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2009年2月15日 (日)

自分の時間の優先順位、母子同居の現実

最近、このブログ「栄枯盛衰・前途洋洋」も、昨年の年末に3年近く続けていた、毎日更新が途切れて以降、すっかり更新の頻度が落ちてしまった。更新しても、将棋の記事ばかりで、私が書く将棋以外の記事に関心があって読んでいただいている方には申し訳ないと思っている。

年末以降この1ヵ月半の最大の変化は、私の母との同居である。私の母は、昭和一桁生まれで、70歳代後半となりいわゆる「後期高齢者」に属する。それでも、昨年の年末までは、私が育った実家で、1人暮らしをしていた。私の父は昭和の終わりに、50歳代後半で亡くなっており、私の妹と弟が結婚や就職で家を出てからは、母は義母(父の母、私の祖母)と2人暮らしだった。その祖母も数年の入院生活の後、5年ほど前に亡くなり、その後、母は一人暮らしをしていた。

昨年年末、腰が痛くて動けないとの妻あてに連絡があった。たまたま、1月にある介護福祉士の資格試験をまとめてやろうと1週間ほど仕事を休むことにしていた妻は、急遽、私の実家に飛んだ。私も週末には、追っかけ実家に向かい、とりあえず腰痛が治るまでの間、東京の我が家で面倒を見ることにして、東京に連れて来た。
とはいえ、5人家族が暮らす4LDKの我が家は、子ども3人が成長した今となっては、あと1人家族を迎えるには決して広くはない。今まで、子ども1人に1部屋与えていたが、娘2人は1部屋で我慢してもらい、大掃除をして、いらない物を相当捨て、さらに2畳ほどのトランクルームを借りて、捨てきれないものを移し、4LDKの一部屋を母の部屋として確保した。年末の1週間ほどは、大掃除と我が家の大幅レイアウト変更に費やし、なんとか年内にようやく最低限の間取りができた。
年末の書く予定だった年賀状を書く時間はなく、年始にいただいた年賀状に返事を出すだけで精一杯だった。

年明けから本格的に始まった、一時的な私の母と私の家族5人の同居生活。私自身、結婚してから20年、何度か里帰りはしたが、大学卒業とともに会社の独身寮に入って以降、母と一つ屋根の下で、日常生活をともにするのは26年ぶりのことである。気がつけば、私自身が、私が家を出た頃の母と大差ない年齢になっている。

腰痛の方は、何とか1ヵ月ほどで痛みが引いたが、何気なく我が家で計った血圧が上が200前後、下が100前後といつ何が起こっても不思議ではない値を示し、病院通いはやめられず、同じ病院の中で、整形外科から循環器科に移ることになった。

これまでの経緯をざっと書けば、こんなところで、夫婦2人・子ども3人の5人の日常生活は、突然の闖入者である私の母に大きな影響をうけることとなった。腰痛や高血圧という母が抱える問題へ対応、母を迎えたことで、私自身を含む私の家族と母の間に生じる様々な軋轢への対処に時間を割かざるを得なくなった。必然的にブログを書くための時間の確保は難しくなり、ブログの更新が途絶えがちとなり、書けても裏付けの事実の確認が容易な将棋の記事だけというのが、この1ヵ月ほどの私の状況だ。

老いた親の世話をどうするのか、親の介護という避けては通れない問題が、とうとうやって来たということだろう。多分、これは、我々の世代にとって、自分自身の内面の問題である「中年期の危機(中年クライシス)」の次に、否応なく直面しなければならい問題なのだろう。親が老いたということは、自らもとうとう「老い」の入り口に立ったということだろう。
これからも、私自身の現実の問題として、このテーマをブログに書くことになると思う。

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コメント

貴兄のご事情、よくわかりました。私にも77歳になる母がいますが、最近記憶が確かでないという症状が出ています。ボケが始まったということですが、悲しいものがあります。親の介護というのは、自分が親から受けた恩返しではないか、とまだ経験もないのに、思っています。他人である妻、家族のなかで、血の繋がった自分の親に対して、どの位の恩や愛を返せるのか、自信がありません。我々としては喫緊の課題なのでしょう。

投稿: macky | 2009年2月20日 (金) 00時19分

macky さん、コメントありがとうございました。

2月中旬以降、降圧剤と減塩食の効果か、母の血圧も、上が150以下となり、下も90以下を示すようになってきました。減塩食は、カロリーも低いので、ややメタボ気味の体重も少し減ったようです。

とりあえず、最悪の状態は脱したようですが、さりとて、実家に戻して1人暮らしが出来るのか、心配なところです。
本人は、帰りたがっているので、いつかは実家に返えすことになると思いますが・・・。

投稿: 拓庵 | 2009年2月20日 (金) 01時25分

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