将棋第50期王位戦挑戦者決定戦は、木村一基八段対橋本崇載七段の組み合わせに
昨日(2009年5月29日)、東京千駄ヶ谷の将棋会館では、第50期王位戦七番勝負での深浦康市王位への挑戦者を決める挑戦者決定リーグ戦の最終5回戦がいっせいに行われた。
紅白に分かれたリーグ戦のこれまでの戦績と最終戦での相手は以下の通りだ。それぞれの組のトップが挑戦権をかけ、挑戦者決定戦を戦うことになる。
<紅組>
木村一基八段:4勝0敗(郷田九段)、羽生善治名人:3勝1敗(渡辺竜王)
渡辺明竜王:2勝2敗(羽生名人)、先崎学八段:2勝2敗(丸山九段)
郷田真隆九段:1勝3敗(木村八段)、丸山忠久九段:0勝4敗(先崎八段)
<白組>
橋本崇載七段:3勝1敗(井上八段)、佐藤康光九段:3勝1敗(三浦八段)
阿久津主税七段:2勝2敗(久保棋王)、久保利明棋王:2勝2敗(阿久津七段)
三浦弘行八段:2勝2敗(佐藤九段)、井上慶太八段:0勝4敗(橋本七段)
紅組はトップを走る木村八段を羽生名人が追う展開。残りの4人に挑戦の可能性はない。羽生名人は第34期王位戦で当時の郷田真隆王位に挑戦してタイトル奪取にして以降、毎年、王位のタイトルホルダーか、挑戦者として必ず王位戦七番勝負に登場している。最終戦で渡辺竜王に敗れると、その記録が途切れることになる。
白組は、昨年挑戦者決定戦で羽生名人の前に涙を飲んだ橋本七段と久しぶりの無冠となりタイトル復帰を狙う佐藤康光九段が3勝1敗で並び、さらに久保棋王など3人が2勝2敗で追う混戦。最終戦の結果次第では3勝2敗で4人が並ぶ可能性もある。
将棋連盟のホームページの「最近1週間の結果」で結果を見ると、以下の表示だった(左側が先手)。
<紅組>
●木村一基八段(4勝1敗)×○郷田真隆九段(2勝3敗)
○渡辺明竜王(3勝2敗)×●羽生善治名人(3勝2敗)
●丸山忠久九段(0勝5敗)×○先崎学八段(3勝2敗)
<白組>
○橋本崇載七段(4勝1敗)×●井上慶太八段(0勝5敗)
●佐藤康光九段(3勝2敗)×○三浦弘行八段(3勝2敗)
●阿久津主税七段(2勝3敗)×○久保利明棋王(3勝2敗)
紅組は木村八段、白組は橋本七段がそれぞれ4勝1敗で単独トップとなり、すんなり挑戦者決定戦への進出を決めた。木村八段が勝てば6月から始まる第80期棋聖戦に続き、2タイトル戦連続挑戦となる。橋本七段が勝てば、タイトル初挑戦となる。
「千駄ヶ谷の受け師」こと木村八段と現在NHKの将棋講座で「受けのテクニック教えます」のタイトルで講師を務める橋本七段。
千駄ヶ谷の受け師とNHKの受けの講義講師のどちらに軍配があがるのか、楽しみである。
どちらが勝っても王位戦への登場は初めてで、深浦王位とのタイトル戦も初めてである。
これで、羽生名人が続けてきた王位戦七番勝負への連続登場記録は16年でストップすることになた。
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コメント
ハッシー頑張った
投稿: 赤坂 | 2009年5月30日 (土) 17時58分