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2010年6月の記事

2010年6月30日 (水)

2010ワールドカップ南アフリカ大会決勝トーナメント1回戦、日本代表はパラグアイ相手に0対0と善戦するもPK戦で敗れベスト8進出ならず

家に帰ったのは午後8時半過ぎ。9時から遅めの夕食を食べ、11時まで1時間ほど仮眠をして、ワールドカップの決勝トーナメント1回戦日本対パラグアイ戦に備えた。

予定通り11時少し前には目が覚めて、TVの中継を見つめる。前半0対0。後半も0対0。日本の守備はデンマーク戦と変わらず、相手に得点を与えない。しかし、パラグアイも守備は手堅い。ボールの支配率は6対4でパラグアイが上回り、日本も簡単にチャンスを作らせてもらえない。特に、中盤でいったんキープしたボールを相手に奪われることも多く、余計に日本の守備の時間が増えた。お互いチャンスは何回かあったが、得点には至らないまま延長戦を迎えた。

結局、延長戦でもお互い点を取ることはできず、決着はPK戦に持ち込まれた。コイントスの結果、パラグアイが先に蹴ることに。キーパー川島のファインセーブを期待したが、相手もプロ、外さない。
日本は、1人目遠藤、2人目長谷部は決めたが、3人目駒野がクロスバーに当てる失敗。4人目本田は決めたが、4人目を終えて、4対3。
パラグアイの5人目のキックもゴールに吸い込まれ、日本の2010年ワールドカップは終った。

しかし、これが今の日本チームの実力なのだろう。PK戦までもつれ込む互角の戦いをしたことで、決勝トーナメント進出がフロックでないことは示せたが、ベスト8、ベスト4へと進んでいくには、足りない何かがあるということなのだろう。

今回の代表チームは、もてる力を十二分に発揮したと思う。アウエイでの予選リーグ2勝、ベスト16進出は、日本サッカーの歴史に新しいページを書き加えたことは間違いない。残された更なる高みへの夢と希望は4年後に戦う選手たちに託すことになる。

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2010年6月24日 (木)

サッカー日本代表がデンマークを破り、2010ワールドカップ決勝トーナメント進出を決める

今日は、早朝3時15分に目覚まし時計をセットした。
3時30分キックオフのワールドカップの予選リーグE組の日本対デンマーク戦を見るためだ。1勝1敗どうしの対戦だが、得失点差(日本は0、デンマークは-1)で上回る日本は、勝てばもちろん、引き分けでも決勝トーナメント進出、ベスト16が決まる。

起きられたのは3時40分。スコアはまだ0対0。
それから10分もたたない前半17分、カメルーン戦の勝利の立役者本田がフリーキックを相手ゴールの左隅に叩き込んだ。待望の先制点。起きてて良かった。

そこから、また10分余りたった前半30分。日本は再びフリーキックのチャンス。蹴るのは今回も本田、と誰もが思う中、本田の隣に立っていた遠藤が走り出し、ボールを蹴った。相手の壁をよけるようにボールは弧を描き、先ほどとは反対のゴール右隅に吸い込まれた。絶好の追加点。

今大会フリーキックを直接決めたのは韓国選手の1本だけだったらしいのだが、日本選手が一気に2本も決めてしまった。

後半に入ると、後がないデンマークは、交代枠3名を早めに投入、キーパー以外全員攻撃のパワープレーに。日本は自陣で守備に回る時間が増える。相手の鋭いシュートがゴールのサイドバーに弾かれて命拾いする場面もあった。

なんとか、しのいでいたが、ペナルティエリアで反則を取られて、相手にペナルティーキックのチャンスを与えてしまう。後半36分、PKのキックそのものは、日本の守護神川島が反応して弾き返したが、こぼれ球にキッカーのトマソンがすぐ反応し、1点を奪われてしまった。これで2対1。ただ、トマソンがゴールに蹴りこむ際、ボールを阻止しようと倒れ込んだ川島をよけようとしたためか、左足を痛めたようで、足を引きずるのが、TVの画面からもはっきりわかった。逆転勝利のためには、11名のフル稼動が欠かせないデンマークにとって、犠牲の大きな1点でもあった。

