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2008年12月13日 (土)

将棋第67期A級順位戦6回戦4局が終了し、森内俊之九段と郷田真隆九段が4勝2敗でトップに並ぶ

羽生善治名人への挑戦権を争う第67期A級順位戦。中間点である5回戦終了時で、A級10人が3勝2敗5人と2勝3敗5人に分かれるという過去例のない大混戦となっいる。

12月に入り6回戦の対戦が順次行われ、昨日(2008年12月12日)は、2局(藤井猛九段vs森内俊之九段戦、郷田真隆九段vs丸山忠久九段戦)が、東京千駄ヶ谷の将棋会館で同時に行われた。

12月のこれまでの対戦と結果は以下の通り(左側が先手)。
12月5日 木村一基八段(勝ち、3勝3敗)vs鈴木大介八段(負け、2勝4敗)
12月9日 谷川浩司九段(勝ち、3勝3敗)vs三浦弘行八段(負け、3勝3敗)

2勝3敗同士の木村vs鈴木戦は、先手番で対戦成績(本局前で木村11勝、鈴木3勝)でもまさる木村八段が、何とか突破口を開こうちする後手鈴木八段に隙を見せることなく、がっちり守って75手、21時17分というA級順位戦として早い時間に、鈴木八段が投了。2連敗スタートで黒星先行が続いていた木村八段はようやく3勝3敗の五分とした。
一方、3連敗後2連勝と持ち直してきていた鈴木八段は4敗目となり、残留に黄色信号がともり始めた。混戦の今期、順位9位と下位の鈴木八段にとって4勝でも陥落の可能性があり、残り3局を全勝しないことには、安泰とは言えないだろう。

次の、谷川(2勝3敗)vs 三浦(3勝2敗)戦は、対戦成績は拮抗(本局前で谷川8勝、三浦9勝)している。この将棋は、先手の谷川九段優位に進んだが、途中、谷川九段の緩手に三浦八段が一発大逆転を決める起死回生の一瞬があったが、三浦八段はそれに気づかず、谷川九段が命拾いをした。双方3勝3敗となった。

昨日の対戦の内、郷田vs丸山戦は、3勝2敗どうしの激突なので、勝った方が4勝2敗で挑戦レースのトップに躍り出る。対戦成績は、本局前まで郷田11勝、丸山25勝とダブルスコア以上の差が付いている。2006年度以降で見れば、4勝4敗の五分だが、それ以前の差が大きすぎる。(郷田九段と丸山九段の因縁については、こちら)
先手郷田九段が初手▲2六歩と飛車先の歩を突きだしたのに対し、丸山九段も飛車先を伸ばし、横歩取り△8五飛戦法と呼ばれる、かつて丸山九段が多用した戦型となった。
序盤から中盤への向けての駒組みの段階で、郷田九段が長考を繰り返し、持ち時間が一方的に減る展開だったが、長考で吟味した構想が丸山九段にまさっていたのか、総じて郷田九段ペースの展開となり、丸山九段は攻めらしい攻めを見せられないまま、投了となった。郷田九段にとっては、満足の行く将棋だったであろう。
郷田九段が4勝2敗となり、この時点でいったん暫定の単独トップ。進行中の藤井vs森内戦の結果待ちとなった。

その藤井(2勝3敗)vs森内(3勝2敗)戦。対戦成績は本局前まで藤井5勝、森内15勝とこちらはトリプルスコアであり、藤井九段にとって森内九段は苦手な相手と言えるだろう。
将棋の内容は、双方攻め合うも、先手藤井九段のペース。途中、この手で藤井九段の勝ちという一手を見逃し、逆転負けとなった。対局者はどちらも気づいておらず、感想戦の際に指摘があり、双方が唖然とするという光景は、9日の谷川vs三浦戦と同様である。
森内九段が4勝2敗として郷田九段に並び、藤井九段は4敗目を喫し、鈴木八段とともに、残り3局にA級残留を賭ける。

現時点でのA級の挑戦者レースは次の通り。()内は今期のA級順位。
4勝2敗:森内俊之九段(1)、郷田真隆九段(3)
3勝2敗:佐藤康光棋王(8)
3勝3敗:三浦弘行八段(2)、丸山忠久九段(4)、木村一基八段(5)、谷川浩司九段(7)
2勝3敗:深浦康市王位(10)
2勝4敗:藤井猛九段(6)、鈴木大介八段(9)

6回戦の最終局、深浦康市王位vs佐藤康光棋王戦は、暮れも押し詰まった12月25日の対局となる。三度目の正直で、A級残留に執念を燃やす深浦王位が王将戦挑戦者リーグに続き佐藤棋王を降して、残留に望みをつなぐか、4敗めを喫して残留に黄色信号が点滅するか、目が離せない一番になる。
7回戦のトップを切って新年早々の1月8日は、森内九段vs郷田九段戦。こちらは、挑戦権を左右する注目の一戦となるだろう。

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