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2009年8月27日 (木)

将棋の高橋道雄九段の講演会の申し込みをする

先週の「週刊将棋」(2009年8月19日号)を見ていたら、「高橋九段が地元豊島区で講演」との小さな記事があった。豊島区千早の千早文化創造館で9月12日(土)14時~16時、高橋道雄九段が講演するとのこと。記事を読んだ直後は、すぐ申し込もうと思っていたのだが、うっかり忘れてしまい、今日思い出して、記事を確認すると25日が締め切りとなっている。
念のため、ネットで「千早文化創造館」で検索すると「財団法人としま未来文化財団」の施設として「千早文化創造館公式サイト」というページがあり、まだ9月~10月のカレッジ募集中とあり、9月12日が「高橋道雄九段A級棋士が語る「将棋の世界」」となっていた。
すぐ、電話で申し込み、受け付けてもらえた。

ホームページの説明では、「豊島区在住のプロ棋士である高橋道雄九段A級棋士が、様々な対局を、自身の経験を交えて語る」となっている。

NHK将棋対局等では解説者としてプロ棋士の話を聞く機会があるが、一般市民向けに棋士が講演する機会はそう多くないように思う。高橋道雄九段は、私と同じ1960年生まれ。1983年には五段で王位タイトルを獲得(当時は、最低段でのタイトル獲得)し、王位3期、十段1期、棋王1期の計タイトル5期獲得の実績を残している。また、トップ棋士の証であるA級にも1989年の第48期から1995年の第54期まで7年連続で在籍し、3年目の第50期には当時の中原誠名人にも挑戦している。
高橋九段が凄いのは、その後で、第54期順位戦3勝6敗でB級1組への陥落を余儀なくされたが、翌期のB級1組でトップとなり、1期でA級復帰。しかし、再び、1期で陥落。年齢も38歳になっていたが、6年間B級1組のポジションを維持、2004年にの二度目のA級復帰。そこでも1期で陥落となったが、4年間B級1組で踏ん張り、今年、三度目のA級復帰を果たした。
かつて、トップ棋士としてタイトルを争った棋士とはいえ、40代になれば衰えもあり、A級への登竜門であるB級1組の地位を維持することも容易ではない。高橋九段と同時期、若手棋士としてタイトルを獲得し、順位戦でもA級まで登り詰めた南九段、塚田九段、島九段といった面々が、次々とB級1組からも陥落していく中で、B級1組にとどまり続け三度目のA級復帰を果たしたのは立派というべきだろう。

私自身は、普段は郷田真隆九段のファンだが、数少ない同い年のプロ棋士、高橋道雄九段がどのような思いで、B級1組で戦い続け、三度目のA級復帰を勝ち得たのか、ぜひ聞いてみたい。

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コメント

高橋九段の将棋講演会の申込ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
前半が講演、後半は棋譜解説です。
9月12日の講演会はまだ余裕があります。
お仲間の方で、関心がある人にお知らせ頂ければありがたく思います。よろしくご支援のほどお願いいたします。

投稿: | 2009年9月 4日 (金) 14時35分

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