デンマークが攻め主体で前がかりになれば、隙もできる。試合終了まで残り5分を切った後半42分、本田が左サイドから相手ゴール目前まで攻め込む。自らシュートかと思った瞬間、ゴール前に詰めていた岡崎にパス。本田をマークしていた、相手ディフェンダーとキーパーは、完全に振られて、ノーマークの岡崎が左足で方向を変えたボールは、ゴールの左隅に転がっていった。1点差としていた相手の戦意を喪失させるダメ押しの3点目。

後半45分を終え、ロスタイムは4分。その4分が10分にも思えたが、最後の2分間は、日本が相手ゴール前でボールをキープしながら時間を使い、最後は本田がシュート。外れたが、それからほどなくして、試合終了の笛がなった。予選リーググループE、2勝1敗(勝ち点6)の2位で堂々の決勝トーナメント進出だ。日本の技と堅い守りが目立った試合だった。2本のフリーキックによる得点は、今後対戦するチームに日本のセットプレー恐るべしとの印象を植付けたに違いない。

しかし、ワールドカップ前、韓国とのテストマッチに惨敗した姿を見た時、誰が、この決勝トーナメント進出を予想しただろうか。これまでの実績にとらわれず、その時の選手のコンディションを見て、非情とも思われるほどの選手の入れ替えをした岡田監督。あれだけかみ合っていなかったチームが、堅い守りと少ないチャンスを確実にものにする試合巧者に変身し、さらに一戦一戦成長している。やはり、監督の采配の妙というべきだろう。事前の練習試合はいくら負けても関係ない。本番のワールドカップで結果を残すこと、そう念じ続け、選手にも語り続けたに違いないが、この結果に一番安堵しているのは、岡田監督その人であろう。

また、改めて思うのは、第2戦でのオランダ戦での失点を最小の1点に抑えたことである。後半、1点失ったあと、少なくとも2回決定的なピンチがあった。1回は川島のファインセーブ、2回めも川島が弾いたボールがあわやゴールインするかという瀬戸際で中沢、闘利王が蹴り出した。あそこで、あと1点取られて0対2になっていれば、日本とデンマークの得失点差は同じ-1となり、そうなると、総得点で順位を決めるため、2点のデンマークと1点の日本の立場は入れ替わっていた。オランダ戦を0対1で終えたことは、もちろん、デンマーク対カメルーン戦次第ではあったが、結果的には、引分けと同じ重みがあった。「負けていても、負けるとわかっていても最後まで気を抜くな」というリーグ戦の教訓だろう。今日の試合で、引分けでも決勝トーナメント進出というアドバンテージをどちらのチームがもっているかで、監督の戦略・戦術、試合に臨む際の選手たちの余裕に影響したはずである。

決勝トーナメント1回戦の相手がグループF1位のパラグアイ。いまの岡田ジャパンなら、日本サッカーの歴史を塗り替える、決勝トーナメントでの勝利も期待したくなる。

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2010年6月15日 (火)

2010ワールドカップ南アフリカ大会、日本代表がカメルーンを1対0で破り、勝ち点3のスタート

2010年6月14日の深夜からのワールドカップの日本代表の初戦カメルーン戦、どうせ負けるだろうと期待はしていなかったものの、職場でも話題になっており、一応、見ておこうと見始めた。
双方、堅守で先取点を奪われないようにしようと慎重な試合運びが続く中、前半39分右サイドから松井大輔が、相手の守備を一人かわしてセンタリング、ゴール前に守るカメルーンの選手3人の裏に回り込んだ本田圭佑が、そのボールをうまく足下に落とし、左サイドからシュートを蹴りこんだ。
サッカーの教科書に出てきそうなサイド攻撃からの1点だった。

