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2010年8月18日 (水)

丸の内オアゾで「はやぶさ」のカプセルを見る

60億キロ、7年の宇宙の旅から帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセル。中には、小惑星イトカワから持ち帰った微粒子が入っているかも知れないと言われている。
苦労して地球に戻って来た「はやぶさ」本体は、カプセルを地球へ戻すため、大気圏で鮮やかに燃え尽きただけに、「はやぶさ」が命がけで地球に送り返したカプセルだけが、「はやぶさ」プロジェクトの偉業を伝える証拠品として残されたものである。

最初、今週、東京丸の内のオアゾにやって来た。2010年8月15日(日)~19日(金)までのスケジュールで丸の内オアゾ1階に特設展示場が設けられた。

たまたま、今日から1週間仕事は休み。明日から父親の23回忌で田舎に帰るのに、何かか気の利いた東京みやげを買おうと思い、ネットで予め調べた上で、東京駅にある大丸に行った。さらに、妻からは甥っ子たち用の図書券も買ってきてと言われたので、松岡正剛プロデュースの「松丸本舗」を見たかったこともあり、オアゾにある丸の内丸善に向かう。
オアゾの広場では、「はやぶさ」カプセル公開に列が出来ている。1時間以上並ぶのだろうかと思いながら、とりあえずは、目的の丸善へ。

図書券を買い、「松丸本舗」をしばし眺めて1階に戻った。ダメもとで、列を整理している係員に「どれぐらい並びますか」と聞いてみた。「20分ぐらいです。今はすいているので、ぜひ見て下さい」と勧められた。列の最後尾で整理券をもらい、列に並ぶ。
配られたパンフレットでは、今日、オアゾで展示されているのは、カプセルの実物大の地上での実験模型の「エンジニアリングモデル」と微粒子を収めたカプセルを包む「インスツルメントモジュール」、それにカプセルを制御した「搭載電子機器部」の3点。15日・16日であれば、「搭載電子機器部」の代わりにカプセルの一番外側にあって、大気圏突入の高熱に耐えた「前面ヒートシールド」と「背面ヒートシールド」が展示されていたようだ。
それでも「インスツルメントモジュール」と「搭載電子機器部」は宇宙の旅から戻った本物である。何も物言わぬ機械に過ぎないが、7年の苦難のそして激動のドラマをくぐり抜けてきた機械なんだと思うと何とも言い難いものを感じた。

そのあと、オアゾ2階にあるJAXAの広報施設である「情報センターJAXAi」に寄ってみた。グッズショップも兼ねていて、1階で見学を終えたのだろう、小学生ぐらいの子どもを連れた親子連れが多かった。
一番奥のコーナーには、小さいけれども、今回、「はやぶさ」が着陸したジャガイモ(男爵いもでなくメイクィーン)のような形の小惑星イトカワの立体模型があった。(これは、カプセル公開中は、カプセルと一緒に1階の特設展示場で公開した方が、見る人にはより臨場感が出たのではないかという気がする。1階の展示を見た人全員が、2階の「JAXAi」まで、足を運ぶ訳ではないだろう)

また、入り口近くには、オーストラリアでのカプセル回収の際の撮影された燃え尽きる「はやぶさ」が鮮やかな光を放ちながら、星空を斜めに落ちていく最後の姿を写したパネルも展示されていた。
私は、何か「はやぶさ」の記念になるグッズがほしいと思い、直方体のガラスの中に「はやぶさ」の姿が彫り込まれたペーパーウエイトを買ってきた。

余談だが、帰って来てインターネットいろいろと検索していたら、今年4月の民主党の事業仕分け第2弾の際に、この「情報センターJAXAi」は廃止と判定され、年内には閉鎖の方向ということらしい。さて、今回の「はやぶさ」の快挙でその扱いがどうなるのか、ちょっと興味がある。

はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書)
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小惑星探査機 はやぶさの大冒険
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