの形で、角を交換する展開に。先手の橋本九段が、交換した角を自陣に打ち、遠目に郷田陣の守りを狙う。郷田九段からその角を標的にされところで、郷田陣の守りの金と角の交換に出て、戦端が開かれた。
郷田九段は角を橋本陣に打ち込み、馬を作り駒得の優位を拡大しようとする。橋本七段は桂馬や交換した金を巧みに使い、郷田九段に守りの金銀をどんどん剥がしていく。郷田九段も馬を橋本玉の目の前に回し、一手違いの勝負に。最後はスピードで一歩(いっぽ)郷田九段が勝り、橋本七段の投了となった。

これで郷田九段は前期に続いてのブロックの最終勝ち残り者となり、決勝トーナメント進出を決めた。郷田九段は、この銀河戦は王位のタイトルを保持していた当時の第1期と第7期に優勝しているが、将棋連盟の公式戦として通算成績に勝ち負けが記録されるようになったのは第8期からで、公式戦昇格後はまだ優勝がない。(以前書いたように昨年は準決勝で当時の森内名人に敗退)
今期こそは、過去の王者の貫禄で、第16期の優勝者となってほしいものである。

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2008年7月27日 (日)

西島三重子の南青山「MANDALA」ライブに行ってきた

今日(2007年7月27日)は、南青山のライブハウス「MANDALA」での西島三重子のライブ。今回で27回めということだが、私は初参加だ。

先日開通した副都心線で渋谷まで乗り換えなしで行き、渋谷で銀座線に乗り換え、「外苑前」に。開場5時に遅れないようにと4時半頃着いたが、ちょうど、神宮球場で行われた高校野球の東東京大会の決勝が終わったばかりだったようで、手に手に高校野球のうちわを持った人がたくさん地下鉄に乗り込むのと入れ違いに外に出た。

喫茶店で軽食を食べ、4時50分ぐらい「MANDALA」の前に着いたが、すでに数十人の人が待っていた。1950年生まれの西島三重子のファン層は、やはり団塊の世代の人々が中心のようで、自分よりは年配と思われる人がほとんどだった。入場券に書かれた番号順に呼び込みがあり、少し遅い注文だった私の券の番号は80番台で、ライブハウスに入った時には、ステージ正面の席はほとんど埋まり、ステージのサイドにい用意されたパイプ椅子の席に座った。

観客は100人程度だろうか。開演は午後6時で、約2時間。真夏のライブということもあって、リクエストも交え、「一瞬の夏」「渚を走るDolphin」「Cosmic Dancin'」などを夏の歌を中心に、定番の「池上線」、ライフワークともいえる「そらいろのたね」を織り交ぜた選曲だった。総じて、初期のワーナー・パイオニア時代よりも、中期のテイチク時代の曲が中心だったように思う。
本人から、「夏のライブは、夏休みで皆さん出かけていることが多く、お客さんの入りが読めず、やる側からするとリスクが高いが、今日は大入りでありがとうございます。夏のライブが少ないので、夏の歌を歌うのも久しぶりだ」といった話があった。

ライブといえば、曲のあいまでの語りも芸のうちだと思うが、現在住む御殿場の話(御殿場でペーパードライバーを返上して車を運転するようになった、富士山駅伝が面白い等)や、東山湖の猫たちなどについての西島さんの語りもどこか人を食ったようなところもあって、面白く、ずいぶん笑わせてもらった。

今回、これまで西島三重子の歌はほとんど聴いたことがなかった妻と一緒に行ったのだが、その妻が、歌われる歌の歌詞と曲、そして西島さんの人柄にすっかり魅せられて、終了後のサイン会で握手までしてもらうほど、よろこんだことが、最大の収穫だったかもしれない。次回は12月5日(金)との案内があったが、「12月も行きたい」と話している。

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2008年7月26日 (土)

西島三重子の歌「池上線」と「千登勢橋」が収録された「青春のうた BEST Collection 」2冊を購入

今月の初め(7月5日)に杉並区で開かれた「西荻七夕コンサートWOMANS3」に行ってから、大学時代を思い出すように、すっかり西島三重子にはまっている。

現在、隔週刊で発売されているCDつきマガジン「青春のうた BEST Collection 」の最新第65号に彼女の代表曲の一つ「千登勢橋」が収録されており、インタビューの載っているということで、ネット通販で「池上線」が収録されている第36号と併せて注文し、今日届いた。

西島三重子は、歌手としてはフォーク歌手、シンガーソングライターに位置づけられると思うが、作詞はほとんどしていない。
第65号のインタビューで次のように語っているのが、興味を引いた。

「池上線」は、野口五郎さんを意識して作った曲でした。演歌ぽいって言われたんですけれど、もともとは作曲家志望で、歌手の人に歌ってもらうつもりで曲を作っていたんですね。だから、デビュー当時は“ジャンル分けに困る”と会社でも悩んだみたいです。でも“自分で作って歌っているからフォークでいいんじゃない”ということに落ち着いたみたいですけどね(笑)。

「千登勢橋」以前は、私の経験から生まれた私自身の歌というものを持っていなかったです。「池上線」は作詞した佐藤(順英)君の体験談だし、私も実感できる歌がほしいと思った。それで、作詞家の門谷憲二さんと一緒に、学生時代を過ごした目白の街をいろいろ話しながら歩いて千登勢橋も案内しました。そこに、私の恋の思い出があるとかではないんですけどね(笑)。でも、あの曲は“自分はフォークシンガーとしてやっていくぞ!! ”という意志表示の曲だったと言えます。

門谷憲二という人は、ワーナー・パイオニア、テイチク時代を通じ西島三重子に歌の多くを作詞した作詞家であり、当時のフォーク歌手の多くにも詩を提供していた。

この記事を読みながら、むしろ作詞ということを手がけずに、作曲に専念してきたことが、西島三重子という歌手が息の長い歌手生活を続けている秘密なのだろうと思った。
作詞も作曲もこなすシンガーソングライターもいるが、そのために費やすエネルギーは膨大であろう。また、作詞にはどうしても自分の経験、思いというものが色濃く滲み出るものだろう。作詞という仕事には、常に高いレベルで何かを吸収し続ける緊張感が強いられるのではないだろうか。それを作曲と歌を歌うということと併せて高いレベルで続けていくことには、相当な力量が求められるだろう。
それであれば、むしろ自分の思いを理解し、うまく言葉に表現してくれる作詞家を探し、作詞は任せ、自分の得意な作曲と歌うことに専念する方が、より良い作品が残し続けられるのかも知れない。

明日は、その西島三重子のミニ・ライブに初めて行く。どんなライブなのか楽しみである。

また、ご本人のホームページの情報では明日(27日)の産経新聞朝刊のインタビュー記事が載るそうである。こちらもチェックしておかなくては。

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2008年7月25日 (金)

第21期竜王戦準決勝の郷田真隆九段の対戦相手は木村一基八段に

今日(2008年7月25日)、第21期竜王戦決勝トーナメント準々決勝のうちの一局、木村一基八段(ランキング戦1組2位)vs阿久津主税六段(ランキング戦3組優勝)戦は、木村八段が勝って、準決勝に駒を進め、すでに準決勝進出を決めている郷田真隆九段と8月8日に対戦することに決まった。

もう一方の山は、ランキング戦6組、5組、4組優勝者の中から勝ち上がった糸谷哲郎五段(5組優勝)と1組5位の羽生名人との対戦が7月28日に行われ、その勝者が1組4位の深浦王位と対戦するのが準々決勝、さらに勝者が1組優勝で準決勝から登場する丸山忠久九段と対戦する(羽生vs糸谷戦以外の日程は未定)。

いずれにせよ、例年のスケジュールからみれば、8月中には挑戦者を決める決勝進出の2人が決まり、8月下旬から9月上旬にかけて決勝三番勝負がスタートし、9月中には挑戦者が決定し、10月から竜王戦七番勝負が始まることになる。