その後、後半は、カメルーンの猛攻を何とかかわし1対0で勝利。4回目のワールドカップ出場で初めて、海外での勝利を上げた。

事前の韓国との調整試合に完敗するなど、一時は岡田監督の采配、攻撃陣の決定力不足がマスコミで酷評されたが、本番の大舞台で勝利することが、目標。まず、大会での重要な初戦に向けてのチームをあげての調整が成功したということだろう。事前の壮行試合や練習試合でいくら勝っても、本番で負けてしまっては意味がない。何が一番大事なことか選手もスタッフもよくわかっているということかもしれない。

あまり明るいニュースがない日本の中で、「はやぶさ」の帰還とワールドカップ初勝利が、日本人が元気になれる話題として、明日のテレビを賑わすことになるだろう。

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2010年6月13日 (日)

2010年第31回将棋JT日本シリーズ1回戦第1局で郷田真隆九段が久保利明二冠(棋王・王将)を破って準々決勝進出を決める

毎年、前回優勝者、タイトルホルダー、賞金ランク上位者のトップ棋士12名で初夏から秋にかけ、全国で公開対局を行いながら優勝を争うJT日本シリーズ。今回は以下の12名が選ばれた。

1.谷川浩司九段(前回優勝、賞金ランク11位)
2.羽生善治名人(タイトル保有、賞金1位)
3.渡辺明竜王(タイトル保有、賞金2位)
4.深浦康市王位(タイトル保有、賞金3位)
5久保利明棋王・王将(タイトル保有、賞金4位)
6.木村一基八段(賞金ランク5位)
7.森内俊之九段(賞金ランク6位)
8.佐藤康光九段(賞金ランク7位)
9.郷田真隆九段(賞金ランク8位)
10.阿久津主税七段(賞金ランク9位)
11.山崎隆之七段(賞金ランク10位)
12.丸山忠久九段(賞金ランク12位)

上位4名がシードで2回戦からの登場。前回優勝の谷川九段は、前期第30回の出場者選抜の当初は賞金ランク13位で選から漏れていたが、家族が新型インフルエンザにかかった渡辺明竜王が公開対局であること等から出場を辞退したため出場の機会が巡ってきた。そのチャンスをいかして見事優勝している。

今年の開幕戦は、久保利明棋王・王将と郷田真隆九段の対戦。会場は熊本県のグランメッセ熊本で昨日(2010年6月12日)行われた。
久保棋王・王将は、2010年年初から、羽生王将からの王将位奪取で二冠とになり、佐藤九段のリーターンマッチを退けての棋王位防衛し二冠を堅持、順位戦では2年ぶりのA級復帰を決め、先日の藤井九段とのA級1回戦に勝利、竜王戦1組4位決定戦でも森内九段を破り挑戦者決定トーナメント進出と絶好調である。日本シリーズは過去準優勝が2回。
一方、郷田九段は日本シリーズとは相性がよく、第14回~16回のシリーズ3連覇は未だに破られていない記録で、その後も、第26回・27回と準優勝している。また、熊本は昨年の第67期名人戦第2局で羽生名人に勝利した土地でもある。昨年度は年間を通じて、初めて負け越しを記録し不調だったが、今期に入り竜王戦1組5位決定トーナメントでは、鈴木大介八段、高橋道雄九段、佐藤康光九段と3連勝して5位を確保、挑戦者決定トーメント進出を決めるなど復調の兆しが見えてきている。

対局の結果を伝える地元熊本日日新聞のホームページでは、「郷田九段、2回戦へJT将棋開幕戦熊本大会」との見出しで、郷田九段の勝利を次のように伝えている。
「先手の郷田真隆九段が久保利明棋王・王将を141手で下し、2回戦進出を決めた。(中略)序盤に郷田九段が居飛車穴熊、久保棋王・王将が四間飛車の形を構えた。久保棋王・王将が後悔しているのが58手目の5五歩。郷田九段の駒の動きが自由になり、久保棋王・王将は効果的な反撃を繰り出せなかった。終盤も郷田九段は巧みに歩を使って、相手の戦型を乱し、付け入るすきを与えなかった」(熊本日日新聞ホームページより)

