将棋第50期王位戦予選6組準決勝、郷田真隆九段が小倉久史七段を破り挑戦決定リーグ入りまであと1勝
昨日(2008年12月1日)、第50期王位戦予選6組の準決勝郷田真隆九段対小倉久史七段戦が行われた。
結果は、郷田九段の勝利。これで予選6組は決勝戦を残すのみとなった。郷田九段の決勝の相手は、今期竜王戦予選の決勝トーナメントでも対戦した山崎隆之七段。竜王戦同様、勝って挑戦者決定リーグ入りを果たして欲しい。
郷田九段にとっては、王位はプロ棋士になった3年めの1992年の第33期王位戦七番勝負で、四段・22歳の若さで谷川浩司王位に挑戦、4勝2敗で初タイトルに輝いた思い出の棋戦である。
翌年第34期には、羽生善治三冠(竜王・王座・棋王)の挑戦にタイトルを失ったが、その後第35期・36期と挑戦者として登場し、羽生王位を苦しめた。
その後も第42期まで、挑戦者リーグに残留を続けたが、42期にリーグ陥落以降、ここまで7年間リーグ復帰が果たせていない。
前期も予選2組の決勝まで進んだが、島朗八段(当時)に敗れ、リーグ復帰まであと一歩にところで、涙を飲んだ。
現在、進む第58期王将戦の挑戦者リーグにも2年ぶりに復帰し、あと2戦を残しまだ挑戦の可能性を残している。
昨年の第64期名人戦で森内俊之名人(当時)に挑戦して以来、王座戦、棋聖戦、竜王戦など挑戦者決定戦の一歩手前の準決勝まで進みながら足踏みが続いている郷田九段、そろそろ、郷田一刀流の炸裂を見たいものである。
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