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2010年11月の記事

2010年11月30日 (火)

第60期王将戦での久保王将への挑戦者は20歳の豊島将之五段

2011年1月から始まる将棋の第60期王将戦の挑戦者決定リーグの7回戦3局が10月29日にいっせいに行われた。

注目は、何と言っても注目は、4勝1敗どうしが激突する佐藤康光九段vs豊島将之五段戦。勝った方が、5勝1敗の単独1位となり挑戦者となる。
挑戦者を決める将棋は、お互いに角道を開け、飛車先の歩を伸ばしあう、横歩取り模様で進む(棋譜中継を見ると、本局も含め、羽生vs深浦、渡辺vs森内の3局全てが、申し合わせたように同じ出だしだった)。
先手の佐藤九段は横歩は取らず、▲2六飛と構えて浮き飛車に。豊島五段も△8四飛と構え、豊島五段が角交換に出て、盤上の中央で飛車が左右に動き、角を打ち合う展開となった。
佐藤九段は豊島陣に角を打ち、香車を取って「馬」作ったが、豊島五段は香損にかまわず、1筋から端攻めを敢行。連続攻撃で、佐藤陣の右辺の攻略に成功し、さらに質駒となっていた佐藤九段の飛車を角で取り、その飛車をすかさず守りの薄くなった佐藤陣に打ち込み、勝負に出た。
佐藤九段も香を打って王手をかけるなど、ジャブを繰り出しつつ、自陣には金を打って、防戦を試みるが、豊島五段が飛車が竜へと変わり、佐藤玉を容赦なく追い続ける。竜に下から追い立てられるようにして佐藤玉は、自分の馬が陣取る相手の8筋・9筋への入玉に一縷の望みを託し自陣を脱出。
入玉には成功するが、豊島五段は自陣でも佐藤玉に覆い被さるように、攻め続け、佐藤玉は受けなしに追い込まれた。佐藤九段も最後の反撃に出るが、豊島玉に詰みはなく、無念の投了となった。
弱冠20歳の新鋭豊島将之五段の久保利明王将への挑戦が決まった。タイトル挑戦を決めたことで、豊島五段は六段に昇段も決めた。今期、好調でタイトル復帰も間近かと思われた40歳の佐藤康光九段は、自分の半分の年齢の若者にその道をはばまれた。

第60期王将戦リーグ7回戦▲佐藤康光九段-△豊島将之五段戦の棋譜

豊島将之五段は16歳で四段昇段を決め、当時から「将来の名人候補」と言われていた。順位戦ではC級2組を3年で通過。今期からC級1組に在籍している。昨年度(2009年度)は、59戦で45勝14敗、勝率0.7627の成績を残し、最多勝利賞・勝率一位賞と、名人候補の名に恥じない実績を残した。

とはいえ、若い棋士がタイトル戦の挑戦者となるのは簡単なことではない。特に、王将戦は、B級1組以下の棋士で1次予選(8組~10組のトーナメント)があり、各組を制した8~10名程度の棋士だけが2次予選に進む。2次予選では、前期リーグ陥落者3名、タイトルホルダー、A級棋士計20名前後が3組のトーナメントに別れ、新たにリーグ入りする3名を決める。
さらに、前期からのリーグ残留者4名と今期リーグ入りを決めた3名でリーグ戦が行われ、その優勝者だけが、挑戦者となれる。

仮に1次予選が突破できても、タイトルホルダー、A級棋士の集まる2次予選で敗退してしまうケースが大半である。

豊島五段は、昨年度(2009年度)、1次予選を突破、2次予選でも横山泰明五段、高橋道雄九段、藤井猛九段を破って初のリーグ入りを果たした。しかし、リーグ戦では、2勝(渡辺竜王、三浦八段)4敗(久保棋王、深浦王位、佐藤九段、森内九段)に終わり、リーグを陥落。
今年度(2010年度)は2次予選からの再スタートだった。今回は、谷川浩司九段、丸山忠久九段を破って、リーグに復帰。リーグ戦では初戦の渡辺竜王戦には敗れたものの、森内九段、深浦九段、三浦八段、羽生名人に勝って4勝1敗。そして、最終戦で佐藤九段にも勝って挑戦を決めた。2年をかけての挑戦権獲得と言えるだろう。

どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語
どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語

昨日の記事で紹介した梅田望夫著『どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語』(中央公論新社)での世代分類でいえば、今回の王将戦は、羽生世代の「ちょっと下の世代」である久保利明王将(1975年生)への挑戦権を「羽生世代」の佐藤康光九段(1969年生)と渡辺竜王(1984年生)より「もっと若い世代」の豊島将之五段(1990年生)が争って「もっと若い世代」が勝ったという構図になる。

これは広瀬新王位が誕生した今期の王位戦と同じ構図なのだ。「ちょっと下の世代」の深浦康市王位(1972年生)への挑戦権を、「羽生世代」の羽生名人(1970年生)と「もっと若いの世代」の広瀬章人五段(当時、1987年生)が争って、「もっと若い世代」が勝った。王位戦では、さらに「もっと若い世代」の広瀬挑戦者がタイトルまでもぎ取っていったが、果たして王将戦ではどうであろうか。

「もっと若い世代」が急激に台頭する中で、「渡辺竜王を中心とする世代」では、渡辺竜王以外にタイトルをつかめる棋士が出て来るのか。「羽生世代」やその「ちょっと下の世代」はどう迎え撃つのか。
『どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?』で語られる通り、これから10年の将棋界の新旧世代の戦いは、その人間ドラマも含めて、目が離せないかも知れない。それを感じさせた、王将戦の挑戦者決定戦だった。

最後に、残る2局、羽生名人vs深浦九段戦は羽生名人の勝利。渡辺竜王vs森内九段戦は森内九段が意地を見せ、リーグ戦初白星をあげた。

今期の王将戦挑戦者決定リーグ戦の最終結果は以下の通り。

1位:豊島将之五段(5)5勝1敗(王将位挑戦)
2位:佐藤康光九段(2)4勝2敗
3位:羽生善治名人(1)3勝3敗(残留)
4位:渡辺 明竜王(5)3勝3敗(残留者決定戦戦へ)
4位:三浦弘行八段(5)3勝3敗(残留者決定戦へ)
6位:深浦康市九段(3)2勝4敗(陥落)
7位:森内俊之九段(4)1勝5敗(陥落)

( )内は今期のリーグ戦での順位・序列である。前期リーグ残留者は前期の成績で1位から4位までの順位付けがされていて、今期リーグ入りした3人は同列の5位。同成績の場合は、このリーグ戦順位が優先するので、3勝3敗で3人が並んだが、羽生名人の残留は確定。渡辺竜王と三浦八段は、後日、最後のリーグ残留枠を賭けて戦うことになった。

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2010年11月29日 (月)

久保利明棋王・王将への挑戦者は誰になるのか?

将棋界では、現在、渡辺明竜王に羽生善治名人が挑戦する第23期竜王戦七番勝負が第4局まで終えたところ。渡辺竜王が2連勝と好スタートをみせたが、羽生名人が第3局、第4局と連勝し2勝2敗の五分となって、12月1日・2日に石川県で行われる第5局でどちらが勝って、先に第23期竜王位に王手をかけるのかが、重要になりそうである。

竜王戦の次は、年末から年度末にかけて、第60期王将戦七番勝負と第36期棋王戦五番勝負が過密スケジュールの中で行われる。どちらもタイトルを保有するのは、久保利明二冠(棋王・王将)。こちらの挑戦者争いも大詰めを迎えており、挑戦者となる可能性を残す棋士が絞られてきた。

