第21期竜王戦挑戦者決定三番勝負は、羽生善治名人が木村一基八段に先勝。永世竜王をかけた戦いまであと1勝
第21期竜王戦の決勝トーナメントも、今日(20098年8月29日)から挑戦者を決める三番勝負が始まった。羽生名人は、糸谷哲郎五段、深浦康市王位、丸山忠久九段を破り決定戦進出。木村八段は 阿久津主税六段、郷田真隆九段を破っての決定戦進出である。木村八段は昨年の続き、2年連続での挑戦者決定三番勝負進出である(昨年は、佐藤康光二冠に1勝2敗で敗れた)。
羽生名人の先手となった第1局は、相矢倉模様の展開。どこかで見たような駒の配置ではないかと思っていたら、先日終わったばかりの第49期の王位戦第5局の羽生vs深浦戦と途中44手目ででは全く同型となり、55手目までは同局とまったく同じ展開で進んだようだ。羽生名人は、矢倉からさらに穴熊に囲い、自玉をがっちりと固めて、攻めかける。56手目に、木村八段が、羽生vs深浦戦とは手を変え、違った将棋になった。
羽生名人の攻めは途切れることなく、木村玉を追い立てる。途中、木村八段も手駒の飛車を羽生陣に打ち込み羽生玉を狙うが、羽生名人は金打ちで穴熊を補強し、簡単には崩れない形として、再び猛攻に出た。190手を超える長手数の勝負となったが、最後は木村八段が投了し、羽生名人が挑戦者まであと1勝とした。
(棋譜はこちら→http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/080829.html)
羽生名人が残り2局であと1勝し、挑戦者となれば、昨年度末の棋王戦への第33期棋王戦への挑戦から始まって、羽生名人は以降7つのタイトル戦に全てにタイトルホルダーか挑戦者のどちらかで、登場することになる。
羽生名人は、まだ、年間で現役七冠復帰と7期めの竜王位を獲得による永世7冠達成の両方の可能性を残している。一将棋ファンとしては、歴史的な場面を見てみたいという気持ちと、いくらスーパースターとはいえ、一人でタイトル独占では面白くないという思いが交錯する。あとは、結果を待つしかない。
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