準決勝の郷田九段vs木村八段戦は、A級棋士どうしの戦いとなる。最近は、2人の戦いが各棋戦の挑戦者を左右する大一番となっているケースも多い。2001年度以降、2人の対戦は7回あり、郷田九段から見て3勝4敗(○●○●○●●)。
最近2戦を見ると、まず、昨年11月のA級順位戦5回戦で、ともに4戦全勝で激突。しかし、木村八段の指し回しに郷田九段はいいところなく敗れ、挑戦者争いから一歩後退することになった(一方の木村八段は、5連勝でA級残留が確定し安心したのか、あるいは挑戦権を意識して固くなったか、その後4連敗している)。
さらに、今月(2008年7月)18日に行われた第56期王座戦の挑戦者決定トーナメント準決勝でも対戦。こちらも、将棋の新聞である「週刊将棋」の記事によれば、郷田九段はこれといった見せ場も作れないまま敗れたらしい。
これまでは勝ち負けが交互に入れ替わっていたが、このところ大きな対局で2連敗の郷田九段。同じ相手に3連敗は避けたいところだろう。次回、8月8日の竜王戦準決勝では、郷田一刀流の本領を発揮して、王座戦の敵(かたき)を取ってほしいものだ。

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2008年7月24日 (木)

将棋第49期王位戦第2局は深浦康市王位が、挑戦者の羽生善治名人を破り、1勝1敗に

昨日・今日(2008年7月23日・24日)と二日にわたって行われた、第49期王位戦第2局は先手番の深浦康市王位が、乱戦を制した。それぞれ、先手番を制し、1勝1敗。改めて5番勝負である。

名人戦、棋聖戦とライバルの森内前名人、佐藤前棋聖から立て続けにタイトルを奪い、1ヵ月余の間に二冠から四冠となった羽生名人。
王位戦の第1局も勝っており、この勢いで王位も奪取し、五冠復帰かともいわれたが、そこは、トップクラスの棋士の中では、もっとも羽生戦で健闘している深浦王位。羽生特急にブレーキをかける格好になった。

将棋は、後手番の羽生名人が最近話題の二手目に3二飛車と三間飛車に振る新基軸に挑戦。先手の深浦王位は角交換から馬作り狙いの角打ちを行い、お互い玉の守りが十分固まらない中、角を打っては交換しあう、激しい将棋になった。
お互い攻め合いながら、守りの薄い相手玉を追い込んでいく。深浦王位が4筋の縦のラインに香車と飛車の雀刺しの形を作り、羽生玉の逃げ道に壁を作り、7筋に馬を作って羽生玉を挟撃する。羽生名人も深浦玉を、守りの金銀からどんどん引き離し、詰ませに行くが、深浦玉に詰みはなく、羽生名人の投了となった。

羽生名人にとっては、今回の王位戦の勝つことは、タイトル獲得数が70から71に増えるかどうかの問題だが、深浦王位にとっては、羽生名人の勢いを止め、王位タイトルを防衛し、「九段」の地位を自らの手でたぐり寄せることができるかどうかは、真の意味でのトップ棋士の仲間入りができるかどうかの岐路であろう。
また、やすやすと羽生七冠の再現を許してしまっては、これまで羽生名人と互角に戦ってきた棋士という深浦王位の棋士としてセールスポイントも影が薄くなってしまう。
羽生名人のファンには、申し訳ないが、ここは深浦王位に踏ん張ってもらい、群雄割拠の時代をなんとか、維持してもらいたいものである。

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2008年7月23日 (水)

第21期竜王戦決勝トーナメント準々決勝郷田真隆九段対山崎隆之七段戦は郷田九段が勝ち準決勝進出を決める

今日行われた第21期竜王戦決勝トーナメント準々決勝の郷田九段と山崎七段の対戦は、郷田九段が勝って準決勝進出を決めた。
準決勝では、明後日行われる木村一基八段対阿久津主税六段戦の勝者と対戦する。(速報)

改めて竜王戦中継サイトで、棋譜を見ると、先手は郷田九段。駒組みは、居飛車の郷田九段に対して、後手の山崎七段は中飛車。しかし、郷田九段が角交換の上で、中央をがっちり守ったことで、山崎七段の飛車は、さらに5筋から2筋に回り、向かい飛車に構えた。郷田九段は左に、山崎七段は右に美濃囲いを玉を囲い、お互いの玉が向き合う形となった。
戦端は山崎七段の仕掛けで開かれた。郷田九段は売られた喧嘩を買う形で応戦し、さらに攻防の要に角を打つ。郷田九段の角打ちについては、山崎七段の見落としだったようで角に働かれる前に決着をつけようとばかりに、山崎七段は攻めを繰り出すが、攻守を織り交ぜた郷田九段の対応で、郷田九段の駒もどんどん捌けていく。郷田九段は、最後には角を、山崎七段が自陣の守りのため打った銀と交換する。
流れの中で、お互い飛車を相手陣に成り込み、「龍」を作ったが、玉の囲いの固さでは高美濃が完成している郷田玉と、銀冠に組み替え途中の金が一枚離れていて、金・銀だけの美濃囲いの山崎玉では、雲泥の差がある。
郷田九段は着々と美濃囲いを崩して山崎玉に迫る、山崎七段は最後まで攻め合あったが、要所で冷静な守りの手も繰り出す郷田九段の前に、あえなく投了となった。
手数にして77手。双方持ち時間5時間の将棋だったが、勝った郷田九段が14分の残り時間だったのに対し、負けた山崎七段は1時間51分を残し、午後8時すぎには終局となった。郷田九段の完勝と言えるだろう。

過去20期の竜王戦の記録をいろいろなサイトで調べてみると、郷田九段が準々決勝に3回(11期、12期、14期)顔を出しているが、いずれも敗れている。準決勝進出は、自身としても初のことであろう。
準決勝の相手は、木村一基八段対阿久津主税六段の勝者となるが、どちらもこの10日ほどの間に対戦した相手である。
13日のネット将棋最強戦2回戦では、郷田九段が逆転で阿久津六段に勝ち、18日の王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝では、木村八段に敗れて挑戦者決定戦進出を逃している。
どちらが出てくるせよ、「将棋世界」のインタビューで、「(ランキング戦)1組から出場する以上、目指すのは挑戦しかない」と自ら語った言葉を実現に向け、あと3勝(挑戦者決定戦は三番勝負)して、挑戦者となってもらいたい。

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2008年7月22日 (火)

「大暑」と東海地方以東の梅雨明けで2008年も夏本番

今日(2008年7月22日)は二十四節気の「大暑(たいしょ)」。1年で最も暑い頃という意味である。先週作った、東京の最低・最高気温のグラフの続きを作ってみた。

<東京の7月の気温>

(出所:気象庁ホームページ)

この3連休の後ろ2日は最低気温が25℃を切り、少しは暑さが和らいだようだが、最高気温は30℃を超えており、7月12日以降今日(22日)まで「真夏日」(最高気温30℃以上)が続いている。

梅雨明けの方は、20日には「東海以東で19日頃梅雨明け」との発表があったようで、日本全国梅雨明けとなり、子どもたちの夏休みと相まって、2008年もいよいよ夏本番である。

(各地の梅雨明け)

地方 平成20年 平年 昨年
沖縄 6月17日ごろ 6月23日ごろ 6月21日ごろ
奄美 7月2日ごろ 6月28日ごろ 6月28日ごろ
九州南部 7月6日ごろ 7月13日ごろ 7月18日ごろ
九州北部 7月6日ごろ 7月18日ごろ 7月23日ごろ
四国 7月4日ごろ 7月17日ごろ 7月23日ごろ
中国 7月16日ごろ 7月20日ごろ 7月23日ごろ
近畿 7月16日ごろ 7月19日ごろ 7月24日ごろ
東海 7月19日ごろ 7月20日ごろ 7月27日ごろ
関東甲信 7月19日ごろ 7月20日ごろ 8月 1日ごろ
北陸 7月19日ごろ 7月22日ごろ 8月 1日ごろ
東北南部 7月19日ごろ 7月23日ごろ 8月 1日ごろ
東北北部 7月19日ごろ 7月27日ごろ 8月11日ごろ

(出所:気象庁ホームページ)

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2008年7月21日 (月)