王将戦は、7人で争う挑戦者リーグで決まるが、6回戦まで終り、挑戦の可能性を残しているのは、ここまで4勝1敗の佐藤康光九段と新鋭豊島将之五段の2人。リーグ戦対戦カードの組み合わせの妙で、なんとこの2人が今日(2010/11/29)の7回戦で対戦する。まさに挑戦者決定戦である。
他の5人は、既に一足はやく全日程を終えた三浦弘行八段が3勝3敗。渡辺明竜王が3勝2敗、羽生善治名人が2勝3敗、深浦康市九段が2勝3敗、森内俊之九段が0勝5敗。今日の7回戦では、佐藤vs豊島戦に加え、渡辺vs森内戦、羽生vs深浦戦も行われる。
挑戦者決定の他にも、リーグ残留枠4つの争いも気になる。上位4名なので、佐藤九段、豊島五段の2人は当確。
現在3勝の渡辺竜王は勝って4勝2敗なら文句なしの残留。負けて3勝3敗ならリーグ戦での序列の関係で三浦八段との残留決定戦となるはずだ。
リーグ戦序列1位の羽生名人と3位の深浦九段は勝って3勝3敗となった方が残留、負けて2勝4敗なら陥落である。永年、1993年以降羽生名人は、王将位のタイトルを保持するか、あるいは挑戦者リーグに席があった。果たして、今回、久々のリーグ陥落となるのか。

棋王戦は、上位4名は敗者復活ありの変則トーナメントで挑戦者を決めるが、すでに上位4名が絞られた。本戦の上位2名が、広瀬章人王位と窪田義行六段。2人に敗れて敗者復活トーナメントに回ったのが、渡辺明竜王と糸谷哲郎五段である。
渡辺竜王以外の3名は、予選からの勝ち上がりである。(広瀬王位は王位タイトル獲得前に組み合わせが決まっている。)
本戦の広瀬vs窪田の勝者が挑戦者決定戦に進出、敗者は復活戦に回り、渡辺vs糸谷の勝者と対戦して勝った方が、挑戦者決定戦進出である。ベスト4以上は2敗失格というルールなので、挑戦者決定戦では、本戦勝ち抜き者は1勝で挑戦決定、復活戦勝ち上がり者は2勝して初めて挑戦決定となる。

この王将戦・棋王戦では、タイトルホルダーと挑戦者となる可能性のあるメンバーの中に「最強世代」と呼ばれる羽生名人と同世代の棋士は佐藤康光九段一人である。
出版されたばかりの梅田望夫著『どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語』(中央公論新社)では、現在の棋士達を「羽生世代」(=最強世代)、羽生世代の「ちょっと下の世代」、「渡辺竜王を中心とする世代」、「もっと若い世代」の4つに分類している。

どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語
どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語

王将・棋王のタイトルを保つ久保二冠は、「ちょと下の世代」で、何度も羽生世代の壁に跳ね返されながら、よくやく羽生世代から棋王(佐藤康光棋王から)、王将(羽生善治王将から)のタイトルを奪取し二冠となった。

王将戦の挑戦者を争う2人は「羽生世代」(佐藤九段=1969年生まれ)と「もっと若い世代」(豊島五段=1990年生まれ)という対戦になる。

棋王戦で残る4名のうち、窪田義行六段(=1972年生まれ)は、年齢からすれば、羽生世代の「ちょっと下の世代」。渡辺竜王(=1984年生まれ)が当然ながら「渡辺竜王を中心とする世代」。(「渡辺竜王を中心とする世代」のイメージは、山崎隆之七段、阿久津主税七段、橋本崇載七段など80年代前半生まれの棋士達を指すのであろう)
広瀬王位(=1987年生まれ)と糸谷五段(=1988年生まれ)の2人含め、渡辺竜王より年下は「もっと若い世代」に入るということになるだろう。

「ちょと下の世代」の代表格である久保二冠が、誰を挑戦者に迎え、どんな戦いをするのかも、関心のあるところである。

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第52期将棋王位戦、郷田真隆九段は予選2組準決勝で横山泰明五段を破り、挑戦者決定リーグ入りまであと1勝

新進の広瀬章人王位への挑戦者は、紅白の各挑戦者決定リーグの勝者による挑戦者決定戦によって決まるが、現在、そのリーグ入り8名を争う予選が大詰めを迎えている。
広瀬王位と前期のリーグ残留者(深浦康市九段・前王位、羽生善治名人、佐藤康光九段、戸辺誠六段)を除く全棋士が8組のトーナメントに振り分けられ、各組の優勝者がリーグ入りを果たす仕組みだが、各組の決勝進出者が徐々に決まりだした。

