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2008年8月30日 (土)

「神楽坂のキャピタリスト」ことmacky先輩の話

昨日は、かつての職場の先輩である「神楽坂のキャピタリスト」ことmacky-junさんに時間をもらい、mackyさんのホームグラウンドである神楽坂で、夕方から飲んだ。

数ヶ月前に、当時の上司二人が会社で常務と執行役員になったお祝いの会があり、「最近、大学で教えているんだ」という話をされていたので、ぜひ一度詳しく話を聞きたいと思って、では、お互いの夏休みが終わった頃に「暑気払い」で一度飲みましょうと約束をしていたのだ。
(しかし、この数日東京も一気に涼しくなり、「暑気払い」という感じでもなく、おまけに昨夜の東京は雷雨で雷鳴を聞きながら、2軒はしごをして、ずいぶんお酒を飲み、大いに語り、今日は朝から講演会を聴きに行かなければならないというのに、すっかり酔っぱらってしまった。)

mackyさんは、現在、ベンチャーキャピタルで働いていて、新興企業の株式を取得する仕事をしている。
首尾良く投資先が株式公開を果たせば、そのキャピタルゲインの幾ばくかは自らの報酬となって跳ね返ってくるし、逆に投資先が倒産して保有した株式が紙くずとなった場合はそのロスも、やはり幾ばくかは負担しなければならないということで、常に結果を求められる仕事である。
「神楽坂のキャピタリスト」は、mackyさんが綴っているブログのタイトルで、ブログでは、ベンチャーキャピタルに関連した話題のほか、組織人としての生き方など日々感じたことを綴られている。自分と同じ組織の中で過ごしてきた同世代の先輩に生き方・考え方がうかがえるので、時々訪ねては、読ませてもらっている。(8月はもっぱら北京オリンピックでの日本選手の活躍について熱く語られている)

大学で教えているという話は、mackyさんの大学時代の同級生の中に、サラリーマンから某私大の教授に転職した知り合いがいて、その友人から声がかかったとのこと。現在の職場、大学の都合等を調整した結果、昨年の下期、社会人大学院で10名ほどを相手に毎週土曜日に12回のカリュキュラムで、ベンチャー投資につき教えたとだった。
現役の「プロフェッショナル」が、これから「プロフェッショナル」を目指す人たちを教えるということであろう。
自分もいずれは、人を教える仕事に就きたいものだと思いながら、macky先輩の体験談を聞かせてもらった数時間であった。
「大学から得る報酬からすればとても割に合わない」し、「人を教えるためには自分が一番勉強しないといけない」とのことだったが、それでもmacky先輩は充実しているように見えた。
近々、2年目の講義が始まるそうである。

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