常日頃、郷田九段の将棋を注目している立場から見ると、郷田九段の「穴熊」は珍しい気がする。郷田九段なら、穴熊で自玉の安全を確保していから攻めるよりは、お互いの駒組みの中で、自陣の駒は、常に前に進め、相手に隙が見られた時は、果敢に攻め込むという印象が強い。そのような「斬り合い」の中で、肉を切らせて骨を斬るところが、郷田将棋の醍醐味だと思うが、現在絶好調の久保棋王・王将に対しては、ただ「斬り合い」を挑んでも、自らの傷も大きいと考えでの、穴熊の選択かも知れない。

これで、郷田九段は竜王戦の高橋九段、佐藤九段戦と続けて3連勝。今年度の成績も4勝3敗と勝ち越しに転じた。次の対局は、2010年6月17日のA級順位戦の1回戦丸山忠久九段戦。この勢いで連勝を伸ばし続けてほしいものである。

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2010年6月12日 (土)

将棋の第51期王位戦七番勝負での深浦康市王位への挑戦者は決定戦で羽生善治名人を倒した23歳の広瀬章人五段に

昨日(2010年6月11日)、東京の将棋会館で、第51期王位戦七番勝負での深浦康市王位への挑戦者決定戦が行われた。
挑戦者決定リーグ紅組を4勝1敗で制した広瀬章人五段と白組プレーオフで戸辺誠六段を破った羽生善治名人との初手合いとなった。

将棋界に君臨するトップ棋士羽生名人とC級1組在籍の新進23歳の広瀬五段の対戦となれば、当然実績にまさる羽生名人の圧勝かと思いきや、帰宅して王位戦のホームページで決定戦の棋譜を再生してみると、先手となった広瀬五段が得意の振り飛車(四間飛車)穴熊に構え、同じく穴熊に玉を囲った羽生名人の堅守を「馬切り」で崩し、自玉は安泰な中、羽生玉をあぶり出して、見事に勝利した。
広瀬五段はタイトル初挑戦。初の王位戦挑戦者リーグ入りのチャンスを活かし、大舞台へ登場することとなった。

将棋界には、7つのタイトル戦があるが、他の多くの棋戦の予選が、1次予選、2次予選等何層にも別れ、タイトルホルダーやA級棋士などにシード権を認めており、順位戦で下位のクラス在籍する実力派の若手棋士が挑戦権を得るのは至難の技であるのに対し、王位戦の場合、優遇されるのは、前期の挑戦者リーグの各組優勝者と2位の計4名まで。他の棋士は、タイトルの有無、順位戦のクラスに関係なく、新年度の挑戦者リーグに参加する8つの席は、20名前後で争う8つのトーナメントで争われる。
前期50期の王位戦リーグがタイトルホルダー、A級棋士と実力者揃いの顔ぶれだったのに対し、今期51期は挑戦者となった広瀬五段をはじめ、白組でプレーオフまで進んだ戸辺誠六段(23歳、C級1組でリーグ入り、リーグ中にB級2組昇級)、高崎一生五段(23歳、C級2組でリーグ入り、リーグ中にC級1組昇級)、大石直嗣四段(20歳、C級2組)など若手棋士のリーグ入りが特に目立った。

このような王位戦の挑戦者選抜システムは、過去も若い挑戦者、タイトルホルダーを誕生させている。1983年の第24期王位戦で内藤國雄王位からタイトルを奪取した高橋道雄五段は当時C級1組在籍の23歳、当時最も低段位者のタイトル獲得記録を作った。
さらに1992年の第33期王位戦では当時C級2組在籍の郷田真隆四段が22歳で、谷川浩司王位に挑戦、タイトルを奪取、高橋五段の低段位者のタイトル獲得記録を更新した。
王位戦を足がかりに飛躍した高橋道雄、郷田真隆の2人の棋士はその後A級まで昇りつめるとともに、複数のタイトルを獲得、九段となっている。