国民の祝日「海の日」の由来を調べてみる

今日は、国民の祝日「海の日」。夏休みの始まりと重なる三連休となって、高速道路も渋滞だとニュースで流れていた。そう言われれば、3連休初日の一昨日(19日)、映画館に行ったが、いつもはさほど待たないのに、入場券売り場に長蛇の列ができていて、15分ほど待たされた。

「海の日」が祝日になってから、まだ10年ほどしか経っていないと思う。しかし、当初の「海の記念日」だった7月20日が、なぜ「海の日」として祝日となったのかについては、あまり詳しく知らないので、ネットで検索して調べてみた。

海の安全を管理する海上保安庁を傘下に持つ国土交通省のホームページの「報道・広報」-「イベント・シンポジウム」の中に、「海の日・海の週間」との項目があり、「由来」として次のように書かれている。

私たちの国は、四面を海に囲まれた海洋国で、はるか昔から外国からの文化の伝来をはじめ、人の往来や物の輸送、産業、生活な どの各分野にわたって、海に深くかかわってきました。昨今、ウォーターフロントが開発・整備され、マリンレジャーが広く普及するなど、海を利用する機会が多様化しましたが、一方で地球環境の保全という観点から特に海の役割が一層高まっており、海洋汚染防止などの必要性が一層高まっています。 
このような海の重要性にかんがみ、国民の祝日「海の日」を設けようと国民運動が大いに盛り上がり、その結果、平成8(1996)年から「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」として7月20日が国民の祝日「海の日」として制定され、さらに平成13(2001)年6月、「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」が成立したことにより、「海の日」は平成15(2003)年から7月の第三月曜日となり、三連休化されております。

島国日本にとって「海」は大切なので、海に関する祝日ができたということだろう。では、なぜ7月20日なのかは、これではわからない。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(2008年7月21日現在)

祝日化される前は海の記念日という記念日であった。海の記念日は、1876(明治9)年、明治天皇の東北地方巡幸の際、それまでの軍艦ではなく灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海をし、7月20日に横浜港に帰着したことに因み、1941(昭和16)年(に逓信大臣村田省蔵の提唱により制定された。

とある。

軍艦でなく灯台巡視船で巡幸したというところが、ポイントなのだろう。なぜ、明治9年の出来事をもとに、太平洋戦争開戦直前の昭和16年7月(開戦は同年12月)に村田省蔵逓信大臣がそのようなことを提唱し、「海の記念日」が制定されることになったのかまではわからない。

ネット検索をしていたら、「海の記念日」の切手を見つけた。1965年に、第25回海の記念日を記念して出されたものである。
小学生の頃、切手収集を趣味にしていたことがあり、コレクションの中の1枚である。その頃はそんな由来など考えたこともなかった。
昨日に引き続き、世の中には知らないことが多いことを実感する。

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2008年7月20日 (日)

胃潰瘍や胃ガンの原因と言われるピロリ菌にハチミツが効く?

今日は、午後から神楽坂に出かける。東京メトロ東西線の神楽坂駅で降り、から神楽坂通りを下る。ぶらぶらと歩きながら、飯田橋駅前までいったん坂を下りきって、帰りは裏路地を探検するように歩く。江戸時代から栄えていただろう街は、新旧が入り交じった不思議な感じがする街である。
裏路地を歩いていると、だんだん、神楽坂通りから外れているようだが、まあ、どこかには出るだろうと思いながら歩く。少し大きな通りに出ると、地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅の方向を示す標識があったので、とりあえずそちらに向かって歩いた。

「牛込北町」という交差点に出て、ようやく大江戸線の駅の目星がついた。駅の方をめざしていると、途中にミツバチのぬいぐるみなどを飾ったちょっと気の利いた店があった。
一緒に行った妻と次女が興味があったようで、何の店かと入って見ると、ハチミツや蜜蝋を扱う専門店だった。
私はあまり興味はなかったのだけれど、店の人が「ピロリ菌にも効きます」と話しているのを聞いて、俄然身を乗り出すことになった。

(私は、社会人になってから、十二指腸潰瘍を患らったことがある。その時は、薬で治したが、先日久しぶりに空腹時にお腹が痛いという昔と同じ症状が起き、胃カメラで検査したら軽い炎症を起こしていたようだった。その検査の際、ピロリ菌の検査も受け、「ピロリ菌がいる」との診断だった。まず潰瘍の治療薬を渡され、潰瘍の痛みが治まったら、数日してピロリ菌除去の薬を飲むように処方された。しかし、その後も、潰瘍の方が完治したのかどうか中途半端な状態で、ピロリ菌の薬を飲む気になずに、すでに2ヵ月ほど過ぎてしまっている。)

その店の人の話やパンフレットの説明では、ニュージーランドに「マヌカ」という白い小さな花にハチミツは、強い抗菌性を持っていて、胃潰瘍や胃ガンの原因と言われる「ピロリ菌」も殺菌するのだとのこと。ピロリ菌除去の薬は副作用も強いので、医者に勧められて 「マヌカ」ハチミツを買いに来るお客さんもいるとのことだった。

ここで、ピロリ菌を殺菌するという「マヌカ」ハチミツに巡りあったのも何かの縁と思い、250gの瓶を1瓶買ってきた。
朝起きてすぐに、小さじ1杯分ぐらい飲み20分ぐらいは何も飲んだり食べたりしない方がよいとのこと。空腹時に、飲めば、直接、胃腸まで届くということだろう。しばらく、試してみようと思っている。

ちなみに私が訪ねた店は、「神楽坂PBees 」というお店。ホームページもあり、通信販売も行っているとのことなので、関心のある方はのぞいてみるとよいと思う。→http://pbees.jp/
(なお、私はこのお店とは何の利害関係もありませんので、念のため)
なお、ネットで検索すると「マヌカ」ハチミツの効能については、広く知られているようで、多くの通販サイトがあった。世の中には、知らないことがたくさんあることを、改めて実感した。

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2008年7月19日 (土)

第55期将棋王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝で郷田真隆九段が敗れ、挑戦者決定戦は谷川浩司九段と木村一基八段の戦いに

昨日(2008年7月18日)の将棋の対局で結果が気になっていたのが、羽生善治王座への挑戦者を決める王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝の郷田真隆九段vs木村一基八段の一戦。
郷田ファンの私としては、郷田九段には早くタイトルホルダーに復帰してほしい。そのためには、まず挑戦者になること。
しかし、将棋連盟のホームページで毎日更新される「最近1週間の結果」の7月18日分を見ると

(先手)○ 木村一基vs(後手)● 郷田真隆 王座戦・準決勝

との表示。残念。挑戦権は、谷川浩司九段と木村一基で争われることになった。谷川九段が勝てば、2006年の第64期名人戦以来久しぶりのタイトル戦登場だし、木村八段が勝てば、2005年の第18期竜王戦以来二度目のタイトル挑戦となる。

敗れた郷田九段は、昨年の第65期名人戦出場、その後の第1回ネット将棋最強戦の優勝以降は、あと一歩のところで届かないことが続いている。
ちょうど前回の第54期王座戦の挑戦者決定トーナメントも準決勝で森内俊之名人に敗退、TV棋戦の<囲碁・将棋チャンネル>の第15期銀河戦でも準決勝でこれも森内名人に敗退、今年も7年ぶりのタイトルホルダー交代となった第79期棋聖戦の挑戦者決定トーナメントでも準決勝で羽生二冠に敗退と、決勝まであと一歩だった。
もちろん、準決勝ともなれば、ほとんど格下の棋士はおらず、タイトルホルダーかA級棋士というトップクラスばかりなので、勝ち続けることは難しいだろうが、せめて勝率5割は確保して、準決勝進出の2回に1回は決勝進出、さらに決勝進出の2回に1回は優勝ないし挑戦者としてのタイトル挑戦を実現してほしいものである。

次に可能性を残る棋戦は、第21期竜王戦の決勝トーナメントと昨年優勝したネット将棋最強戦。
竜王戦は7月23日(水)に山崎隆之七段と準々決勝を戦う。郷田九段自身、『将棋世界』2008年8月号の竜王戦決勝トーナメントの出場者インタビューで「(竜王ランキング戦)1組に在籍している以上、目指すものは挑戦しかない」とコメントしており、気合いは十分。
ネット将棋最強戦はすでに準決勝に駒を進め、佐藤康光棋王vs渡辺明竜王の勝者戦う(日程未定)。
どちらも棋譜中継があるので、パソコンの画面を通じて、応援したい。

