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2008年9月 1日 (月)

福田康夫総理大臣、まさかの辞任会見

政治ネタは、ブログには書かないことにしているのだが、さすがに今日の福田総理大臣の辞任会見には驚いた。

部屋でパソコンに向かっていたら、リビングにいた次女が「父さん、福田総理が辞任だって」と言う。「エー!」。リビングに行くと、テレビに映った福田首相が、淡々と辞意表明の会見をしているところだった。1年前の安倍首相の辞任会見の再放送を見せられているような気分になった。(安倍首相の辞意表明は2007年9月12日)

衆議院は自民・公明連立政権で過半数を確保しているものの、参議院では民主党を中心とした野党が過半数を握っているので、衆議院の優越が定められている予算と条約以外は、参議院が反対したらどんな法案も成立しない。再度、衆議院で2/3の賛成での再可決という強行手段もあるが、僚友・公明党が難色を示し、使えない。
もともと、福田首相が安倍前首相から政権を引き継いだ時、すでに、日本の政治状況・政権構造は閉塞状況にあったが、そこにサブプライム問題、原油高騰など難問が次々と現れ、福田首相としては、手枷足枷の中、やりたいことは何もできず、嫌気がさしたというところだろうか。

しかし、辞める気だったのなら、なぜ内閣改造などやったのだろうと思う。福田改造内閣の発足が2008年8月2日。それから1ヵ月で、改造の主役である首相が辞任したのでは新内閣の閣僚は浮かばれない。
あるいは、再選が決まった民主党小沢党首を相手に、迫り来る衆議院選挙を福田改造内閣では戦えないということが、自民党内でも明らかになって誰かに、「辞めるなら今しかない」と印籠を渡されたのだろうか。

この内憂外患の多事多難なおり、いまの日本の閉塞状況を打破できる政治的な選択肢は、自民・民主の大連立による挙国一致内閣しかないのではないか。でも、小沢民主党があくまで、民主単独政権を目指して首を縦に振らなければ、この混乱はまだまだ続くということだろう。
残る可能性は、与党が政権運営に行き詰まったのだから、野党第1党に政権を渡し、選挙管理内閣を組織させ、対案を立案させ、国民の前に示した上で、衆議院の解散・総選挙で民意を問うということかも知れない。そこで、民主党がこの閉塞状況を打破できるような対案が示せるのであれば、自民党も下野するべきであろう。
選挙民が参議院で民主党に過半数を与えたことに帰結は、民主党にこの国の政権を任せてみるということしかないのかも知れない。

いずれにせよ、次の衆議院選挙の結果が、この国の当面の舵取りを誰にするかを決める分岐点になるだろう。そこで、選挙民がどちらを選ぶのか、民主党が勝てばすんなり民主党政権だし、自民・公明連立政権が勝つのであれば、その時は自民・民主の大連立しかないだろう。選挙民としても、今まで以上にこれからの自民・民主の主張と行動をよく聞き、よく見ておかなければならないと思う。

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