« 中国に旅立つ後輩を送り、韓国料理を堪能 | トップページ | ようやく仕事上のプロジェクトが一段落 »

2009年1月23日 (金)

第22期竜王戦ランキング戦1組1回戦、郷田真隆九段が先崎学八段を破り2回戦進出

昨年(2008年)の第21期竜王戦七番勝負での渡辺明竜王と挑戦者羽生善治名人との激闘の記憶もまだ覚めやらない中、次の第22期竜王戦七番勝負での挑戦者を決める戦いが始まっている。昨日(2009年1月22日)は、竜王戦の予選の中でも、最上位であるランキング戦1組が開幕した。

そのうちの1局が、私が応援する郷田真隆九段と昨年から好調で竜王戦での1組に復帰した先崎学八段との対決。郷田九段が勝って、2回戦進出を決めた。

先崎八段の『山手線内回りのゲリラ』などの著書を見ると、私生活では2人はかなり親しいらしい。棋歴では、奨励会入会こそ先崎八段が1年先で、プロ(四段)になったのも先崎八段が2年早い(先崎1988年、郷田1991年)が、プロ入り後は、郷田九段が先にC級2組を抜け、その後は順位戦では、郷田九段の後を追うように先崎八段が昇級するというパターンが続く(1996年第55期郷田B級2組昇級・先崎C級1組昇級、1998年第57期郷田B級1組昇級・先崎B級2組昇級、1999年第58期郷田A級昇級、先崎B級1組昇級)。
2人が同時に同じクラスに在籍したのは郷田九段がプロ入りしてC級2組に入り、C級1組に昇級するまでの3年間だが、この間2人の対戦は第49期の1回しかなく、その時は郷田四段(当時)が勝っている。その後は、1クラスずれたまま2人が同時に昇級したので、なかなか順位戦では対戦が実現しない。
2人のポジションが逆転するのが、2000年の第59期の順位戦である。前期58期B級1組に昇級した先崎七段は8勝3敗でB級1組2位となり、3期連続の昇級を決め、念願のA級棋士の椅子を手にする。しかし、一方、前年A級に昇級していた郷田八段は3勝6敗でA級9位でB級1組降級となり、A級の椅子を先崎新八段に明け渡すことになった。
その第59期順位戦では郷田八段はB級1組で8勝4敗で3位となり昇級を逃し、先崎八段は初のA級を4勝5敗7位で終え、A級にとどまった。
続く、2001年第60期順位戦では郷田棋聖がB級1組で9勝3敗2位で2度目のA級昇級を決めた一方、A級では先崎八段が2勝7敗で9位となりB級1組降級が決まり、第61期には2人のポジションは再逆転する。
しかし、2度目のA級昇級でも4勝5敗の成績を上げながらも、9位となり郷田九段はまたも1期で降級の憂き目にあう。
郷田九段は2004年第63期順位戦でB級1組8勝4敗2位で三度目のA級昇級を決めるが、郷田九段のこの3度目のB級1組在籍となった2003年・第62期、2004年・第63期の2年間、2人は対戦し、第62期は郷田九段の勝ち、第63期は先崎八段の勝ちとなっている。

2006年の第65期からはB級2組に降級し、やや精彩を欠いていた感のある先崎八段であるが、今期第67期のB級2組では7勝1敗でトップ。この竜王戦1組昇級に加え、王位戦でも挑戦者リーグ入りを果たし、王位戦でも紅組で郷田九段との対戦が組まれている。私生活では親しい2人が盤上ではどんな火花を散らすかも、見どころだろう。

順位戦での2人の軌跡

第47期:先崎C級2組
第48期:先崎C級2組
第49期:先崎C級2組:郷田C級2組
第50期:先崎C級2組:郷田C級2組
第51期:先崎C級2組:郷田C級2組
第52期:先崎C級2組:郷田C級1組
第53期:先崎C級2組:郷田C級1組
第54期:先崎C級2組:郷田C級1組
第55期:先崎C級1組:郷田B級2組
第56期:先崎C級1組:郷田B級2組
第57期:先崎B級2組:郷田B級1組
第58期:先崎B級1組:郷田A級
第59期:先崎A級  :郷田B級1組
第60期:先崎A級  :郷田B級1組
第61期:先崎B級1組:郷田A級
第62期:先崎B級1組:郷田B級1組
第63期:先崎B級1組:郷田B級1組
第64期:先崎B級1組:郷田A級
第65期:先崎B級1組:郷田A級
第66期:先崎B級2組:郷田A級
第67期:先崎B級2組:郷田A級

|

« 中国に旅立つ後輩を送り、韓国料理を堪能 | トップページ | ようやく仕事上のプロジェクトが一段落 »

将棋」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/168560/43836911

この記事へのトラックバック一覧です: 第22期竜王戦ランキング戦1組1回戦、郷田真隆九段が先崎学八段を破り2回戦進出:

« 中国に旅立つ後輩を送り、韓国料理を堪能 | トップページ | ようやく仕事上のプロジェクトが一段落 »