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2008年12月26日 (金)

将棋第67期A級順位戦6回戦終了、4勝2敗2名、3勝3敗6名、2勝4敗2名で混戦続く

昨日(2008年12月25日)、A級順位戦6回戦の最終局、深浦康市王位(2勝3敗)vs佐藤康光棋王(3勝2敗)対局が行われた。5回戦終了時点で、3勝2敗5名と2勝3敗5名というこれまでのA級の長い歴史の中でも、かつてない混戦となっていた。
6回戦の対局は3勝2敗対決が1組(郷田九段vs丸山九段→郷田勝ち)、2勝3敗対決が1組(木村八段vs鈴木八段→木村勝ち)。残る3組が3勝2敗と2勝3敗の対戦で、森内九段(3勝2敗)vs藤井九段(2勝3敗)戦は森内勝ち、三浦八段(3勝2敗)vs谷川九段(2勝3敗)で谷川勝ちという結果になっている。
4勝2敗でトップを並走するのが、前名人の森内俊之九段と前々期(65期)にその森内に挑戦した郷田真隆九段。一方、2勝4敗となり降級が気になり出したのが、今期A級に復帰した鈴木大介八段とA級連続9期の藤井猛九段である。
6回戦最終局で対戦する2人は、ともにタイトルホルダーだが、今期のA級での順位は前期辛くも降級を免れた佐藤棋王が8位。今期3度目のA級復帰を果たした深浦王位が10位。佐藤棋王は勝てば、4勝2敗となりトップに並ぶが、負ければ3勝3敗集団では一気に下位となり降級の心配も出てくる。深浦王位は、負けて2勝4敗となれば順位が最下位の上、今期の混戦度合いを考えれば5勝して勝ち越さない限り、A級の地位は安泰とは言えないので、負けるとあとがなくなる。

将棋は、後手の佐藤棋王が初手△3二飛戦法を採用。玉を穴熊に囲った。しかし、序盤の駒組みでは、深浦王位の指し回しがまさり、中盤では深浦王位優位に。しかし、その後、攻めあぐねた深浦王位の隙を見て、佐藤棋王が猛烈反撃にでるも、及ばず深浦王位の197手目を見て、佐藤棋王の投了となった。

これで6回戦終了時点での、名人挑戦者レースの途中経過は次の通りとなった。

4勝2敗
森内俊之九段(1)、郷田真隆九段(3)
3勝3敗
三浦弘行八段(2)、丸山忠久九段(4)、木村一基八段(5)、谷川浩司九段(7)、佐藤康光棋王(8)、深浦康市王位(10)
2勝4敗
藤井猛九段(6)、鈴木大介八段(9)

4勝目を上げた森内九段、郷田九段は、今期の順位が1位、3位と上位にあること、残り3局で順位4位以下の棋士の星のつぶし合いもあり、2人より下位で4勝止まりの棋士が2名以上でるのは確実であることから、2人のA級残留は確定した。
来年1月8日の7回戦では、この森内九段と郷田九段が激突する。第65期名人戦の再現となるこのカードで、どのような将棋が指されるか、今から楽しみである。

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