時代の変化、社会の変化をどうとらえるのか
最近、ブログを書く回数がめっきり減っているし、書いている内容も10回連続で将棋の話題。将棋のブログと誤解されるかもしれない。
常々書いているように、自分ひとりの頭脳だけで勝負し、その結果責任を一人で背負うプロ棋士の生き方は、究極の自己責任の世界であり、その生き様から我々が学ぶものは多いと思っている。
しかし、将棋だけに関心を持っているわけではなく、他にもいろいろな事に関心はある。特に、この半年ほど考えていることは、昨年(2008年)夏のリーマン・ショック以降、時代が変化したことは、誰もが認めるところだろう。
しかし、これまでの時代を支えてきたもののうち、何が変わったのか、一方、変わらないものは何なのか。変わりつつあるものがおぼろげであってもつかめれば、これからの自らの生き方を考える上で、何かのヒントになるかもしれない。そんなことを考えながら、あさるように本を見繕いながら読みあさっているのが、正直なところだ、
時代が変わっているというのは、多くの人が感じていることのようで、硬軟取り混ぜて、現在をどうとらえ、未来へどう活かしていくかをテーマにしている本が増えたように思う。
すでに、このブログで紹介した本以外にも
橋本治著『大不況には本を読む』(中公新書クラレ)
堤清二、三浦展著『無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉』(中公新書)
上野千鶴子、辻元清美著『世代間連帯』(岩波新書)<紹介済み>
高原基彰著『現代日本の転機―「自由」と「安定」のジレンマ 』(NHKブックス)
現代日本の転機―「自由」と「安定」のジレンマ (NHKブックス)
藤原和博著『35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画』(幻冬舎メディアコンサルティング)
五十嵐 敬喜、小川 明雄著『道路をどうするか』(岩波新書)
村上龍著『無趣味のすすめ』(幻冬舎)
まだ、今のところ、ブログの記事として取り上げるには至っていないが、いずれ、書く機会が来ればと思っている。変化の大きさを考えれば、まだまだ多くの本を読んで、自分の考えをまとめていくことが必要なのだろう。当面は、インプットの時期である。
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