さて、広瀬五段が、深浦王位の連覇を阻み、高橋九段、郷田九段に続いて、20代に王位戦で初タイトルを獲得という快挙を成し遂げるのか、3連覇の3年間すべてが4勝3敗のよるタイトル奪取と防衛という苦しい戦いを勝ち抜いてきた深浦王位が、王位戦4連覇を成し遂げ、「永世王位」資格に王手をかけるのか、これまでにない七番勝負になりそうである。

<追記>広瀬五段はタイトル挑戦を決めたことで、六段への昇段用件のひとつである「五段昇段後タイトル挑戦」を満たし、昨日付けで六段に昇段した。

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2010年6月 9日 (水)

郷田真隆九段、竜王戦1組5位決定戦で佐藤康光九段を破り決勝トーナメント進出を決める

昨日(2010年6月8日)、竜王戦1組の5位決定戦郷田真隆九段対佐藤康光九段戦が行われた。
日本将棋連盟のホームページで結果を確認すると、後手の郷田九段の勝ち。
これで郷田九段は、1組優勝者から5位まで、2組の優勝者・準優勝者、3組から6組までの優勝者の計11人の決勝トーナメントへの進出を決め、そこで渡辺明竜王への挑戦権を争う。

1組5位は2組準優勝者、3組優勝者と同列の位置付けで、挑戦者決定三番勝負に出るためには、4組から6組の優勝者の勝ち残りを倒した上で、1組4位(久保二冠と森内九段の勝者)と1組優勝の丸山忠久九段に勝たなければならない。
いずれも強敵、難敵揃いだが、なんとか勝ち抜き、挑戦者決定三番勝負も制し、竜王戦七番勝負で渡辺明竜王からタイトル奪取を果たしてもらいたいものだ。

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羽生善治棋聖に深浦康市王位が挑む第81期棋聖戦五番勝負始まる

通算勝利1100勝を達成しながら依然として勝率7割以上という驚異の成績を残し、将棋界のトップに君臨する羽生善治三冠(名人・棋聖・王座)と50局以上対戦実績がある7人の棋士(谷川浩司九段、佐藤康光九段、森内俊之九段、郷田真隆九段、深浦康市王位、丸山忠久九段、森下卓九段)の中で、ほぼ互角の戦績を残し、もっとも羽生三冠を苦しめているのが深浦康市王位である。(2010年5月末まで55戦して羽生28勝、深浦27勝)

その深浦王位が棋聖戦の挑戦者を決定する決勝トーナメントを勝ち抜き、羽生棋聖への挑戦者に名乗りを上げたのが、2010年4月28日。挑戦者決定戦で、これも羽生三冠に対し互角の戦績を残す次世代のトップ渡辺明竜王(対羽生戦20戦で10勝10敗)を破っての棋聖戦初登場である。

挑戦者決定からの昨日(2010年6月8日)の開幕まで、羽生三冠の方は、名人戦で三浦弘行八段の挑戦を4連勝で退け、深浦王位への挑戦権を争う王位戦挑戦者決定リーグでは白組プレーオフで新進の戸辺誠六段に貫禄に違いを見せつけ、挑戦者決定戦に駒を進めた。王位戦の挑戦者決定戦で羽生三冠が勝つと、棋聖戦、王位戦と羽生vs深浦戦が続くことになる。

これまで、タイトル戦での2人の対戦は準タイトル戦に扱いだった朝日オープン選手権も含め5回。
1996年:第37期王位戦七番勝負:羽生4勝1敗でタイトル防衛
2004年:第22回朝日オープン選手権五番勝負:羽生3勝2敗でタイトル奪取
2007年:第48期王位戦七番勝負:深浦4勝3敗でタイトル奪取
2008年:第48期王位戦七番勝負:深浦4勝3敗でタイトル防衛
2009年:第58期王将戦七番勝負:羽生4勝3敗でタイトル防衛
最初の第37期王位戦を除き、いずれも最終局まで戦う激戦を繰り広げている。近年の激闘はいずれも2日制で七番勝負のタイトル戦だったのに対し、今回の棋聖戦は1日制の五番勝負。