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2008年7月18日 (金)

将棋第79期棋聖戦第5局は挑戦者の羽生善治名人が勝ち四冠に

佐藤康光棋聖に羽生善治名人が挑戦する将棋の第79期棋聖戦五番勝負は、羽生名人が勝ち3勝2敗で8年ぶりに棋聖のタイトルを奪回した。
羽生名人は四冠に復帰、二冠を維持していた佐藤康光棋聖・棋王は棋王のタイトルのみとなった。(速報)

2008年7月18日に行われた第79期棋聖戦五番勝負の第5局。2001年の第73期棋聖戦で当時の郷田真隆棋聖から棋聖位を奪取して以来、第74期丸山忠久棋王(以下肩書きは対局当時)、第75期森内俊之名人(竜王・王将)、第76期羽生善治四冠(王将・王座・王位・棋王)、第77期鈴木大介八段、第78期渡辺明竜王と次々と挑戦者として登場する強豪を倒して6連覇を果たし佐藤康光棋聖。第77期のは、棋聖位5期獲得で「永世棋聖」の資格も得ている。その間、第32期棋王戦では、森内棋王・名人から棋王のタイトルも奪取し、二冠となった。

対する羽生善治名人は、昨年の第48期王位戦で深浦康市八段に王位のタイトルを奪われて二冠となったが、その後第57期王将戦では、挑戦者の久保利明八段を4勝1敗で退け防衛、更に年度末の第33期棋王戦では久しぶりに挑戦者に名乗りをあげ、惜しくのタイトル奪取はならなかったものの佐藤棋王を苦しめた。
その後は、第66期名人戦で森内俊之名人を4勝2敗で降し、3度めの名人復位を果たすとともに、名人位5期となり19世(永世)名人の資格を得た。その勢いは、他の棋戦でも炸裂していて、この棋聖戦でも佐藤棋聖に出足2連敗とカド番に追い込まれたが、その後2連勝して、勝負は今日の最終局で決まることになった。

将棋の内容は、お互い守りを固めつつ攻め合うという将棋で、素人目にはにわかに優劣の判断はわからない。しかし、主催社産経新聞社のホームページのコメントでは、佐藤棋聖に見落としもあったっようで、最後は羽生名人が佐藤玉を追い詰め、佐藤棋聖の投了となった。
佐藤棋聖は2001年から保持してきた棋聖のタイトルを手放した。2連勝後の3連敗だけにショックは大きいかも知れない。2連敗後の3連勝で郷田棋聖から棋聖位を奪った佐藤棋聖が、逆の立場となってタイトルを失うというのも、皮肉な巡りあわせである。

羽生名人の棋聖位獲得はこれで7期め。王座、棋王という他の1日制の五番勝負のタイトルを10期以上獲得しているのと比べると少ない。それだけ、この数年、佐藤前棋聖が頑張ったということでもあろう。

この4年ほど、森内名人、佐藤棋聖、渡辺竜王、羽生王座・王位・王将というタイトルホルダーの顔ぶれが固定化して、棋王位だけが入れ替わるという図式が続いていたが、昨年夏の深浦王位の誕生以降、勢力地図が変わり始めた。
王位失冠で羽生二冠となったあと、羽生二冠に何か心境の変化があったのだろうか。三強と並び称されてきた森内名人の名人位、佐藤棋聖の棋聖位を奪取し、再び七冠制覇を達成しそうな勢いである。

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2008年7月17日 (木)

2008年、関東の梅雨明けはまだ?

東京もここ数日、ずいぶんと暑くなってきた。久しぶりに最高・最低気温のグラフを作ってみた。


(出所:気象庁ホームページ)

やはり、7月12日に最高気温が30℃を超えてから、連日30℃を超えており、真夏日(その日の最高気温が30℃以上)が続いている。今日(17日)は、朝は26℃ぐらいあり、久しぶりの熱帯夜(最低気温が25℃以上)にもなりそうである。

しかし、まだ関東の梅雨明けの声はきかない。グラフには載せていないが、降水量を見ると4日に16mm、7日に15mm降ったあとは、大した雨は降っていない。すでに、中国・近畿地方まで梅雨明けしており、もうそろそろ、梅雨明け宣言があってもいい頃だと思うが、どうだろうか。

(各地の梅雨明け)

地方 平成20年 平年 昨年
沖縄 6月17日ごろ 6月23日ごろ 6月21日ごろ
奄美 7月2日ごろ 6月28日ごろ 6月28日ごろ
九州南部 7月6日ごろ 7月13日ごろ 7月18日ごろ
九州北部 7月6日ごろ 7月18日ごろ 7月23日ごろ
四国 7月4日ごろ 7月17日ごろ 7月23日ごろ
中国 7月16日ごろ 7月20日ごろ 7月23日ごろ
近畿 7月16日ごろ 7月19日ごろ 7月24日ごろ
東海 ---- 7月20日ごろ 7月27日ごろ
関東甲信 ---- 7月20日ごろ 8月 1日ごろ
北陸 ---- 7月22日ごろ 8月 1日ごろ
東北南部 ---- 7月23日ごろ 8月 1日ごろ
東北北部 ---- 7月27日ごろ 8月11日ごろ

(出所:気象庁ホームページ)

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2008年7月16日 (水)

森内俊之九段vs木村一基八段戦で第67期A級順位戦1回戦終了

昨日(2008年7月15日)は、将棋の話題が重なった日だった。

昨日の記事に書いた深浦康市王位に羽生善治名人が挑戦する第49期王位戦7番勝負第1局の2日め。
一方、羽生に名人位を奪われた森内俊之九段が、A級順位戦1回戦の最終の第5局に登場した。相手は、A級2期目を迎える木村一基八段。

さらに、NHKテレビでは、「プロフェッショナル-仕事の流儀」で、先日終わったばかりの第66期名人戦での森内名人vs羽生挑戦者の戦いが放送される。昨日は、飲み会があって見ることができないのがわかっていたので、ビデオに録画して今日、見た。これまで、メディアに登場することが少なかった森内前名人についても、しっかりインタビューされていた。「若い頃は、定跡をとことん研究し、完璧な手を指そうとしていて、しかし思ったほど結果がついてこなかったが、人間だからミスや失敗もあると思い、完璧主義から離れ、自分らしい将棋、自分の指したい手を指すようになって、勝てるようになった」という趣旨の話があって、森内前名人の知らなかった一面が知ることができた。

その森内俊之前名人(九段)と木村一基八段のA級順位戦の将棋は、先手の森内九段が果敢に攻める。しかし、序盤の駆け引きの中で、森内九段は飛車を切って攻めのスピードを上げるが、駒の損得では飛車と桂馬の交換になっており、厳しい。木村八段は優勢を意識していたに違いない。木村八段は、取った飛車も使い重厚な攻めを仕掛ける。
しかし、森内九段も、辛抱しながら決め手を与えない。途中、早めに自玉を早逃げする。一方の木村玉は、桂馬や歩を駆使した森内の攻めに、守り駒の要の金銀を剥がされて、お寒い状態に。
森内九段が着々と木村玉の包囲網を狭めているのに対し、木村八段は早逃げして守りが堅くなった森内玉を攻めきれず、投了に追い込まれた。明らかにリードしていただけに、納得のいかない敗戦だっただろう。

これで第67期A級順位戦1回戦が全て終了。対局日の順に示すと以下の通りだ。(左側が先手)

6月11日 藤井 猛九段●vs○谷川浩司九段
6月17日 佐藤康光二冠○vs●鈴木大介八段
6月19日 三浦弘行八段●vs○丸山忠久九段
6月20日 深浦康市王位●vs○郷田真隆九段
7月15日 森内俊之九段○vs●木村一基八段

