気にかかる中原誠十六世名人の休場
将棋連盟ホームページのお知らせ欄に、立て続けに次のような気がかりなニュースが載った。中原誠十六世名人についてである。
まず、2008年8月のこと。
中原誠十六世名人の不戦敗に関する件(8/13)
中原誠十六世名人(60歳)の体調不良により、来る8月21日に予定していた棋王戦本戦(対木村一基八段戦)が不戦敗と決まりました。
8月12日の対局後の午後5時頃、体調不良を訴え東京都内の病院に緊急入院したところ、脳出血と診断されました。
現時点では意識も正常で快方に向かっておりますが、大事をとって対局はいたしません。
その後の対局について、中原十六世名人は「対局をしたい。」と話しています。
さらに一昨日になって次のような発表があった。
中原誠十六世名人の休場について(9/25)
脳出血により療養中の中原誠十六世名人(61歳)から平成20年9月16日付で休場届が提出されました。休場期間は平成21年3月31日までとなります。
尚、9月26日に予定されていました第58期王将戦二次予選(対 高橋道雄九段戦)につきましては、不戦敗となります。
中原16世名人と言えば、1970年代から90年代の初めまで将棋界のトップとして活躍したスター棋士である。タイトル獲得64期(うち名人15期)、16世名人のほか、永世十段、永世棋聖、永世王位、名誉王座の5つの永世称号も有している。これまでの公式戦の通算成績は、対局数2090、1308勝779敗、勝率0.6267を誇る。最近でこそ、順位戦からは退きフリークラス棋士となり、羽生世代のタイトルホルダーには分が悪かったが、今期は、竜王戦1組の5位決定トーナメントで森内俊之名人(当時)と佐藤康光二冠を続けて破り、羽生現名人との5位決定戦まで駒を進めた。また、TV棋戦の銀河戦では、その羽生名人も破り、羽生名人の決勝トーナメント進出を阻み、まだ衰えていないところを後輩棋士の示したところだった。
当初は、棋王戦のみの欠場で、1ヵ月程度で復帰との感じだったが、久しぶりの王将戦の挑戦者リーグ入りを賭けた高橋道雄九段との対戦は不戦敗となり、以降来年3月末まで休場し、療養することになった。
将棋は、脳にもっとも負担のかかる競技だろう。脳出血の回復がどの程度で、後遺症はないのか、長時間に及ぶ将棋の対局に耐えうるのか。まずは、大事をとって健康回復に努めるということだと思うが、気になるところである。
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