第58期王将戦2次予選2回戦、郷田真隆九段が高崎一生四段を破り、挑戦者リーグ入りまであと1勝
昨日(2008年8月5日)行われた第58期王将戦2次予選2回戦で郷田真隆九段が、1次予選から勝ち上がって来た高崎一生四段を破って、挑戦者リーグ入りまであと1勝とした。次は藤井猛九段対山崎隆之七段の勝者と対戦する。
それに勝てば、羽生善治王将への挑戦者を決める定員7名の挑戦者決定リーグ入りが決まる。
郷田九段は、長らく王将戦挑戦者決定リーグの常連だったが、前期はリーグ入りを決める一戦で深浦康市王位に敗れ、リーグ入りを逃した。今期は、リーグ復帰を果たし、挑戦者となってもらいたい。(速報)
王将戦の挑戦者決定リーグ戦は7人で争われ、優勝者が挑戦者となり、挑戦者を含む上位4人がリーグに残留(挑戦者がタイトル奪取に成功した場合は、前王将が残り3名とともにリーグに参加)、下位3名がリーグから陥落する。
翌年度のリーグ入り3名を決める2次予選は、6人で争うトーナメントが3つ組まれ(合計18名)、前期のリーグ陥落者がシードされるほか、タイトルホルダー、永世称号保有棋士、A級棋士が2次予選からの登場となるようだ。そのため、残りの全棋士のトーナメントで争われる1次予選からの2次予選への出場枠は、王将タイトル保有者、リーグ残留者4名、前期リーグ陥落者の3名以外にどれだけ2次予選シード対象者がいるかによって変わってくる。
今回の第58期の場合は、上位から羽生王将、リーグ残留が久保八段、佐藤棋王、森内九段、丸山九段の4名、前期リーグ陥落3名が深浦王位、谷川九段、藤井九段の3名となっている。そのため他の2次予選シード対象は陥落3名に加え、渡辺竜王、中原16世名人、A級棋士では郷田九段、三浦八段、木村八段、行方八段の計9名となり、1次予選の勝ち抜き枠は18-9=9名となっている(過去の1次予選枠は第57期10名、第56期8名、第55期8名)。
そのため順位戦でC級、B級に在籍し2次予選のシード資格ない棋士がリーグ入りにたどり着くには、15名から16名毎に組まれる1次予選トーナメントを勝ち上がった上で、A級棋士・タイトルホルダーなど強豪棋士ばかりの2次予選をも突破しなければならず、相当に狭き門である。最近では、第54期の阿久津五段(当時)、第56期の行方七段(当時)などわずかである。
郷田九段は、プロ棋士四段になったのが1990年であるが、王将戦リーグには第43期(1993年度)~第45期(1995年度)の3年連続でリーグ入り、その後3年間リーグ入りを逃した。第49期(1999年度)から再び名を連ね、第56期(2006年度)まで8年連続でリーグ入りしている。
最初リーグ入りを果たした第43期(1993年度)は、 1992年に四段で王位のタイトルを獲得したことで、2次予選からのシードとなり、リーグ入りを果たしたのであろう。その後2年間は並みいる強豪の中でリーグ残留を勝ち取ったようだ。2度目の第49期(1999年度)は、前年(1998年)に二度目のタイトル棋聖を屋敷伸之棋聖から奪取していることから、2次予選からの出場し、リーグ入りを果たしたようである。以後は残留ないし前期リーグ陥落者として2次予選シードからの勝ち上がりを繰り返し、8年間リーグ入りを続けてきた。
第52期(2002年度)のリーグでは4勝2敗の好成績で前王将の羽生竜王(リーグ1位)と同成績のリーグ2位となり、2人による挑戦者決定戦となったが、惜しくも敗れ挑戦はならなかった。
そろそろ、挑戦者になってもいい頃ではないかと、ファンは期待している。
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