公私ともに一段落、そろそろブログも復活しなくては…。
このブログを更新しないのが当たり前になって、ずいぶんと日がたってしまった。
更新が途切れがちになった理由はいくつかあるが、毎日続けていた更新が途切れ出した最初のきっかけは、一昨年(2008年)の暮れに田舎で私の母親が一時体調を崩し、東京の我が家に一時引き取ったことである。私が就職して以来、25年ぶりぐらいで母親と一緒に生活したが、自分の母親がいかに何事につけても自分中心で考え、他人からどう見られているかという発想、視点を持たない「人」だったのだと気がつき、理解するまで、長い時間がかかった。それは、その時点では日々ブログに書ける内容ではなく、母親とのバトルに追われ、ブログを書く時間も、気力もなかった。
半年ぐらい前からは、2人の受験生の親という立場に追われた。我が家では、高校3年生の次女の大学受験と、中学3年生の長男の高校受験が、この春一度に重なった。昨年の秋からは、本格的に受験モードに入った。
親が風邪、まして新型インフルエンザなどを家に持ち込むわけにはいかないという自らの健康管理にも神経質にならなくてはいけなくなった。
さらに、志望がなかなか定まらない次女。3年に夏まで部活動(バレーボール)に打ち込んでいたのはいいとして、なかなか、高校受験そのものに向き合う態勢にならない長男と親の気がかりの種は尽きなかった。
次女は、1月下旬のセンター試験を皮切りに、6つの大学の学部をいろいろな形で10回ぐらい受験したが、願書を出せば必ず受かると本人が行っていた滑り止めを除いて、悉く不合格。唯一、第2志望だった大学で「補欠」となったが、それも他の合格者が何人か辞退して初めて繰り上げ合格になるかというもの。次女は行く気はないと、滑り止めには入学金は払わず、「補欠」繰り上げに賭けた。
補欠の通知があってから、2月下旬の繰り上げのあるなしの確定まで約2週間の長かったこと。なんとか合格通知をもらい、家族一同ほっと胸をなでおろした。
次女の合格確定の翌日が、長男の公立高校の受験日。こちらも滑り止めの私立は受かっていたが、本命は公立。しかし、中学時代、部活しかしていないも同然の長男は、3年になって少し勉強するようになったものの、成績はさして良くない。そのくせ、内申書のレベルからすると格上の高校を目指すという。我が家の経済事情を考えれば、絶対「公立」だが、それを理由に、自分の限界を目指す長男の挑戦をやめろとは言えない。むしろ、その時点の自らの実力より少し難しいレベルに挑戦して初めて成長もあると私自身も考えていたので、「挑戦してみろ」と送り出した。
しかし、試験が終って、長男はうなだれて帰ってきた。出来が悪かったということらしい。確実にできているところを計算しただけでは、合格点には届かない。論述式や数学の証明、答えを写し忘れたものなど30~40点分ほどあって、そのうち最低でも半分とれないと合格ラインには達しないだろうとの自己分析だった。
そこまで話を聞いて、これだけ客観的、冷静に自己分析、自己評価ができていれば、ひょっとすると合格しているのではないかというのが私の第一印象だったが、本人にはそうは言えない。本人には、ダメだと思うなら、公立高校の2次募集の勉強をしておくように行ったが、やはり発表までは、手に付かないようだった。
こちらは受験から発表まで1週間。合格発表を見に行った長男から私の携帯電話のメールに、彼の受験番号が掲示された合格発表の掲示板の写真と「サクラサク」とのコメントが送られてきて、ようやく我が家の受験の季節が終った。
一方、2人の受験が佳境を迎えている2月になって、私の仕事も急に忙しくなった。現在の私の仕事は季節労働者的で、通常は年間のうち8月と2月、3月が比較的時間の余裕がある時期である。しかし、今年は2月上旬に緊急案件が発生し、まず2月上旬はその応急措置に追われた。そのため2月後半に、本来2月上旬に仕上げる予定だった仕事を仕上げ、これで一段落と思っていたら、2人の子どもの受験がかたづいた翌日、2月の突発案件に本格対応が必要ということになり、結局、先週末までその対応に追われていた。
ここにきて、公私ともに、本当に一段落という感じがしている。
受験モードが本格化した昨年の10月以降のこのブログを更新回数を見ると、10月4回、11月3回、12月6回、1月5回、2月2回、3月ここまで0回、半年で計20回という低調な状況である。それ以前の8月が21回、9月が13回更新していることを思えば、その後の更新の減り具合はあきらかだ。
そろそろ、ブログ復活モードに入ろうと考えている。
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コメント
おめでとうございます。
久々に貴君のブログを拝見し、朗報に接しました。お子さんお二人とも勝負強いですね。
我が家は大学4年の娘の内定が先月決まり、こちらもホッと一安心という所です。
投稿: macky | 2010年5月19日 (水) 19時15分