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2009年1月11日 (日)

地上波デジタル対応の液晶テレビを買って思うこと

私がパソコンの自作を趣味にしていることもあって、我が家にはパソコン6台(デスクトップ4台、ノート2台、うちデスクトップ1台は現在稼働休止中)あり、家族1人1台の割合でパソコンを持っているが、一方でテレビは貧弱である。以前、フラットパネルになる直前の20インチぐらいのブラウン管のテレビを使ってが、奥行きがかなりあり、リビングの中で邪魔になり妻に捨てられてしまった。代わりに、私が札幌単身赴任中に買った14インチのVHSビデオ内蔵のテレビが、我が家のリビングに置かれることになった。
地上波のアナログからデジタル移行の際には、どうせ新しいTVを買うことになるので、それまでの繋ぎを、14インチテレビが果たすことになった。
それからすでに3年が過ぎ、地上波のデジタル放送も始まり、3年前には高価だった薄型液晶テレビもお手頃価格に下がってきたので、昨年の夏ぐらいからそろそろ買ってもいかなと思っていた。

私はホームシアターにするような大画面には特に関心はない(それに、我が家には大きなものは置く場所がない)ので、以前のブラウン管テレビと同じ20インチ、パソコンのディスプレイも兼ねられる機種という条件でシャープ、パナソニックなどの製品を、見たり調べたりしていた。
インターネット通販では、家電量販店より安い値が提示されているが、テレビは値下がりしたとはいえ、高価であり、あまり安値では液晶のドット抜けなどのリスクもあること、万が一故障した場合の修理の持ち込みを考えて、地元の家電量販店で探していた。
この3連休ある家電店が現金購入者には、レジ後に1割返金というキャンペーンをしていた。そこで、ソニーの20インチが、2ヵ月ほど店頭の宣伝用ビデオのモニター用に使った現品処分につき値引きという品があった。自然な色合いに見えたこともあって、結局その機種を購入した。



さっそく、持って帰り、14インチブラウン管テレビと置き換えた。従来のハードディスク内蔵の財布と相談してDVDビデオレコーダーとつなぎ、ゲーム機Wiiとつなぎ、さらにパソコンとつないだ。取扱説明書を読んでいると、このテレビ単体でもインターネット接続が可能ということだった。

最初は、地上波のアナログしか見えなかったが、よく説明を読んで設定を行ったら、地上波デジタルも映るようになった。確かにアナログ放送に比べ、きめが細かくその差は歴然としている。しかし、映像が美しくなると、余計に現在の地上波の放送内容の貧弱さを感じる。スポンサー付の無料放送の限界なのだろう、特にNHK以外の民間放送にはあまりみたいと思わせる番組がない。
お笑い系のバラエティとお笑い絡みのクイズ番組、必ずジャニーズの誰かが出演してるドラマ、民法の夜7時から11時までの4時間を見ると、70~80%の確率で上の3つのカテゴリーのどれかに入るだろう。どこを見ても代わり映えしないのだ。

新しいテレビを買ったら、BS放送が見たくなった。中長期的には、テレビとインターネットの垣根はどんどんなくなっていくのであろう。少なくとも、ハード面では、上述の通りすでにそれは可能になっている。TV視聴者の多くも、TVよりもネットに時間を費やしているかもしれない。
TVの機器を作るメーカーはTV局に義理立てしていても製品が売れるわけではないので、売れるための品揃えとして、ネット接続も必須の条件であろう。
これから、さらにハードが変わり、それを追いかける形でTV上で流されるソフトである映像の作られ方、見られ方も大きく変わって行くのであろう。これから10年、地上波デジタル時代に、TVを巡るハードとソフトがどのようにかわっていくか、同時代の出来事としてこの目で確かめていきたい。

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