« 永世竜王位を賭けて渡辺明竜王と羽生善治名人が激突する第21期竜王戦七番勝負始まる | トップページ | 西島三重子のワーナーパイオニア時代の新しいベスト盤『西島三重子スーパーベストコレクション』を購入 »

2008年10月20日 (月)

第21期竜王戦七番勝負第1局パリ決戦は、挑戦者羽生善治名人の勝利

昨日は終局まで見届ける元気が残っておらず、今朝、起きたところで、竜王戦第1局の棋譜を確かめる。結果は、後手の羽生名人が92手目を指したところで、渡辺竜王が投了している。パリ時間で19日(日)の18時15分。日本では今日20日(月)の1時15分と記されている。

棋譜と中継ブログにざっと目を通した限りでは、羽生名人の大局観の勝利。自らの強さ、格の違いを14歳年下の渡辺竜王に見せつけたという印象を受ける将棋だった。
後手羽生名人の一手損角換わりの戦型に対し、矢倉から穴熊に組み替えて自玉の守りを堅めた渡辺竜王が、2筋の突破に成功し、手持ちの角を▲2三角と打ち込んで角と金・桂馬の2枚替えの上、飛車成りに成功して、序盤から中盤の駆け引きでは素人目には明らかに渡辺竜王優勢に見える展開だった。その後、羽生名人が放った攻防の△6四角打ちに渡辺竜王が長考。感想戦で、渡辺竜王が「角を打たれてみて、(自分の側に)手がないので唖然とした」と語っているように、ここからは羽生名人ペースだったようだ。
よく要所要所で相手の意表を突いて形勢を逆転させる羽生名人の勝負手に「羽生マジック」という言葉が使われるが、渡辺竜王としてもこれと言った悪手を指した訳でもないのに、羽生名人の完勝だったという意味でこの1局全体が「羽生マジック」のようにも見える。

永世竜王位を賭けた大勝負の初戦は挑戦者羽生名人が勝ち取り、永世七冠に向け大きな一歩を記した。先手番の第1局を完敗で落とした渡辺竜王は、どう立て直してくるだろうか。今後の展開から目がはなせないシリーズになりそうだ。

第1局の棋譜
http://live2.shogi.or.jp/ryuou/kifu/081018.html
竜王戦中継ブログ
http://kifulog.shogi.or.jp/ryuou/

|

« 永世竜王位を賭けて渡辺明竜王と羽生善治名人が激突する第21期竜王戦七番勝負始まる | トップページ | 西島三重子のワーナーパイオニア時代の新しいベスト盤『西島三重子スーパーベストコレクション』を購入 »

将棋」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/168560/42846667

この記事へのトラックバック一覧です: 第21期竜王戦七番勝負第1局パリ決戦は、挑戦者羽生善治名人の勝利:

» 竜王戦、羽生名人が先勝、ほか。 [メタボとさよならをめざすブログ]
このエントリーは、将棋の話だけです。19日(日)の分をまとめて書きます。 【NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第9局】 仕事が入っていたので、終局間際からの観戦となりました(後で録画見ます)。      ▲福崎文吾 九段 vs △佐藤康光 NHK杯(棋王) の一局は、佐藤NHK杯の勝ち。 一瞬、「あれ、佐藤棋王、今パリにいるんじゃなかったの?」などと錯覚しちゃいました。もちろん録画なのは知ってますが 【第17回1DAYトーナメント「Tefu CUP」】 もう17回目を数えた、「1DA... [続きを読む]

受信: 2008年10月20日 (月) 10時59分

« 永世竜王位を賭けて渡辺明竜王と羽生善治名人が激突する第21期竜王戦七番勝負始まる | トップページ | 西島三重子のワーナーパイオニア時代の新しいベスト盤『西島三重子スーパーベストコレクション』を購入 »