昨日の初戦は、角換わり腰掛け銀の戦いを先手の羽生棋聖が制して、一歩リード。通算の対戦成績でも29勝27敗と星ふたつのリードに差を広げた。
今回は、羽生棋聖が名人戦4連勝防衛の勢いで三冠を維持するのか、深浦王位がタイトル奪取に成功して、王位・棋聖の二冠となって、羽生世代からの世代交代を進めるのか、このあとの戦いも注目していきたい。

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2010年6月 6日 (日)

「駅に保育所を作る」-西武鉄道の子育て応援プロジェクト

私は東京郊外の西武鉄道の沿線に住んでいるのだが、昨日電車に乗っていて、ふと網棚の上の広告を見ると「SEIBUの子育て応援プロジェクト」というキャッチフレーズが目に入った。
駅の近くに保育所を作ることで、小さな子どもを抱える共働きの夫婦などが、出勤前に子どもを預け、仕事の帰りに引き取ることできるようにするということらしい。
帰ってきて、ネットで詳しく調べると、この6月(2010年)から本格的にスタートしたばかりのプロジェクト。
東久留米(西武池袋線)、武蔵関(西武新宿線)、中村橋(西武池袋線)が紹介されているが、特に東久留米が「Nicot東久留米」と名付けられ、0歳児から未就学児までを預かるようだ(他の2駅は0歳児から2歳児まで)。実際の保育所の運営は専門の事業者が行う。

女性の社会進出が進み、子どもを生んでからも働く女性が増える中で、考えてみれば、なぜ、このようなコンセプトで保育所が作られることがなかったのか、不思議な気がした。
改めて他の東京の私鉄を調べて見ると、京王電鉄はすでに同じような事業を3年前から手がけているようだ。また、東急電鉄では沿線を中心に学童(小学校1~6年制生)保育事業を行っていた会社を2008年に買収したりと、私が知らなかっただけだった。
これから人口減少時代が到来する中、鉄道会社もこのような形で、沿線住民のニーズに応えていかないといけないということだろう。

また、「子ども手当」だけでなく、このような子どもを生んで育てやすい社会的な環境を整備することも政府には求められているのだと思う。
厚生大臣経験者の菅直人新総理が、この分野に対してどんな見識をもち、どんな施策を実施するのかも、興味のあるところである。

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2010年6月 4日 (金)

このブログ「栄枯盛衰・前途洋洋」のGoogleの「PageRank」が「3」に復帰

このブログ「栄枯盛衰・前途洋洋」を書き始めて4年を超えたが、書き始めた頃や毎日更新を目標にしていた頃は、Googleが各WebSiteにつける10段階の「PageRank」(10が最高)がいくつになるかで、一喜一憂していた。さらに、何とか1つでもランクが上がらないかと、「SEO(Search Engine Optimization)=検索エンジン最適化」の参考書を買って、できる手だてを施してみたりした。
(PageRankの判断基準は、(1)なるべく多くのサイトからリンクされていること、(2)特にPageRankの高いサイトからリンクされていること、などと言われるが、詳細は未公開であり不明)

ビギナーズ・ラックだったのか、ブログを始めた直後は、個人のサイトとしてかなり高ランクの「4」と評価されたことがあってよろこんでいたが、その後は、「3」になったり「2」になったりと、SEOの効果が実感されることもほとんどなく、PageRankに対する関心そのものが薄れていた。
さらに、この1年ほどは、ブログの更新そのものが減ったこともあって、気がつくと PageRankは最低の「0」に。「まあ、書いてないからしかたないな」と思っていた。

先ほど、ふとブログに貼り付けたPageRankの表示パーツを見ると、見慣れた「0」ではなく「3」になっている。何かの間違いだろうと、本家であるGoogleのツールバーにPageRankが表示されるように設定を修正して、このブログのトップページを表示すると、確かに「3」と表示された。
最近、ようやく更新ペースが週2回レベルに戻りつつあるが、それでも毎日更新にはほど遠い。よほど、高ランクのサイトからこのブログにリンクでも貼られたのだろうか。狐につままれたような気分だが、悪い話ではないので、これを励みに、ブログ更新のペースを少しずつ上げていければと思う。