私が応援する郷田真隆九段は予選2組での出場。ここまで室岡克彦七段、神谷広志七段を破って2組準決勝に進み、先週金曜日(2010年11月26日)が横山泰明五段との準決勝。
27日(土)に更新された将棋連盟ホームページの「最近1週間の結果」を見ると、後手の郷田九段の勝ち。これで、2組決勝進出が決まった。
決勝の相手は30日(火)に行われる三浦弘行八段と及川拓馬の勝者。実績からすれば、A級在籍の三浦八段の可能性が高いが、若手棋士の活躍の機会も多いこの王位戦何が起こるかわからない。郷田ファンとしては、どちらが対戦相手となっても決勝で勝って、2年ぶりのリーグ入りを決めてもらいたい。

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2010年11月28日 (日)

auのスマートフォンIS03を手に入れた

一昨日(2010年11月26日)、ついにリリースとなった初の日本仕様のスマートフォンであるauのIS03。ちょうど、これまで使っていた東芝製の携帯電話(W62T)が利用開始から10月で丸2年が経過し、制約となっていた「安心ケイタイサポート」の期間が満了したこともあって、製品発表の直後に予約をして、受け取り予定にしていた昨日(11月27日)吉祥寺のauショップで機種変更の手続きを終えた。

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auもこのIS03には社運を賭けているようで、まず端末代金については、正規価格は63000だが、毎月割(△1500円)の導入で24ヵ月で実質36000円の値引きを行い、端末の実質価格は27000円。加えて、私の場合、過去貯めたポイントが15500円分使えたので、端末の価格負担は11500円で収まった。
従来利用していたプランSS(1000円分の無料通話付)月額利用料金が1980円から980円に値下げされたこと、従来のW定額ライトの上限5980円に対し、ISフラットが定額5450円となることで、電話の通話を無料通話内に収めれば、月々の支払負担はさほど増えずにすみそうだ。

液晶画面は細密で美しく、表示されるフォントも携帯電話でののとは比べものにならない。アップルのアイフォンとの比較はアイフォンを使ったことがないのでわからないが、携帯との比較であれば、非常に満足している。赤外線通信で、アドレス帳は前の機種からあっという間に、IS03に移行。TwwiterやMixiなどの専用ソフトも用意されている。

半日、使ってみての感想をいくつか。携帯電話にあったキーがなくなり、すべて液晶画面上に表示されるタッチパネルで操作に変わる。文字や数字の入力がまだ慣れないので少しとまどう。しかし、まあ、これは慣れの問題だと思う。

やはり、電池の持ちは長くはない。ネットの接続するような操作を常時行っていると、半日ぐらいで要充電表示になる。もしもの時の充電器の携帯は必須だろう。職場に持って行く場合は、扱うのは朝夕の出勤時、退社後と昼休みぐらいだから、1日は大丈夫だろう。

あと、KDDIとしてはハードウェアとして完成したので、DocomoやSoftBankなど他社との競争上、1日でも早く市場に投入したかったということなのだろうが、ソフト面の対応が追いついてない。
これまで携帯電話向けの機能として提供してきた「おサイフケータイ」は、メインとなるsuicaやEdyへの対応は12月以降で、現在使える電子マネーはWAONだけ。音楽プレーヤーのLISMOもパソコンとの同期による楽曲の取り込みは、12月に予定されるLISMOのバージョンアップまで待つ必要があるとのことだ。
また、個人的には対応を期待していた将棋の棋譜中継は、盤面は表示されるものの、駒の方は、きちんと正しい大きさで盤面上に配置されるのではなく、画面の左側に寄って、横幅も半分程度の圧縮されて表示されていて、いまのところまったく役にたたない。いずれ改善されると思うが、ちょっと残念だ。

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2010年11月24日 (水)

東京都心の紅葉

今日は、一日休暇を取った。午前中は家にいて、午後から、平日でないとなかなか出来ない諸手続を行うために都心に向かう。まずは、職場からそう遠くない京橋へ。目的の場所は、京橋と銀座の境界線の京橋側にあり、地下鉄の銀座一丁目駅経由で向かう。平日の昼の銀座など初めてではなだろうか。

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京橋で用事の後の、次の目的地は水道橋。国際会計基準の講座を開講している専門学校に受講の申し込みに行く。