よく見ると、第1局の藤井vs谷川戦を除き、残りの4局は九段対八段の対戦となっており、しかも全て九段の側が勝っている。

昨年のA級は前半で、順位が7位の久保八段、8位の三浦八段を除き、順位が奇数の棋士に白星が集中、偶数の棋士に黒星が集まり、4回戦を終了した時点で2勝2敗の相星がなく、3勝1敗以上の上位グループと1勝3敗以下の下位グループにはきっり分かれるという珍しい展開になった。
今日の結果は、今期のA級順位戦での八段棋士の受難を予告しているのだろうか。今後の展開をウォッチしていきたい。

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2008年7月15日 (火)

将棋の第49期王位戦、初戦は挑戦者の羽生善治名人が深浦康市王位に勝利

昨年、深浦康市八段が4勝3敗で羽生善治王位からタイトルを奪取してはや1年。挑戦者リーグを勝ち抜き、羽生前王位がリターンマッチに登場してきた。
第1局は、昨日(2008年7月14日)から2日間の予定で、北海道網走で始まった。昨年の7番勝負では、後手番だった第1局を制し、先手番となった第2局と連勝して、タイトル獲得へ大きな足がかりを作った深浦王位。
だが、今回、挑戦者として再登場してきた羽生名人もこれまでとは一段違う強さを見せている。第66期名人戦ではライバル森内俊之名人を破って、念願の名人位復帰を果たし、19世名人の資格を得るとともに、続いて挑戦者となった第79期棋聖戦では、佐藤棋聖の2連敗を喫したあと2連勝で巻き返し、棋聖位の行方は、今週18日に行われる最終の第5局で決まる。

これまでの2人の対戦成績は、深浦王位から見て18勝20敗、勝率0.4736。上位棋士の中で、第一人者である羽生名人に対してもっとも健闘しているのが、深浦王位である。
第1局は振り駒で、挑戦者の羽生名人が先手。深浦王位は、後手の勝率が比較的高いとされるは1手損角換わり戦法を採用。中盤、羽生挑戦者が角を切り、駒の損得では、深浦王位優位となったが、羽生名人の攻めで深浦玉は丸裸状態に。深浦王位も攻め合いで、羽生玉に迫ったが、巧みにかわされて、深浦王位の投了となり、挑戦者の羽生名人が先手番の初戦を確実に勝利し、タイトル奪回に向け、アクセルを踏み込んだ形になった。
現在の羽生名人の力強さを見ると、深浦王位が先手番となる次の第2局を落とすようだと、一気に決着がつくこともあるかも知れない。深浦王位にとっては、第2局は負けられない一戦である。

深浦王位は、昨年の王位獲得が初タイトルだが、準タイトル戦扱いだった朝日オープン選手権の第21回大会(2003年)の5番勝負で堀口一史選手権者を破り、選手権者となっている。以前の昇段規定では、九段への昇段規定の「タイトル3期獲得」のタイトルの中に朝日オープン選手権も入っていたので、深浦王位は今回王位防衛に成功すれば、九段への昇段も手にするはずである。
九段への昇段も、①名人位1期、②竜王位2期、③タイトル3期、④八段昇段後公式戦250勝である。現在、順位戦のA級に在籍する10名のうち6名が、上記に①~③の条件を満たし九段となっている。今後A級に定着し、他のトップ棋士に伍して活躍していくためにも、九段の肩書きもほしいところだろう。
深浦王位が防衛に成功し、九段に昇段できるかどうかも、みどころの一つだろう。

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2008年7月14日 (月)

音楽用CDに録音できるレコードプレーヤー

数日前の新聞の通販広告で、音楽用CDに録音できるレコードプレーヤーをオーディオ機器の老舗TEACが製造・販売していることを知った。

改めて、ネットで調べてみると、TEACからはレコードを音楽用CDに録音可能なレコードプレーヤーは3種類ほど発売されていて、形状が多少違ったり、カセットテープからの録音もできたりするものもある。価格は6万円台と決して安くはない。
ソニーからは、USB端子でパソコンに直接接続できるレコードプレーヤーもあるそうだが、こちらは品切れのとのこと。

いずれも、昭和の時代に集めたLPやEPを死蔵している中年以上の世代をターゲットにしたものだろう。
私たちの世代は、学生時代はLPをカセットテープに録音して聴き、社会人になった頃には、CDが普及した。LPからCDへの移行期の時代のアルバムについては、最初LPで発売されその後CD化されたものも多かった。
そんな訳で、CD録音機能付きレコードプレヤーはどうしても欲しいというような代物ではないのだが、CD化されていなくて、もう一度聴いてみたいというのが、先日コンサートに行った西島三重子がワーナー・パイオニア時代に出した5枚のLPである。
5枚のLPから人気曲だけを選んだベスト盤はCD化されているのだが、5枚のLPそのものはCD化されておらず、ベスト盤の選から漏れた曲は、LPで聴くしかない。

私の実家に帰ればまだ5枚のLPは捨てずに、どこかに保管されているはずで、どこかでこのCD録音機能付きレコードプレヤーのレンタルでもしてくれれば、5枚のLPをCD化したいところだ。
いちばんいいのは、音源を所有するワーナーミュージック・ジャパン(旧ワーナー・パイオニア)が、CD化してくれれば、いちばんいいのだが。

<関連記事>
2009年3月7日:LPなどのアナログ音源をデジタル化できるDENONとSONYのレコードプレイヤー

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2008年7月13日 (日)

第2回ネット将棋最強戦2回戦第3局は、郷田真隆九段が阿久津主税六段を下し、準決勝進出を決める

2008年5月4日から始まった第2回ネット将棋最強戦も、すでに鈴木大介八段、丸山忠久九段が準決勝進出を決め、残る2回戦の戦いも、今日の郷田真隆九段vs阿久津主税六段戦、来週の佐藤康光二冠vs渡辺明竜王戦の2局。

今日対戦する2人は今期ともに好調で、7月11日(金)現在で、阿久津六段は12勝3敗で勝率0.800。敗れたのは、谷川浩司九段に王座戦と日本シリーズで2敗しているのと、順位戦B級2組でライバルの橋本崇載七段に敗れただけである。12勝の中には、森内俊之名人(当時)、丸山九段、木村一基八段(2勝)とトップ棋士からの勝ち星も含まれている。
一方の郷田九段も11日現在で7勝2敗で勝率0.788(12日に行われた日本シリーズでの佐藤二冠戦の勝敗は、この記事を書いている時点では不明*追記)。2敗の相手は、棋聖戦挑戦者決定トーナメント準決勝での羽生二冠(当時)戦と、竜王戦1組準決勝の丸山九段戦のみ。格下の棋士への取りこぼしは最近ほとんど見かけなくなった。

今日の将棋は阿久津六段の先手。お互いに居飛車に構え、序盤は郷田九段がうまく捌いたように見えたが、郷田九段の側に見落としがあったようで、阿久津六段が郷田九段の桂馬を捕獲し、一歩リード。その後、駒の損得は、阿久津六段が大駒の角1枚を丸々駒得としる展開で優勢に。
しかし、ここからが郷田将棋の真骨頂。粘りとしのぎで、阿久津六段に決め手を与えず、少しずつ駒損も回復。あわや千日手指し直しかという局面もあったが、阿久津六段側が打開。
郷田九段が、飛び道具の桂馬で王手をかけると、堅い守りの阿久津陣も一気に危うい状況に。お互い攻守を入れ替えながら相手陣に迫るが、最後は、郷田九段が懐の狭くなった阿久津玉を一気に即詰みの筋に追い込み、準決勝進出、3人めのベスト4入りに名乗りを上げた。

郷田九段の今後の7月の予定は、18日(金)が王座戦挑戦者決定トーナメントの準決勝木村一基八段戦、23日(水)が竜王戦決勝トーナメント準々決勝山崎隆之七段戦とタイトル挑戦に繋がる重要な対局が続く。

今後も勝ち星を重ね、王座戦、竜王戦の挑戦者となり、タイトルホルダーとなってほしいものである。

(*7月13日23時20分追記)地元である山陽新聞のホームページで再度確認したところ、JT日本シリーズ中国大会での佐藤二冠(棋聖・棋王)と郷田九段の対局の写真が掲載され「熱戦を制し、準々決勝へ駒を進めた佐藤二冠(右)と郷田九段」とのコメントが付されていることから、佐藤康光二冠が勝ったようである。

