将棋第67期順位戦B級1組は4回戦を終え、全勝がなくなり混沌とした状況に
定員13名でA級昇級の2つの枠を争うB級1組。1年かけて13名の総当たりリーグ戦を戦う。
昨日(2008年8月1日)は、王位戦の第3局と並んでそのB級1組の4回戦が行われた。組み合わせは次の通り。
【東京】
▲行方尚史八段(1勝2敗)-△杉本昌隆七段(2勝1敗)
▲高橋道雄九段(1勝2敗)-△森下卓九段(2勝1敗)
▲渡辺明竜王(1勝2敗)-△北浜健介七段(1勝1敗)
△阿部隆八段(1勝2敗)-▲屋敷伸之九段(2勝0敗)
△堀口一史座七段(1勝2敗)-▲井上慶太八段(2勝1敗)
【大阪】
▲畠山 鎮七段(1勝1敗)-△山崎隆之七段(1勝2敗)
<久保利明八段(2勝1敗)は抜け番>
定員が奇数なので、毎回、順に1人だけ対局のない棋士がおり、それが「抜け番」と呼ばれている。
すでに、3回戦を終えた時点で3連勝の棋士はおらず、3回戦が「抜け番」だった2連勝の屋敷伸之九段が全勝を守れるかどうかも、ひとつのポイントだった。
6局の対局のうち、渡辺竜王vs北浜七段戦が「持将棋(引き分け)」による指し直しとなり、指し直し局は日付が変わった8月2日午前1時49分に開始、空が明るくなった午前4時55分に終わった。 すでに持将棋となった対局を1日午前10時から2日の午前1時19分まで戦った上で、30分休憩が入るとはいえ更に約3時間。並の体力と集中力では勤まらないだろう。(この2日に渡る激戦は、渡辺竜王が制した)
各局の結果は以下の通りとなった。
畠山鎮七段(1勝2敗)●-○山崎隆之七段(2勝2敗)
高橋道雄九段(2勝2敗)○-●森下卓九段(2勝2敗)
屋敷伸之九段(2勝1敗)●-○阿部隆八段(2勝2敗)
井上慶太八段(3勝1敗)○-●堀口一史座七段(1勝3敗)
行方尚史八段(1勝3敗)●-○杉本昌隆七段(3勝1敗)
北浜健介七段(1勝2敗)●-○渡辺 明竜王(2勝2敗)
2連勝だった屋敷九段が阿部八段に敗れ、全勝が消えた。
現時点での昇級レースを、勝ち星に並べると
3勝1敗
井上慶太八段(8)、杉本昌隆七段(9)
2勝1敗
久保利明八段(1)、屋敷伸之九段(13)
2勝2敗
高橋道雄九段(3)、渡辺明竜王(4)、阿部隆八段(5)、森下卓九段(10)、山崎隆之七段(12)
1勝2敗
畠山鎮七段(6)、北浜健介七段(8)
1勝3敗
行方尚史八段(2)、堀口一史座七段(7)
すでに、全勝も全敗もいなくなり、4回戦終了時で全勝(4勝2名、3勝1名)が3名、全敗1名がいた前期とは様相が違っている。
この13名の中から、誰が抜け出してA級の2つの椅子を手にするのか、また心ならずもB級2組への降級することになるのは誰か、まだまだどちらも全員に可能性があると言えるだろう。
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