天気もよく暖かいので、散歩がてら、買ったばかりのデジタル一眼レフ、ペンタックスのK-xを肩にかけ歩くことにした。何か気になるものがあったら、撮るというつもりで歩く。カメラを持ったことで、被写体となりそうなものはないかといつもより周囲に目を凝らしながら歩く。思わぬ光景に出会うとうれしくなる。

結局、地下鉄の京橋駅の出口を皇居の方面に曲がる。京葉線の東京駅に向かって歩いている感じだ。

鍛冶橋の交差点を渡り、JRのガードをくぐり、左に東京国際フォーラム、右の三菱グループ各社の本社ビルを見ながら、馬場先門からそのまま皇居方面に歩く。

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皇居外苑も紅葉が進んでいる。さらに、皇居前広場へ進み、二重橋の写真を撮った。帰って来て調べてみると、記念写真の撮影場所にもなる眼鏡橋は本当の二重橋ではなく、本物は眼鏡橋の奥の橋らしい。

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皇居前から内堀通りを北に道なりに歩き、東京消防庁、気象庁と過ぎて、平川門の前で神保町方面に曲がり白山通りに。一ツ橋を渡り、学士会館前を通り過ぎ、神保町の交差点をさらに水道橋方面にしばらく歩き、第二の目的地の専門学校に着いた。平日の3時過ぎとあって受付で待つ人もまばらで、ゆっくり説明を聞くことができた。受講手続きを済ませて、今日の目的は完了。そこから、さらに飯田橋まで歩き、地下鉄に乗り家路についた。

東京都心でも、歩いたことのない道や路地はたくさんある。これからも、暇な時は、カメラを肩にかけて歩いてみよう。

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2010年11月21日 (日)

IFRS検定の勉強をした

2010年12月5日に試験がある第5回IFRS(国際会計基準)検定に申し込みをすませて、はや1ヵ月。
試験日が着々と迫る中、先週までは仕事が忙しく、家に帰って来て、夕食を食べるとすぐ睡魔に襲われるという日が続き、なかなか、まとまって試験対策の勉強をしたのは数日。

久しぶりに、机に向かった。

試験に関する情報は少ない。ヒントになるのは、
IFRS検定試験のホームページhttps://www.ifrs-kentei.com/about_ifrs/index.php
と試験の運営にかかわるアビタスの社長名で出版されている『国際会計基準(IFRS)検定 重要ポイント&問題集』。

国際会計基準(IFRS)検定 重要ポイント&問題集
国際会計基準(IFRS)検定 重要ポイント&問題集

試験を運営するアビタスでは、「IFRS検定試験対策講座」も開講している。これを受講すれば、合格可能性は高くなるのだろうが、1回2時間半の講義が計20回で受講料は23万円余。さらに、試験の受験料が35,700円(先着250名は28,350円に割引)。
受験料だけでも、他の資格試験と比べると割高で、さらに20万円と100時間を費やすお金と時間の余裕はないので、いかに独学で突破するか。

IFRS検定のホームページをみると「出題内容」が示されていて、現在、有効な37の基準と「財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク」が出題範囲といえそうだ。『国際会計基準(IFRS)検定 重要ポイント&問題集』には、各基準に1~2問の例題が出ていて、出題傾向の参考にはなりそうだ。
これまで、私が試験対策でやってきたのは、『重要ポイント&問題集』の例題を、システム手帳に書き写しつつ、解いてみること。とりあえず、出題範囲を広く浅く眺めてみたというところだ。問われるのは、IFRSの37の基準とフレームワークの内容について正しく理解しているかということのようだ。

『重要ポイント&問題集』は、あくまで導入編であり、さらに詳しいことは、「IFRS検定試験対策講座」を受講して下さいという流れになるが、それに乗せられたくはない。
いまや、書店の棚には、あまたの「IFRS」「国際会計基準」「国際財務報告基準」関連本が並べられているので、試験勉強の参考になる本も何冊かはあるだろうと探してみたが、その大部分は、いわゆるIFRSとは何か?的な初心者用解説本、導入された場合の日本企業へのインパクトがこんなに大きいと危機感を煽る本、現在の日本の財務諸表の構成に沿って関連する基準を説明する本のどれかで、最近はそれに加えIFRS導入のノウハウを説明する本が増えているといったところ。IFRSの37基準を正面からとらえて基準毎に説明している本はほとんどなかった。
唯一、見つけたのが、中央経済社の『別冊企業会計 IFRS37基準のポイント解説』。発行元のホームページで「IAS・IFRS全基準と概念フレームワークのポイントを解説。各基準ごとにほぼその内容、日本基準との相違、会計処理、開示、発効日などを説明。会計処理では簡単な設例・仕訳を示す。」と示されている通り、それぞれの基準を詳しく理解するには最適のテキストと言えそうだ。あと2週間で、これをどの程度マスターできるか。あとは、集中力の勝負だ。

