第34期棋王戦挑戦者決定トーナメント3回戦で羽生善治名人が久保利明八段に敗退し棋王戦挑戦の可能性消える
今朝、将棋連盟のホームページの2008年10月2日の対局結果速報を見て、王将戦挑戦者決定リーグの1回戦についての記事を書いたが、王将戦の森内俊之九段vs佐藤康光棋王戦の一行上に書かれていた棋王戦挑戦者決定トーナメント3回戦の羽生善治名人vs久保利明八段戦の結果を見落としていた。
書かれている結果は、「●羽生-久保○」で後手番の久保八段の勝ち。棋王戦はベスト4まで進めば敗者復活戦のシステムがあるが、まだ、3回戦で勝ち残った16名を8名に絞る段階なので、ここでの負けは、棋王戦での挑戦権獲得の可能性がなくなったことを意味する。
第21期竜王戦の挑戦者決定の9月半ばまで神懸かり的な快進撃を続けていた羽生名人も、深浦王位へのリーターンマッチに3勝4敗で敗れ深浦王位にタイトル防衛を許したことで、これまで張りつめていた糸が若干緩んだのか、昨年度は王座戦・王将戦の2つのタイトル戦で7勝1敗、年間でも10勝1敗と力の差を見せつけた久保八段に敗れた。
前期の王将戦から続いてきた羽生名人のタイトル戦の連続登場も、今期の王将戦までの8で途切れることになった。
羽生敗退後の棋王戦の挑戦者決定トーナメントに勝ち残ったベスト8を、準々決勝の組み合わせで並べると
阿部隆八段vs渡辺明竜王
鈴木大介八段vs木村一基八段
深浦康市王位vs橋本崇載七段
阿久津主税六段vs久保八段
の8人となっている。
A級棋士が中心だった王将戦の挑戦者決定リーグと重なっているのは、このタイトルを持つ佐藤康光棋王を除けば、深浦康市王位だけで、渡辺竜王を筆頭に橋本七段、阿久津六段と次世代を担う若手も名を連ねている。
ベスト8に残った中で、佐藤棋王とタイトル戦を戦った経験があるのは、渡辺竜王を鈴木大介八段の2人だけであり、残りの6人の中から挑戦者が出れば、新たな顔合わせとなる。この8人の中から誰が勝ち残るかも、興味深いところだ。
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