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2008年7月12日 (土)

コミック『あんどーなつ』全7冊読了

一昨日の記事で取り上げたTVドラマの原作コミック『あんどーなつ』。1、2巻がなかなか面白かったので、昨日の仕事の帰りに乗り換え駅の書店により、残る3巻から7巻までを一気に買ってきた。昨日の夜3巻から読み始め、今日の午前中で7巻まで読み終わった。

原作コミックは、小学館が隔週で発行している『ビッグコミックオリジナル』に連載中で、単行本がすでに7冊。(第7巻は2008年7月に発売されたばかり)すでに累計70万部の売り上げを記録しているという。
和菓子職人をめざす主人公の安藤奈津が、浅草の人々の人情に支えられながら、職人としての腕を磨き、人間的にも成長していく物語である。
奈津が勤める浅草の老舗和菓子店「満月堂」のライバル店が、満月堂が出入りしている茶道の家元への和菓子の商売を横取りするため、満月堂の評判を落とそうと数々の策を仕掛けてくるという大きなストーリーの流れがあるが、その中でも、奈津は常に前向きに生きている。
また、個々の話の中では、毎回、連載時の季節に応じた和菓子が取り上げられ、説明されている。また、各話のエピソードの中には、和菓子の材料となる粉が出来る現場を奈津が訪ねたり、和菓子の製法が詳しく記載されたりしていて、和菓子の材料となる粉の説明など、ちょっとした和菓子情報録にもなっている。

一方、TVドラマの方が、配役や話の内容が、NHKの朝の連続ドラマのようだと一昨日書いたが、放送される枠はTBSの月曜日の午後9時からの枠で、この時間帯は「水戸黄門」や「大岡越前」が放送されていた時間帯であり、先週までは「水戸黄門」が放送されており、「水戸黄門」の次回シリーズまでの繋ぎを果たす役割を負わされているという背景を考えると、『あんどーなつ』のような人情話が取り上げられ、ドラマ化されたのも納得がいく。
関東地区では、明日13日 (日)の午後3時から第1話の再放送もされるとのこと。「水戸黄門」と肩を並べるようなシリーズドラマになるかどうかは、今後の視聴率次第だろうが、古き良き昭和を描いたような話が、「水戸黄門」と交代でシリーズ化されるのも悪くないのではないかと思う。

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2008年7月11日 (金)

7月15日放送のNHK「プロフェッショナル-仕事の流儀」ライバルスペシャルで第66期将棋名人戦の森内俊之VS羽生善治戦が取り上げられる

新聞を見ていたら、NHK「プロフェッショナル-仕事の流儀」で第66期名人戦での森内俊之名人と羽生善治挑戦者の戦いぶりが、ライバルスペシャルという形で取り上げられるという記事が出ていた。

改めて、NHKのホームページを見てみると、放送予定は2008年7月15日(火)夜10時から。書かれている予告の内容を一部抜粋すると以下の通りだ。

二人は、同い年で同期。小学校4年生の時に将棋大会で出会って以来、20年以上に渡り共に戦ってきた「宿命のライバル」である。今回のプロフェッショナルは「ライバル」スペシャルと銘打ち、この2人の闘いに長期密着。
25才の若さで前人未踏のタイトル7冠全制覇を成し遂げ、常に将棋界をリードしてきた羽生と、将来を嘱望されながら結果を残せず、羽生に対する「劣等感」をばねに、強さを磨き続け、31才で初めてタイトルを獲得した森内。その後、羽生は森内に立て続けにタイトルを奪われ1冠にまで落ち込むなど、互いにきっ抗した戦いを続け、切さたく磨しあうなかで今回の名人戦を迎えた。
“光”と“陰”のように対照的な棋士人生を歩んできた二人が最高の舞台で、同じ対局、盤面(ばんめん)を前にどのように考え、互いを意識し、勝負に挑むか。二人の人生の歩みを織り込みながら、勝負師たちのドラマを描いていく。

羽生善治新名人は、この「プロフェッショナル-仕事の流儀」にちょうど2年前の2006年7月13日の第20回に「直感は経験で磨く」というタイトルで出演している。
この中で、彼が喋った「才能とは、一瞬のひらめきやきらめきではなく、情熱や努力を継続できる力だ」というフレーズは、20代から活躍し将棋界の第一人者として活躍する彼がトップの地位を維持し続けている理由を垣間見せた一言だったように思う。
いざ、我が身を振り返り、どれだけ仕事に情熱と努力を継続してきただろうかと反省させられる。

羽生名人が将棋界の顔としてたびたびマスメディアに取り上げられる一方で、将棋ファンとしては、森内俊之前名人はこれまであまり取り上げられることがなかった。今回の番組で、森内前名人の人間像がどれだけ語られるかも関心にあるところである。

いずれにしても、将棋ファンとしては見逃せない。

<追記2008.9.24>NHK「仕事の流儀」HPの7月15日放送分の紹介ページ

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2008年7月10日 (木)

TVドラマ「あんどーなつ」の原作コミックを読む

今週月曜日(2008年7月7日)からTBSで「あんどーなつ」というドラマが始まった。パティシエ志望の安藤奈津(貫地谷しほり)が、ひょんなことから老舗の和菓子店満月堂の職人梅吉(國村隼)の作る和菓子のすばらしさに惹かれ、弟子入りするところから、ドラマは始る。満月堂がある浅草を舞台にした人情ドラマでもある。
殺伐とした内容のドラマや、主演の俳優の人気だけで見せようとするドラマも多い昨今、NHKの朝の連続ドラマのような配役とあくまで人情をテーマにスートリーで見せようとするドラマで作りだった。

電車の中の吊り広告で、TVドラマ開始の告知との原作のコミックの告知が並べて行われていた。仕事の帰りに久しぶりに書店に寄ると、児童書・コミックの階には、TV放映が始まったこともあって、原作のコミックもまとめて並べてあった。原作は今のところ7冊出ているようで、まだ連載が続いているようである。

とりあえず、1巻と2巻を買ってきた。1巻を読んだ限りなかなか絵も丁寧で、話も面白い。7巻まで全部買って読破するのと、ドラマもしばらく見てみようと思っている。

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2008年7月 9日 (水)

一昨日の記事で800タイトル

このブログも2006年2月26日に書き始めて、一昨日の記事で800タイトルに達した。この1年半ほどは毎日何かしら書くようにしているので、3ヵ月余で100件のペースになる。600タイトルめが昨年の12月25日、700タイトルめが今年の3月31日、800タイトルめが7月7日というペースだ。最近は、当日の夜、うっかり寝てしまい、翌日の早朝に起き出して、前日分を書くということも増えてきた(今回も)。

700から800までの100の記事のタイトルを眺めながら、4月以降のトピックスを選ぶと、次のようなところだろうか。

1)将棋
羽生善治名人奪回、19世名人誕生
2)スポーツ
バレーボール日本代表、男女ともオリンピック出場決定
3)印象に残る作家、本
松岡正剛
福岡伸一『生物と無生物のあいだ』、『プリオン説はほんとうか』
酒井穣『初めての課長の教科書』
村山治『市場検察』
大沢真幸『不可能性の時代』
4)個人的なこと
将棋のアマチュア初段に挑戦開始
初めて西島三重子のコンサートに行く

次の節目900タイトルをめざし、1日1日書き続けることにしたい

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2008年7月 8日 (火)

将棋の第79期棋聖戦5番勝負第4局は、挑戦者の羽生善治名人が連勝、タイトルの行方は最終第5局に持ち越し

大山15世名人に並ぶ棋聖位7連覇の記録がかかる佐藤康光棋聖に羽生善治名人が挑戦する第79期棋聖戦5番勝負。佐藤棋聖2連勝のあと、羽生名人が1つ星を返し、今日(2008年7月8日)が4局め。先手番の佐藤棋聖としては、勝って防衛を決めたいところだったが、羽生名人の連勝で2勝2敗のタイとなり、タイトルの行方は18日に静岡県伊東市で行われる最終第5局に持ち越された。