上記のポイント解説はその後、新版が発売されたようだ。(2012年6月10日追記)

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2010年11月18日 (木)

小惑星探査機はやぶさのカプセルにはイトカワ由来の微粒子が1500粒

今年(2010年)6月、7年の歳月を経て、数々の苦難を乗り越えた探査機はやぶさが小惑星イトカワから地球に帰還し、イトカワのサンプルを収めたかも知れないカプセルを地上に届け、自らは流れ星となって燃えつきてから、半年近い月日が過ぎた。

カプセルの中には、肉眼で確認できるようなサンプルはなかったものの、微粒子は存在するとのことで、それがはやぶさがイトカワに想定外の着陸をした際にカプセル内に採取されたものか、地球由来のものかの調査、分析が進められていた。

昨日(2010年11月16日)、とうとうその結果が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から発表された。「1500粒程度の微粒子が岩石質で、そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来である」と判定されたとのこと(詳細は下記プレスリリース)。文部省ではやぶさのプロジェクトマネージャーであるJAXAの川口淳一郎教授らが記者発表をした。

プレスリリース
http://www.jaxa.jp/press/2010/11/20101116_hayabusa_j.html#at01

川口教授は、2003年の「はやぶさ」打ち上げ直後に、以下のような加点法による「はやぶさ採点簿」を公表しているが、結果的にすべてをクリアしたことになる。

電気推進エンジンの稼働開始(3台同時は世界初):50点
電気推進エンジンの1000時間稼働:100点
地球スウィングバイ(電気推進によるものは世界初):150点
自律航法に成功して「イトカワ」とのランデブー:200点
「イトカワ」の科学観測:250点
「イトカワ」にタッチダウンしてサンプルを採取:300点
カプセルが地球に帰還、大気圏に再突入して回収:400点
「イトカワ」のサンプル入手:500点

これのような採点は、うがった見方をすれば、一般に理解されにくく、誰も確たる評価軸を持ち得ない宇宙観測のプロジェクトについて、プロジェクトの実施主体自らが、100点のバーを達成可能なレベルに設定して公けにすることで、世の中に対して先に評価軸を示すという意味があったかもしれない。そのような、評価軸をもっていないと、いつ素人の事業仕分けで、血祭りに上げられるかも知れない時代である。
そこまで、考えていたとすれば、川口プロマネは先見の明は大したものであり、自分たちの仕事の成果を見事に世間に理解させたと言えるだろう。

そんな天の邪鬼な見方はさておき、カプセルの中にイトカワから持ち帰ったサンプルが存在していたというニュースは、一連の「はやぶさ」物語の最高の締めくくりだろう。幾多の絶望的な危機を人智を結集して乗り越え、不可能と思えたことを可能にしてしまったこのプロジェクトは、なかなか元気のでない、我々日本人にとって何よりの贈り物だ。

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2010年11月14日 (日)

2010世界バレー女子3位決定戦で、日本はアメリカを3‐2で破り銅メダル獲得。32年ぶりの快挙。

2010年10月29日から、日本を舞台に始まった世界バレー(バレーボール世界選手権)の女子大会。24ヵ国の代表チームが、第1次ラウンド・第2次ラウンドを経て12チームに絞り込まれ、決勝ラウンドを迎えた。各チームは第2次ラウンドまでの成績で、決勝トーナメント、5~8位決定トーナメント、9~12位決定トーナメントに分かれて戦う。

日本は第2次ラウンドでプールE2位となり、昨日(2010/11/13)の準決勝でプールF1位となった現在世界ランキング1位のブラジルと対戦。2セット先取し、決勝進出・銀メダル以上確定かと思わせたが、ブラジルの底力に一歩及ばずセットカウント2-3で惜しくも敗れた。

