将棋第21期竜王戦七番勝負第2局も挑戦者羽生善治名人が渡辺明竜王を破り2連勝
昨日(2008年10月30日)、今日(10月31日)の2日にわたり、北海道の洞爺湖畔で行われた第21期竜王戦七番勝負第2局は、先手番の挑戦者の羽生名人が渡辺竜王を破り2連勝とした。
相矢倉の将棋は、後手の渡辺竜王が端攻めを狙う展開。駒損と引き替えに、手番を持って先攻し、羽生玉の矢倉囲いをバラバラのすることには成功するが、一気に詰ますまでには至らない。一方、羽生玉と対峙する形の渡辺陣の左側6筋から9筋のの銀・桂馬・香車・歩が全て、飛車・角も捌けた反面、渡辺陣の6筋~9筋にスペースができたため、羽生名人はその空間に飛車を打ち込み、渡辺玉の矢倉囲いを横から攻める。
一時、羽生優勢と言われた局面を、渡辺竜王の頑張りで一手違いのところまでは挽回したものの、最後は羽生名人の寄せがまさり、渡辺竜王の投了となった。
これで、羽生名人の2連勝。自らが先手番で迎える第3局で、渡辺竜王が勝って、星をひとつかえせるかどうか。第3局も敗れるようだと、渡辺竜王の防衛もかなり苦しくなるだろう。
過去に羽生名人が登場したタイトル戦の結果について、「将棋タイトル戦」のホームページでざっと眺めて見ると、7番勝負の場合、羽生2連勝でスタートしたシリーズ挑戦であれ、防衛戦であれは全て勝利している。 5番勝負では、唯一棋王戦13連覇がかかった第28期棋王戦(2002年度)での挑戦者丸山忠久九段との5番勝負だけが、2連勝後、3連敗でタイトル防衛に失敗し、連覇が途切れている。
一方、渡辺竜王は前々期の第19期竜王戦七番勝負でも、挑戦者の佐藤康光棋聖(当時)に2連敗を喫しながら、その後3連勝。最終的にフルセットの末、4勝3敗で防衛した経験もある。今回、羽生名人を相手にそれが再現できるかどうか、渡辺竜王の真価が問われる。
第2局の棋譜は→こちら
| 固定リンク | 0
「将棋」カテゴリの記事
- 第65期王将戦七番勝負第1局、郷田真隆王将が最強の挑戦者羽生善治名人に完勝(2016.01.11)
- 第64期王将戦就位式、祝・郷田真隆王将!(2015.05.19)
- 郷田真隆九段、44歳で5回目のタイトル王将を獲得(2015.03.29)
- 郷田真隆九段、2つの三度目の正直で王将挑戦へ(2014.12.26)
- 第27期竜王戦、郷田真隆九段、今年もランキング戦1組4位で決勝トーナメント進出(2014.05.31)
この記事へのコメントは終了しました。

コメント