将棋の内容は、先手となった佐藤棋聖が攻める激しい将棋。後手からの角交換のあと、佐藤棋聖は飛車を切って、銀・桂馬・香車をとる3枚換えを敢行。手にした角・銀・香を攻めに投入し、羽生陣に迫る。
一方、羽生名人も飛車取りに角を打ち、佐藤陣に成り込み馬を作り、さらに2枚の飛車が龍と成って、佐藤玉を追いたてる。
将棋盤の中心5五の地点まで佐藤玉が逃げたところで、だめ押しの金打ちに、佐藤棋聖の投了となった。

佐藤棋聖のこれまで6連では、第73期に当時の郷田真隆棋聖に2連敗のあと3連勝でタイトル奪取したのあと、5年連続防衛を果たしてきた。
うち3回は、丸山忠久棋王(74期)、森内俊之名人(75期)、鈴木大介八段(77期)と3連勝で防衛している。
しかし、第76期に羽生善治四冠(王将・王座・王位・棋王)の挑戦を受けた時は、やはりフルセットにもつれ込んで3勝2敗での防衛である。今回も2連勝後、2連敗でフルセットに。
佐藤棋聖が7連覇を達成するのか、羽生名人が勝って久しぶりの四冠となるのか、18日に決着がつく。

羽生名人は、その前の14日~15日には北海道の網走で前期深浦王位に奪われた王位のタイトルのリターンマッチとなる第49期王位戦7番勝負も開幕する。
この過密日程が、棋聖のタイトルの行方にどう影響するのであろうか。

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2008年7月 7日 (月)

『将棋世界』「初段コース」3回めの結果は4問中2問正解の200点、初段まであと2問200点

一昨日、『将棋世界』「初段コース」3回めの採点結果が返送されてきた。2回目の結果が1門正解のみと出来が悪かったので、3回めの時は、何回も並べなおして、納得するまで、考えて提出した。悪くても3問正解と思っていたが、結果は2問だった。

やはり、何事も有段者になるのは簡単ではないと言うことだろう。残りは2問。2問正解は、これまで3回の平均でもあり、できないレベルではない。何とか、4回めで決めたいと思っている。

羽生新名人の誕生で、免状の署名者は、森内名人・渡辺竜王の組み合わせから、羽生名人・渡辺竜王の組み合わせに変わった。どうせ、免状に署名してもらうなら、羽生名人の方がいいかなどと、8問正解に達する前から考えている。

いずれにしても、あと2問。今週末には、しっかり考えて応募しようと思う。

過去の関連記事
2008年4月6日:将棋のアマチュア初段のチャレンジ開始
2008年5月3日:『将棋世界』の「初段コース」の第1回応募の結果は4問中3問正解の300点
2008年6月10日:『将棋世界』「初段コース」2回めの結果は4問中1問正解の100点、初段まであと4問400点

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2008年7月 6日 (日)

朝日新聞の書評「マンスリー・ブックマーク」で松村由利子さんの『語りだすオブジェ』が紹介される

朝日新聞は日曜日に各種の書評を載せるが、今日(2008年7月6日)の書評の中の「マンスリー・ブックマーク」というコーナーで発売されて間もない松村由利子さんの『語りだすオブジェ』が紹介されていた。書いているのは、絵本や児童文学を手がける作家の高楼方子(たかどのほうこ)さん。

ある友人に短歌の情景を説明してもらったことがきっかけで、目からウロコが落ちる思いで、短歌を面白いと思うようになったとの前置きのあとで、

「著者(松村さん)は、言葉をしなやかに繰りながら、歌の背後にあるものを、ぐんぐん見えるようにしてくれる。その力ははっきりいってスゴイです」

と絶賛している。このコーナーの見出しの部分も、高楼さんのこの文章から「歌の背後を見せるすごい力」とのキャッチコピーがつけられている。

前作『物語のはじまり』、今回の『語りだすオブジェ』とも、洗練された無駄のない言葉で、歌の背後にある作者の思いを推し量る語りは、松村さんのもっとも得意とするところではなかろうか。

今後も歌人としての歌作りに加え、エッセイも書き続けてほしいものだ。

語りだすオブジェ―いつも、そこに短歌

松村由利子さんのブログはこちら→そらいろ短歌通信 松村由利子の自由帳

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2008年7月 5日 (土)

西島三重子が出演する西荻七夕コンサートWOMANS3を聴きに行った

今日は、午後から杉並区の西荻地域区民センターホールで行われた西荻七夕コンサートWOMANS3というコンサートを聴きに行った。 タイトルの通り、出演者は女性歌手3名が出演するコンサートで、3人が一同に会して歌うわけではなく、1人1時間ほどで、順に歌っていくというものだった。歌った順に、西島三重子、中沢厚子、本田路津子という顔ぶれだった。

私のお目当ては、もちろん、西島三重子。大学時代、5枚のLPをよく聴いたが、コンサートを聴きに行ったことはなく、本人を間近で見るのは初めてだ。
歌った曲は、「水色の季節の風」、「池上線」、「千登勢橋」、「1460日」。この4曲は、最初のレコード会社ワナー・パイオニアの時代の曲で、学生時代に何度も聴いた曲で、懐かしかった。高音の部分が伸びる独特の歌い方は健在で、聴き入ってしまった。
その後東芝EMI時代の「エピローグ」、最新のアルバムから「プレゼント」、「Bon Courage(ボン・クラージュ)」、最後の手話を交えた「おひさまのたね」という順だった。

西島三重子の枠が終わったところで、いったん10分の休憩が入り、その間、会場の外で、CDや著作の即売会や、サイン会もやるというので、ちょうど持っていっていた彼女の2冊目のエッセイ『わすれもの』を持って列に並び、サインをしてもらった。

その後、中沢厚子、本田路津子のステージもせっかくなので、聴いて帰ってきた。

3人に共通するのは、若い頃、フォークソングの歌手としてデビューし、ある程度活動した後、活動を歌手活動を休止し、再開しているところであろう。活動再開後の歌は、子育てや親の介護などがテーマとなったものもあり、それぞれに伝えたい思いがあり、歌を歌い続けているという印象を受けた。

西島三重子の場合は「おひさまのたね」という歌がそれにあたる。2002年のアルバム「夢のあとさき」の一曲として作られたこの曲は、子どもの健やかな成長を願うメッセージソング。
現在、彼女が住むのは、静岡県の御殿場だが、今日のコンサートでの本人の話では、静岡のガールスカウトで歌われるようになり、それが、沖縄のガールスカウトに伝わり、そこで今度は、手話付きで歌われるようになったという。今日のラストでも、自ら手話付きで歌を披露した。
歌ってくれる人のために、無料(ボランティア)で譜面を送っているという。

自分の生きる道を見つけた人の迷いのない力強さのようなものを感じたコンサートだった。

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2008年7月 4日 (金)

同窓会での宮崎美子のフィギアを巡る顛末

今日は、年に1回の高校の同窓会の東京地区の総会。今年から、同級生のS君が、会の菊企画に関わり司会の大役を務めるということで、同級生9人が応援に駆けつけた。

年に1回の東京地区の総会の目的の一つが、今春、大学に入学したばかりの卒業生を招待し、東京になじんでもらうという意味があるのだが、これまでは、年配の先輩諸氏と大学生の世代の隔たりは大きく、2極分化してしまっていたらしい。(とはいえ、私も東京に10年以上住んでいながら、今回が初参加なので偉そうなことは言える立場ではないが…)

ひょうなことから、東京支部の幹部と接することになったS君は、持ち前の企画力・行動力を遺憾なく発揮し、数々の企画を提案。その多くが採用され、ならば司会も君がという話になって、初参加ながら司会の大役を任されることになった。

そんな事情があって参加した東京地区の総会だが、会場でのんびりビールなど飲んでいると、突然、名前を呼ばれる。顔を上げると、高校・大学と同じ陸上部に在籍した、1年後輩のM君であった。陸上競技を題材にした佐藤多佳子の青春小説『一瞬の風になれ』をまだ読んでいないというので、これだけ陸上のことをよくわかって書かれた小説はないと改めて強く勧める。