過去の関連記事
2006年8月28日:PageRank表示の設置
2008年1月13日:Googleの「PageRank」の不思議

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2010年6月 2日 (水)

将棋の第69期順位戦開幕、A級1回戦久保利明二冠(棋王・王将)vs藤井猛九段戦は久保二冠がA級復帰初戦を飾る

将棋界の春のイベントである名人戦七番勝負(第68期)は、羽生善治名人が挑戦者の三浦弘行八段に4連勝と、星勘定の上ではつけいる隙を与えず、終了した。
2003年の第61期名人戦七番勝負で、挑戦者の羽生竜王(当時)が、森内名人(当時)に4連勝して以降、2004年の第62期からの6年間は、4勝2敗が3回、4勝3敗が3回と接戦が続いていただけに、見ている側からするとあっけない幕切れであった。
三浦八段にとっては、久々のタイトル戦登場、さらに2日制のタイトル戦は初めて、また対羽生戦は2003年2月以降今回の七番勝負開始前まで10連敗と、厳しい条件が多かったとはいえ、激戦のA級を7勝2敗で制した挑戦者が1勝もできなかったという結果が、三浦八段のこれからしばらくの将棋の内容にどう影響するか、見ていきたい。

6月の幕開けとともに、来年春の第69期名人戦七番勝負での羽生名人への挑戦権を争う第69期順位戦が始まった。
開幕戦はA級8位の藤井猛九段と2年ぶりにA級復帰のA級10位の久保利明二冠(棋王・王将)。
藤井九段は今期A級10期めだが、過去5年負け越しが続き、この3年ほどは、中盤まで負けが先行し、降級候補に名前があがりながら、年明け後の7回戦、8回戦を連勝してなんとかA級の地位を維持してきた。とはいえ、今期は残留組の最下位8位で後がない。
一方の久保二冠は、第62期(2003年度)から第66期(2007)年度まで5年間A級在籍の実力者だが、66期の2勝7敗でB級1組に陥落。第67期のB級1組での成績は6勝6敗の指し分けで1年での復帰はならず、昨年の第68期にB級1組で9勝3敗の2位となる念願のA級復帰を果たした。その間、B級1組在籍の久保八段は棋王戦の挑戦者となって佐藤康光棋王(当時)から3勝2敗で棋王位を奪取し、念願の初タイトルを獲得。さらに、昨年度はその棋王位をリターンマッチに登場した佐藤康光九段を再び3勝2敗で降し棋王位を防衛するとともに、王将戦で挑戦者となり、これまでタイトル戦で勝てなかった羽生王将から4勝2敗でタイトルを奪取、いっきの二冠となり、タイトル3期の規定で九段昇段も果たした。前回、A級在籍時に比べ一回りも二回りも大きくなってのA級復帰である。

これまで、数年A級順位戦での戦いを見てきて、前期の残留組である上位8人が残留するためのキーポイントのひとつが、B級1組からの昇級者である9位、10位の下位2名を直接対決で叩いておくということである。
名人挑戦者の決定以外は、同成績の場合は、上位者が優先する順位戦の枠組みの中では、B級1組から昇級者2名は、昨年の残留組と同成績では陥落となる。

今回の8位vs10位対決は、藤井九段にとっては、自分の下位者の出鼻をくじくことが、残留への好位置を確保することになるし、久保二冠にとっては、もっとも近いところにいる藤井九段を引きずり下ろすことが、自らの残留の近道と言える。

結果は、相振り飛車の戦いを久保二冠が制した。先手の藤井九段は中盤攻め込んだが、久保棋王が反撃。藤井九段の受けの中で疑問手もあり、久保棋王がいっきの寄せきった。

久保棋王には幸先良いスタート、藤井九段にとっては、第66期から4年連続でA級1回戦黒星である。
これから、名人挑戦者を決める長い10ヵ月が始まる。

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