将棋第67期A級順位戦7回戦第3局、丸山忠久九段vs藤井猛九段戦は藤井九段が勝って全員3勝以上の大混戦
羽生善治名人への挑戦権を争う将棋の第67期A級順位戦も7回戦まで進行。1月8日に行われた4勝1敗同士対戦、森内俊之九段vs郷田真隆九段戦は、郷田九段が勝ち5勝1敗で単独トップに立った。一方、同日に行われた3勝3敗の深浦康市王位と2勝4敗の鈴木大介八段戦は、負けると降級に限りなく近づく鈴木八段が当面の敵深浦王位を破り、ともに3勝4敗となった。
昨日(2009年1月15日)は、3勝3敗の丸山忠久九段(先手)と2勝4敗の藤井猛九段(後手)の対戦。鈴木八段が勝ったことで、藤井九段以外の9人は7回戦終了時点での3勝以上が確定しており、藤井九段は今日負けて2勝4敗となると、現在の暫定最下位が確定最下位となり降級候補のトップに躍り出ることになる。一方の丸山九段も今期のA級順位戦3連勝後3連敗となっており、ここで踏みとどまって4勝めをあげれば、今期のA級での順位が4位と上位に位置しているので、自分より下位の6人の中で4勝止まりが2人以上は確実に出るのでA級残留も確定し、プレーオフの可能性も残るが、4連敗を喫し黒星先行となると、全員が3勝以上となって降級ラインが上昇し、3勝止まりのままでは降級の可能性も出てくる。
名人戦棋譜速報のコメントでは、2人の通算対戦成績は丸山14勝、藤井13勝と拮抗していて、さらにA級順位戦だけとれば藤井九段の5勝2敗とのこと。どちらがかってもおかしくない。
戦型は、先手丸山九段の居飛車、後手藤井九段の振り飛車(四間)となり、藤井九段側から角交換を行い、飛車を四間から向かい飛車へと2筋に回した。その後、玉の守りも藤井九段が穴熊に潜ったのを見て、丸山九段も矢倉模様から穴熊に組み替え、お互いの玉が▲9九と△9一で向かい合うことになった。
序盤から中盤の駒組みの段階で、藤井九段がポイントを稼ぎ、藤井九段にはいくつか攻め手の選択肢があるのに対し、丸山九段には効果的な指し手が見あたらないという状況になった。藤井九段は、自らの玉頭でもある9筋から戦端を開き、向かい飛車で2筋に回っていた飛車を7筋に呼び戻し、攻撃陣を充実。一方、丸山九段の飛車はを攻めに活用できず、防戦一方。時折、散発的に攻めるが続かない。総じて、藤井ペースで進み、最後には丸裸にされた丸山玉の横から飛車打ちの王手。詰み筋があり、丸山九段の投了となった。
これで、丸山九段、藤井九段とも3勝4敗。7回戦残りの2局はいずれも3勝3敗同士の対戦であり、7回戦終了時には5勝2敗1人、4勝3敗3人、3勝4敗6人という大混戦が続く。
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