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2008年7月16日 (水)

森内俊之九段vs木村一基八段戦で第67期A級順位戦1回戦終了

昨日(2008年7月15日)は、将棋の話題が重なった日だった。

昨日の記事に書いた深浦康市王位に羽生善治名人が挑戦する第49期王位戦7番勝負第1局の2日め。
一方、羽生に名人位を奪われた森内俊之九段が、A級順位戦1回戦の最終の第5局に登場した。相手は、A級2期目を迎える木村一基八段。

さらに、NHKテレビでは、「プロフェッショナル-仕事の流儀」で、先日終わったばかりの第66期名人戦での森内名人vs羽生挑戦者の戦いが放送される。昨日は、飲み会があって見ることができないのがわかっていたので、ビデオに録画して今日、見た。これまで、メディアに登場することが少なかった森内前名人についても、しっかりインタビューされていた。「若い頃は、定跡をとことん研究し、完璧な手を指そうとしていて、しかし思ったほど結果がついてこなかったが、人間だからミスや失敗もあると思い、完璧主義から離れ、自分らしい将棋、自分の指したい手を指すようになって、勝てるようになった」という趣旨の話があって、森内前名人の知らなかった一面が知ることができた。

その森内俊之前名人(九段)と木村一基八段のA級順位戦の将棋は、先手の森内九段が果敢に攻める。しかし、序盤の駆け引きの中で、森内九段は飛車を切って攻めのスピードを上げるが、駒の損得では飛車と桂馬の交換になっており、厳しい。木村八段は優勢を意識していたに違いない。木村八段は、取った飛車も使い重厚な攻めを仕掛ける。
しかし、森内九段も、辛抱しながら決め手を与えない。途中、早めに自玉を早逃げする。一方の木村玉は、桂馬や歩を駆使した森内の攻めに、守り駒の要の金銀を剥がされて、お寒い状態に。
森内九段が着々と木村玉の包囲網を狭めているのに対し、木村八段は早逃げして守りが堅くなった森内玉を攻めきれず、投了に追い込まれた。明らかにリードしていただけに、納得のいかない敗戦だっただろう。

これで第67期A級順位戦1回戦が全て終了。対局日の順に示すと以下の通りだ。(左側が先手)

6月11日 藤井 猛九段●vs○谷川浩司九段
6月17日 佐藤康光二冠○vs●鈴木大介八段
6月19日 三浦弘行八段●vs○丸山忠久九段
6月20日 深浦康市王位●vs○郷田真隆九段
7月15日 森内俊之九段○vs●木村一基八段

よく見ると、第1局の藤井vs谷川戦を除き、残りの4局は九段対八段の対戦となっており、しかも全て九段の側が勝っている。

昨年のA級は前半で、順位が7位の久保八段、8位の三浦八段を除き、順位が奇数の棋士に白星が集中、偶数の棋士に黒星が集まり、4回戦を終了した時点で2勝2敗の相星がなく、3勝1敗以上の上位グループと1勝3敗以下の下位グループにはきっり分かれるという珍しい展開になった。
今日の結果は、今期のA級順位戦での八段棋士の受難を予告しているのだろうか。今後の展開をウォッチしていきたい。

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