IFRS検定の勉強をした
2010年12月5日に試験がある第5回IFRS(国際会計基準)検定に申し込みをすませて、はや1ヵ月。
試験日が着々と迫る中、先週までは仕事が忙しく、家に帰って来て、夕食を食べるとすぐ睡魔に襲われるという日が続き、なかなか、まとまって試験対策の勉強をしたのは数日。
久しぶりに、机に向かった。
試験に関する情報は少ない。ヒントになるのは、
IFRS検定試験のホームページhttps://www.ifrs-kentei.com/about_ifrs/index.php
と試験の運営にかかわるアビタスの社長名で出版されている『国際会計基準(IFRS)検定 重要ポイント&問題集』。
試験を運営するアビタスでは、「IFRS検定試験対策講座」も開講している。これを受講すれば、合格可能性は高くなるのだろうが、1回2時間半の講義が計20回で受講料は23万円余。さらに、試験の受験料が35,700円(先着250名は28,350円に割引)。
受験料だけでも、他の資格試験と比べると割高で、さらに20万円と100時間を費やすお金と時間の余裕はないので、いかに独学で突破するか。
IFRS検定のホームページをみると「出題内容」が示されていて、現在、有効な37の基準と「財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク」が出題範囲といえそうだ。『国際会計基準(IFRS)検定 重要ポイント&問題集』には、各基準に1~2問の例題が出ていて、出題傾向の参考にはなりそうだ。
これまで、私が試験対策でやってきたのは、『重要ポイント&問題集』の例題を、システム手帳に書き写しつつ、解いてみること。とりあえず、出題範囲を広く浅く眺めてみたというところだ。問われるのは、IFRSの37の基準とフレームワークの内容について正しく理解しているかということのようだ。
『重要ポイント&問題集』は、あくまで導入編であり、さらに詳しいことは、「IFRS検定試験対策講座」を受講して下さいという流れになるが、それに乗せられたくはない。
いまや、書店の棚には、あまたの「IFRS」「国際会計基準」「国際財務報告基準」関連本が並べられているので、試験勉強の参考になる本も何冊かはあるだろうと探してみたが、その大部分は、いわゆるIFRSとは何か?的な初心者用解説本、導入された場合の日本企業へのインパクトがこんなに大きいと危機感を煽る本、現在の日本の財務諸表の構成に沿って関連する基準を説明する本のどれかで、最近はそれに加えIFRS導入のノウハウを説明する本が増えているといったところ。IFRSの37基準を正面からとらえて基準毎に説明している本はほとんどなかった。
唯一、見つけたのが、中央経済社の『別冊企業会計 IFRS37基準のポイント解説』。発行元のホームページで「IAS・IFRS全基準と概念フレームワークのポイントを解説。各基準ごとにほぼその内容、日本基準との相違、会計処理、開示、発効日などを説明。会計処理では簡単な設例・仕訳を示す。」と示されている通り、それぞれの基準を詳しく理解するには最適のテキストと言えそうだ。あと2週間で、これをどの程度マスターできるか。あとは、集中力の勝負だ。
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