« 競技かるたを題材にした青春マンガ『ちはやふる』(末次由紀著)1巻~5巻を読了 | トップページ | 「ふみの日」の切手の題材が「百人一首」だった »

2009年8月10日 (月)

第22期竜王戦決勝トーナメント準決勝深浦康市王位vs久保利明棋王戦は深浦王位が勝って、森内俊之九段との挑戦者決定三番勝負に進出

前期第21期に5期連続竜王在位により初代の永世竜王の資格を得た渡辺明竜王への挑戦者を決める第22期竜王戦の決勝トーナメントも大詰め。すでに、羽生善治名人を破って、森内俊之九段が挑戦者決定三番勝負に名乗りを上げた。
今日(2009年8月10日)は、もう一人の三番勝負進出を争う準決勝2局目、深浦康市王位と久保利明王位というタイトルホルダーの戦いである。

振り駒で、深浦王位が先手。後手となった振り飛車党の久保棋王は、中飛車に構える。深浦王位は、左右の銀が▲4六銀、▲6六銀と前戦に繰り出し、5筋を守るとともに、▲4六の銀を3筋、2筋への展開し、2筋・3筋の突破を目指す。久保棋王は、5筋の歩を伸ば
久保棋王から角交換を行って、お互いに角を持ち合い、王手飛車狙いを秘めて飛車成りで竜を作る。
お互い玉の守りを固める前に、大駒が飛び交う戦いが始まった。久保棋王からは、途中、王手飛車が放たれたが、駒の交換ではさして駒得にならず、大駒は捌いたものの、自玉も薄い。
深浦王位側は、久保王位を攻めを受けつつ、角2枚と飛車をうまく使い、久保玉の照準を合わせ攻勢に転じた。最後は2枚を角を惜しげもなく切り、久保棋王を受けなしに追い込む。久保棋王は、2度めの王手飛車を放つも、深浦玉には詰みがなく、飛車(竜)を取っても、自玉を詰まされため、久保棋王の投了となった。

第22期竜王戦決勝トーナメント 深浦康市王位対久保利明棋王戦の棋譜

これで、深浦王位が挑戦者決定三番勝負進出を決め、森内九段と戦うことになった。深浦王位は、初の挑戦者決定三番勝負進出。勝って挑戦者となれば、当然、初挑戦となる。
森内九段は、2003年の第16期竜王戦以来2回めの挑戦者決定三番勝負進出。その時は、中原誠永世十段を破り、挑戦者となり七番勝負でも当時の羽生竜王に4連勝し、初の竜王位を獲得した。

森内vs深浦の対戦成績は、2001年度以降でみると10戦で森内6勝-深浦4勝である。
深浦王位とっては、1勝3敗とカド番に追い込まれている王位戦の第5局(8月20・21日)を控えた8月17日に三番勝負の第1戦を戦うことになる。この竜王戦挑戦者決定三番勝負と王位戦七番勝負の後半戦を同時並行で戦うことが、吉と出るか凶と出るのか、どちらだろうか。

また、これまで竜王戦では、ランキング戦1組優勝者は、挑戦者になれないというジンクスがあるが、今回深浦王位がそれを覆すことができるかも、興味のあるところだ。

一方、渡辺明竜王の2人との対戦成績は、2001年度以降見ると、対森内戦が9勝9敗と拮抗しているのに対し、対深浦戦は2勝7敗とやや分が悪い。
ファンから見れば、森内九段が挑戦者となれば、自らの2004年の第17期竜王戦での対渡辺戦での失冠以来、防衛を続けて永世竜王となった渡辺竜王から竜王位を奪回し、無冠返上がなるかが見所になる。
深浦王位が挑戦者となれば、初のタイトル戦での戦いとなる、ワンサイドの戦績となている深浦王位との防衛戦を、5連覇を続けてきた渡辺竜王がどう戦うのかが見所となるだろう。

|

« 競技かるたを題材にした青春マンガ『ちはやふる』(末次由紀著)1巻~5巻を読了 | トップページ | 「ふみの日」の切手の題材が「百人一首」だった »

将棋」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/168560/45894571

この記事へのトラックバック一覧です: 第22期竜王戦決勝トーナメント準決勝深浦康市王位vs久保利明棋王戦は深浦王位が勝って、森内俊之九段との挑戦者決定三番勝負に進出:

« 競技かるたを題材にした青春マンガ『ちはやふる』(末次由紀著)1巻~5巻を読了 | トップページ | 「ふみの日」の切手の題材が「百人一首」だった »