会の進行も進み、今日の企画の目玉、オークションが始まる。同窓生の中の著名なタレントから、数々のグッズの提供を受け、オークションで参加者に買ってもらい、東京地区の同窓会の運営費の足しにしようという企画だ。
最初はウイスキーやブランデーなどのお酒類、ゴルフのドライバーやパターなども出品されている。さらに、ゴジラやウルトラマンなどのフィギアが登場する。
同窓会の財務の責任者である某先輩が、これは1000円でどう、こちらは2000円と声をかけ、最初に手をあげた人が落札である。

オークション品の中に、30年近く前に女優の宮崎美子のデビューとなったミノルタの一眼レフカメラのコマーシャルフィルムに出演した時のポーズ(ジーパンを脱いで水着姿になる)のフィギア(宮崎美子デビュー20周年の2000年頃に制作されたらしい。一時、宮崎美子のファンだったこともある私は「宮崎美子」と聞いたときには一瞬考えたが、「フィギア」と聞いて、手をあげるのをやめた。(写真集だったら多分応札しただろう。昔、彼女のグラビアが載った『GORO』を買った記憶がある)。果敢にも、応札したのは、先ほど私に声をかけてきた後輩のM君であった。

しかし、そのM君が2次会に行ってから、冷静になったのか、「これは。やっぱり、家に持って帰れない。誰かもらってくれませんか」と困った顔をする。窮地に陥った後輩を助けるのは先輩のつとめと思い、引き取ることにした。
金曜日深夜の混雑する電車の中、結構大きな箱を、周りに迷惑がられながら、家まで持って帰ってきた。さて、家族になんと言われるのかわからないが、「人助けをしたのだ」と説明しようと思っている。

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2008年7月 3日 (木)

池田あきこ『ダヤンの路地裏ねこ歩き』を読む

猫のダヤンを主人公にした絵本が話題の絵本作家の池田あきこが書いた、イラスト入りの東京散歩ガイドブックである。先週、家の近くの書店で『蒼路の旅人』を見つけたときに、目についたのであわせて買ってきた。
通勤の行き帰りで気楽に読んだ。

ダヤンの路地裏ねこ歩き

取り上げられているのは、築地、深川門仲、人形町、浅草、谷中・千駄木、本郷、柴又、神楽坂、四谷、新宿、井の頭公園(吉祥寺)、江ノ電(鎌倉)。
江戸情緒を残すところが多く取り上げられている。読んでいると、東京に長年住んでいながら知らないことも多い。
たとえば、神楽坂はフランスの香りがするとあるが、それはもともと、神楽坂に「日仏学院があったから」という話が書かれている。普段着を着て、スケッチブック片手にスケッチをしながら、小耳に挟んだ町の話題がさりげなく織り込まれていて、そこが普通のガイドブックにはない魅力になっている。

これまで訪ねたことがあるところもあるが、土日を使って、取り上げられているところを改めて、巡ってみるのも悪くないと思っている。

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2008年7月 2日 (水)

将棋の第79期棋聖戦5番勝負第3局は、挑戦者の羽生善治名人が佐藤康光棋聖に勝ち、カド番をしのぐ

第1局で『ウェブ進化論』の著者梅田望夫氏が観戦記を書いたことで注目された今期(第79期)の棋聖戦も、佐藤康光棋聖の2連勝を受け、今日(2008年7月2日)が第3局。今日、佐藤棋聖が勝てば3-0で防衛が決まる。

一昨年度(2006年度)は、5期連続タイトル挑戦をしながらも羽生三冠(当時)には3タイトル連続で敗れた佐藤棋聖。しかし、5戦目の棋王戦で森内名人・棋王(当時)から棋王位を奪い、二冠となった。今年の年初の行われた棋王戦の防衛戦では、挑戦者となった羽生二冠(当時)に2勝1敗とリードされたところから、2連勝し、3勝2敗でタイトル防衛に成功した。
棋聖戦での2連勝とあわせ、佐藤棋聖にとって対羽生戦4連勝は、初めての事らしい。(羽生名人の側は、過去には対佐藤戦12連勝という記録もある。=「玲瓏:羽生善治(棋士)データベース」より)

将棋は、中原16世名人が第一人者として君臨していた昭和50年代には盛んにタイトル戦で戦われた相矢倉模様に。後手の佐藤棋聖側は、玉を矢倉の囲いの中に入れないまま、戦うという新趣向を見せたが、羽生名人の攻めに受けきれず、投了となった。勝てば防衛が決まるという大一番で、「一度はやってっみたかった」という新趣向を取り入れるあたりは「新手の佐藤」の面目躍如というところだが、そのような冒険が出来たのも、2連勝しているという余裕と、後手という不利な立場なので、勝てばよし、負けてもいたしかたないというシリーズ5戦全体の中での戦略だったのかも知れない。

次回第4局は、来週7月8日(火)に松山市で行われる。先手番となる佐藤棋聖にとっては、2勝2敗のタイに追いつかれる前に、有利な先手番で決めてしまいたいところ。防衛が決まれば、7連覇となり棋聖戦の歴史では、大山15世名人の記録と並ぶ偉業となる。
決めたい勝負で、「新手の佐藤」がどのような戦い方を見せるのか、楽しみである。

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2008年7月 1日 (火)

上橋菜穂子著『蒼路の旅人』を読み終わる

上橋菜穂子著「守り人&旅人シリーズ」の第7巻『蒼路の旅人』を先週末に、家の近所の書店で見つける。旅人シリーズは、かつて女用心棒バルサに命を助けられた新ヨゴ皇国の皇太子チャグムが主人公の物語である。

蒼路の旅人 (偕成社ポッシュ 軽装版)

チャグムも15歳を迎え、皇太子として国の重要な会議にも関わるようになってくる。皇太子としてチャグムの人気が出てくる一方、弟トゥグムも生まれ、帝である父からは疎んじられ、国の上層部では、チャグム派とトゥグム派に分かれて、派閥争いの兆しも見え始める。
かつてチャグムが外交使節として訪ねた(『虚空の旅人』)隣国サンガル王国は、海を隔てた南方のタルシュ帝国に攻められ戦争が始まっている。
今回の『蒼路の旅人』は、そのサンガルの王から新ヨゴ王国に援軍を求める書簡が届くところから、物語が始まる。
対応策を協議する御前会議で思わず父である帝に意見するチャグム。チャグムの母方の祖父で、宮廷でのチャグムの支援者であるトーサ海軍大提督とともに、援軍として送られることになった船団に加わることを帝から命じられてしまう。

援軍の依頼そのものが、すでにタルシュ帝国に寝返ったサンガル王国の罠かも知れないと懸念される中、祖父トーサ提督とともにサンガルに向けて出航するチャグム。
船には、チャグムの護衛という名目で乗船しているものの、何か事が起きれば、帝からチャグムの暗殺を命じられているに違いない「王の盾」の2人もいる。
チャグムは死を覚悟して旅に出るが、そこには彼自身が思いもしなかった、困難が待ち受けていた…。

本作は、いずれは帝となり国を預からなければならない皇太子チャグムの自らの宿命をどう受け止めるかという物語であり、少年が大人へと成長していく物語でもある。軽装版の解説を書いた著者と同い年の作家佐藤多佳子は、「シリーズ十巻の中では、私は、この『蒼路の旅人』が一番好きだ。(中略)最大の魅力は、やはり、皇子チャグムが繊細な少年から、もがき苦しんで脱皮して、心身ともに強靱な若者にかわりつつある、その課程のみずみずしさだ。チャグムは、シリーズ全編にわたって、大きな困難に立ち向かい、ぎりぎりのところで打ち勝っては成長していくことを運命づけられている登場人物だが、その変化がいちばん鮮やかで印象に残るのが、この『蒼路の旅人』である。」(『蒼路の旅人』軽装版385ページ)と述べている。
私はまだシリーズ7冊しか読んでいないが、まさにこの解説の通りだと思う。繊細な少年から強靱な若者への成長譚と言えば、ゲド戦記の第1巻『影との戦い』にも通じるものがあるし、また陸上競技を舞台の一人の少年の成長を描いた佐藤作品『一瞬の風になれ』とも、ファンタジーとスポーツ小説という舞台の違いはあれ、深いところでは共鳴しているように思う。

読み始める前の期待を裏切らない、いや期待以上の作品であった。

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