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2009年2月11日 (水)

将棋第50期王位戦挑戦者決定リーグ戦紅組1回戦郷田真隆九段vs丸山忠久九段戦は、郷田九段の勝利

深浦康市王位への挑戦者を決める第50期王位戦挑戦者決定リーグ戦は先日(2009年2月5日)に紅組1回戦の羽生善治名人vs先崎学八段戦で開幕した。羽生vs先崎戦は、羽生名人が勝利し、深浦王位への再リターンマッチにむけ第一歩を踏み出した。

1回戦の2局目は、私が応援している郷田真隆九段とライバル丸山忠久九段の対戦。今回の紅組1回戦の結果は、先手番だった郷田九段の勝利。久しぶりの王位戦挑戦者リーグ入りで、挑戦権獲得に向けまずは最初の難敵を降した。

同学年で1990(平成2)年に同時にプロ棋士となる四段昇段を果たした二人の因縁は、これまでもこのブログで取り上げてきた。それぞれ、名人2期、棋王1期の丸山九段と王位1期、棋聖2期のタイトル獲得実績を持ち、その点ではほぼ互角に実績の2人だが、通算の対戦成績では意外にも36戦して丸山25勝、郷田12勝とダブルスコア以上の差が付いている。
各棋士の成績をまとめたホームページ「棋士別成績一覧」で、2001年度以降対戦成績を確認すると、2001年度から2005年度までの4年間が11戦で丸山9勝ー郷田2勝と一方的に丸山九段がリードしているが、2006年度以降はここまで、今回の王位戦リーグも含め、11戦して郷田6勝丸山5勝となった。

現在、私が注目しているのは、両棋士の通算成績である。同時期のプロ棋士となった2人だが、2人の総勝ち数はこの過去10年間を見ると、2001年度末に郷田九段が丸山九段の勝ち数を1勝上回ったことがあるが、その後は丸山九段が10勝程度リードする状況が続いてきた。
しかし、最近では、再びその差を縮めてきている。
2006年度末 丸山九段598勝:郷田九段581勝(△17)
2007年度末 丸山九段626勝:郷田九段614勝(△14)
2009年2月10日現在 丸山九段643勝:郷田九段640勝(△3)
王位戦リーグ紅組での郷田九段の勝利でその差はあと3勝となった。

なお、郷田九段はこの勝利で、昨年12月26日の王位戦リーグ入りを賭けた予選6組決勝の山崎隆之七段戦勝利から始まった連勝を6に伸ばした。その相手も、森内俊之九段(1月8日A級順位戦)、先崎学八段(1月22日竜王戦1組)、渡辺明竜王(1月30日棋聖戦最終予選)、三浦弘行八段(2月4日A級順位戦)、そして今回の丸山九段と錚々たる顔ぶれの棋士を破っての6連勝である。
次の対局は14日棋聖戦最終予選3回戦の深浦康市王位戦。勝った方が、挑戦者決定トーナメントに進む。さらに王位戦リーグの紅組の2回戦の相手は羽生善治名人、さらに3月3日には、名人挑戦権を賭けたA級順位戦の最終9回戦の木村一基八段戦も控えている。6連勝の勢いでさらに勝ち進み、名人戦、棋聖戦、王位戦という2009年度の春から夏にかけてのタイトル戦で続けざまに挑戦者となってほしいものである。

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