将棋第50期王位戦、予選6組決勝で郷田真隆九段が山崎隆之七段を破り、8期ぶりの挑戦者決定リーグ復帰を決める
将棋連盟の2008年年末最後の対局日だった昨日(2008年12月26日)、深浦康市王位へんの挑戦者を決める第50期王位戦予選の第6組の決勝郷田真隆九段vs山崎隆之七段戦が行われた。
将棋連盟のホームページ「最近1週間の結果」では、先手郷田九段が後手山崎七段に勝利。挑戦者決定リーグ入りを決めた。
王位戦の挑戦者決定リーグは、12名が紅白2組(各6名)に別れて戦い、各組のトップが挑戦者決定戦を戦う。各組の1位(挑戦者がタイトル奪取の場合は前王位)・2位が次年度の挑戦者リーグに残留し、各組3位以下は、リーグ陥落。翌期は、各組の前期からの残留者2名(計4名)と8組の予選トーナメントの勝ち抜いた予選通過者8名が紅白に振り分けられ、挑戦権を争う。
郷田九段は1992年の第33期王位戦で、四段で谷川浩司王位との七番勝負に勝ち、最も低段位でのタイトル獲得記録を作ったが、翌34期に羽生善治現名人の挑戦に敗れ1期でタイトルを失った。しかし、その後35・36期と続けて挑戦者として羽生王位に挑にんでいる。その後も挑戦には至らなかったが、2001年の第42期まで挑戦者リーグで組2位以内の実績を残し、リーグ残留を続けた。
しかし、その後は、若手の成長株の松尾歩四段(当時、第43期)、橋本崇載四段(当時、第44期)、阿久津主税五段(当時、第47期)などに2回戦、準決勝レベルで苦杯をなめ、予選トーナメントの決勝にもなかなか進めかった。前期49期は予選決勝まで駒を進めたが、島朗八段(当時)に敗れリーグ入りを阻まれた。今期も再び決勝に駒を進め、2001年度以降で見ると4勝1敗と勝ち越している山崎隆之七段を相手に、勝利を収め8年ぶりに挑戦者リーグの登場することとなった。
第50期王位戦の挑戦者リーグ入りが決まっているのは、前期挑戦者(紅組1位)羽生善治名人、紅組2位阿久津主税六段、白組1位橋本崇載七段、白組2位丸山忠久九段の前期残留者4名。予選通過を既に決めているのが、郷田九段のほかに、予選2組先崎学八段、同3組三浦弘行八段、同5組渡辺明竜王、同8組井上慶太八段の計5名。
残る3つの椅子は予選1組屋敷伸之九段vs木村一基八段の勝者、同4組佐藤康光棋王vs宮田敦史五段の勝者、同7組久保利明八段vs鈴木大介八段の勝者となる。
どのような組み合わせになっても実力者揃いのリーグ戦になる。郷田九段には、この挑戦者リーグを勝ち抜き、深浦王位への挑戦者となり、自身初タイトルを獲得した思い出の王位戦で4回目のタイトル獲得を実現してほしいものである。
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