今日(2010/11/14)は、同じく昨日の準決勝でロシアに1-3で敗れたアメリカとの3位決定戦。銅メダルがかかる。すでに決勝トーナメント進出で世界選手権で28年ぶりのベスト4以上が確定しているが、さらにメダル獲得となれば32年ぶりである。なんとか、勝手ほしい。

7時からの放映開始に、テレビの前にかじりつく。心配されるのは、体力。昨日、フルセットの戦ったうえ、第2セットは35-33というスコアは世界バレー史上最長という厳しい戦いからまだ1日である。どのチームも同条件とはいえ、昨日ロシアと4セットしか戦ったいないアメリカのほうが消耗が少ないに違いない。

銅メダルがかかるアメリカ戦の第1セット、日本は18-25で失う。第2セットもアメリカリードで試合の中盤まで進む。2セット連取されると、ちょっと辛い。ここまで、日本躍進の立役者だった江畑幸子のスパイクがブロックに止められ、レシーブに拾われる。エース木村沙織のスパイクも決まらず、相手のサーブが続くいやな展開。
ここで、ベンチの真鍋監督は、江畑がサーブに回ったところで、昨日のブラジル戦でサーブやレシーブで活躍を見せた石田瑞穂をピンチサーバーで投入。その石田がレシーブでアメリカのスパイクを拾い、バックアタックまで決めた。ここで、日本チームの沈滞していたムードに変化が出て、離されかけていたアメリカに追いすがる。ベンチも前衛に回っても石田を使い続け、セッター竹下も石田を積極的に使う。昨日のブラジル戦で初めてベンチ入りした石田はデータがほとんどなく、結果的にアメリカをかく乱することに成功したようだ。13-13と追いつき、その後は20点すぎまでラリーが続いたが、最後は日本が25-23でセットを取った。石田の投入が流れを変えた。

第3セットは15点まで一進一退が続いたが、その後アメリカが抜け出して、アメリカ25-22で取り返した。日本はあとがなくなった。
第4セットは、今大会センタープレヤーでブロックで好成績を上げてきた井上香織に代えて、キャプテンの荒木絵里香を投入。荒木のクイック、サービスエース等活躍もあり、終始リードを保ったまま25-19で日本が取って、セットカウント2-2で第5セットの15点勝負に持ち込まれた。

15点で決着がつく第5セットはスタートダッシュが肝心。日本ベンチは、いい流れを切らないよう途中出場の石田と荒木を第5セットもそのまま使う。昨日のブラジル戦では、第5セットリードを許し、そのまま押し切られた。3-3までは、一進一退が続いたが、そこから、日本が抜け出して、2~3点のリードを保ちながら試合が進む。いったん、10-8まで詰められるが、そこから5点連取。3位を決め、悲願のメダル(銅)を獲得した。

Getphotojapanusa

真鍋監督の前任者である柳本監督率いる全日本女子がアテネオリンピックに出場を決めた世界最終予選の頃から、再びバレーボールファンとして、全日本女子チームを見続けてきた。
今回の真鍋ジャパンの世界バレーチームは、まずレシーブがうまくなって、簡単に点を取られなくなった。また、セット終盤になって少し点差が離れていても簡単にあきらめないし、ジュースなどの競った場面でも精神的に強くなった。
それを支えるのは、セッターでチームの要である竹下佳江だ。今回の大会をテレビ観戦していて、普通ではとてもスパイクが打てるようなトスは上がらないと思うような場所にボールがとんでいっても、とにかう打てる球を上げる、オーバーハンドであれアンダーハンドであれとにかくスパイクできるトスを上げる。それを木村や江畑が決め、何回ピンチを乗り切ったことだろう。

