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2009年1月29日 (木)

第58期王将戦7番勝負第2局は、挑戦者の深浦康市王位が羽生善治王将に勝って1勝1敗に

2009年1月17・18日の徳島で行われた第1局では、羽生王将が粘る挑戦者深浦王位を破って初戦を勝利で飾った。それから10日ほど、第2局は和歌山県の白浜に舞台を移し、昨日(2009年1月28日)から始まった。この七番勝負が始まる前までの2人の対戦成績は羽生24勝vs深浦23勝。第1戦の結果、羽生25勝vs深浦23勝となっていた。

第2局後手番となった深浦王位が積極果敢に仕掛けていく。4手目△3三角戦法という最近流行の戦法を取り入れる。この戦法を採用した後手の勝率が高いらしい。先手からの角交換を△3三桂馬と取り、飛車が角のいた2筋に回る。その桂馬を早々に△2五桂馬と跳ねて相手の飛車に取らせ、逆にその飛車をめがけて歩を突きだして、2筋の突破を狙う。さらに戦線を1筋にまで拡大していった。
しかし守りはそれぞれ先手の羽生王将が穴熊、深浦王位が美濃囲いとキチンと囲ってからの端攻めである。結局、深浦王位が羽生陣の1筋・2筋の攻略に成功、攻めの主導権を握り、そのまま攻めきった。羽生王将は、深浦玉を守る美濃囲いにまったく手もつけられないまま、自陣に迫る深浦方の馬・角・金・桂馬・香車の重層的な攻撃の前に、投了となった。

深浦王位としては、作戦成功というとことろだろう。これで2人の対戦成績は羽生25勝vs深浦24勝となり、次の対局が2人の50回目の対戦となる。

羽生四冠(名人・棋聖・王座・王将)と50局以上対戦があるのは、次の5人だけである。
( )内は羽生四冠から見た成績。(データは「玲瓏 羽生善治(棋士)データベース」より)
①谷川浩司九段158局(96勝62敗)
②佐藤康光棋王138局(90勝48敗)
③森内俊之九段97局(54勝43敗)
④郷田真隆九段52局(35勝17敗)
⑤森下卓九段51局  (37勝14敗)

少なくとも、この王将戦七番勝負であと3局は確実に対局があるので、七番勝負終了時点では、最低でも対郷田九段戦の52局に並び、七番勝負がもつれた場合にはそれを上回ることになる。
どういう結末になるのか。第2局は、羽生王将はやや精彩を欠いた感があり、このまま、深浦王位が勢いの乗ると、深浦王位の4勝1敗、王位・王将の二冠達成もあるかもしれないなどと思い、そうなった場合は、2008年度の最優秀棋士賞は誰になるのだろうと余計なことを考えたりしている。

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