さらに、選手層が厚くなった。1年前のワールドグランプリで活躍した坂下麻衣子やプリンセスと呼ばれる狩野舞子も今回の14名のメンバーに選ばれていない。
新メンバーとして加わった江畑幸子が大会を通じて活躍し、第1次ラウンド・2次ランドではその江畑不調の時には迫田さおりが活躍をした。また、その決勝ラウンドではサーブのうまさが買われてベンチ入りした石田瑞穂が江畑の代役として銅メダル獲得へ貴重な働きをした。
また、センタープレイヤーも、柳本ジャパンでは杉山祥子と荒木絵里香だったが、真鍋ジャパンではクイック・ブロック井上香織が活躍し、さらに今回は今まであまり名前を聞くことがなかった山口舞がレギュラーとなってそのうまさで相手チームを翻弄している。さらに、アテネオリンピックの全日本代表として柳本ジャパンのオリンピック出場に貢献した山本愛(旧姓大友)愛が全日本に復帰。荒木はキャプテンでありながら、控えに回ることも多くなっている。竹下は、また一段とセッターとしてのスキルを高めたのではないだろうか。

今日の試合の勝利は、連戦でレギュラーメンバーが疲れる中、控えに回っていた石田や荒木を効果的に投入することで、チームのムード、攻め手を変え、総力戦で勝ち取ったチーム全体の勝利と言えるだろう。

興奮さめやらぬ夜になった。真鍋ジャパンの次なる目標は、オリンピックでのメダル獲得だろう。世界各国からも、よりマークされのは確実だが、現在のチーム力に磨きをかけ、さらにレベルアップしてオリンピックでもメダルを取ってほしいものだ。

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2010年11月12日 (金)

郷田真隆九段、朝日杯将棋オープン2次予選で小林宏七段、高橋道雄九段を破り3年ぶりに決勝トーナメント進出

朝日新聞社が再び名人戦の主催社に加わることになったことを受け、それまでの朝日オープン将棋選手権(旧全日本プロトーナメント)が衣替えした朝日杯将棋オープン。今年で4回目を迎える。
衣替え後は、持ち時間40分の早指し棋戦となり、全局リアルタイムでインターネット中継されている。1次予選、2次予選では、午前中に2局対局があり、その勝者どうしが午後に戦って、4人のうち勝ち残り1人が決まっていくケースがほとんど。

今回、私が応援する郷田九段は、昨日(2010年11月11日)2次予選D組に登場。D組は午前10時から郷田九段vs小林宏七段、高橋道雄九段vs飯塚祐紀七段の2局が行われ、その勝者が午後2時から決勝トーナメント進出の椅子を巡って戦う。

午前中の小林七段戦は、郷田九段は振り駒で後手。相矢倉の戦いとなったが、ネット中継の解説コメントでは、途中まで先手の指し回しに、後手の郷田九段は劣勢と感じていたようだが、よく辛抱して一瞬のスキを突いて反撃。主導権を握り、要所で小林七段の攻め手に手抜き対抗、自らの攻め手を進め、攻め勝った。

郷田真隆九段 対 小林宏七段戦の棋譜
http://live.shogi.or.jp/asahi/kifu/20101111asahi_12.html

午後からのD組決勝の郷田九段の相手は、飯塚七段を破った高橋道雄九段。1ヵ月ほど前に、A級順位戦で対戦し、優勢だった将棋を逆転負けしている。高橋九段が復活後の2008年度以降では対戦成績も1勝4敗と分が悪く、A級順位戦でも昨年、今年と連敗しており、そろそろ借りを返しておきたい。
決勝の将棋は、振り駒で郷田九段の先手。お互い指しなれている横歩取りの展開となった。高橋九段は後手△8五飛戦法を採用。解説によれば、途中、郷田九段がこれまでの定跡にはない新手を繰り出したようで、高橋九段の消費時間の方が多めで進み、先に高橋九段が1分将棋になった。
しかし、最初に攻めたのは高橋九段。横歩取りの将棋では、玉はお互いの固い守りというわけではないので、郷田玉も高橋九段の攻めをかわしながら、自らも高橋玉にジャブを繰り出し、高橋玉を守る金銀を剥がす。お互いギリギリの攻防が続くが、最後は郷田九段の飛車捨ての王手からの寄せが決まり、高橋九段が投了。激戦に幕が下りた。

高橋道雄九段 対 郷田真隆九段戦の棋譜
http://live.shogi.or.jp/asahi/kifu/20101111asahi_13.html

11月10日までの郷田九段の2010年度の戦績は、将棋連盟の記録のページの今年度成績一覧によれば、12勝9敗で勝率0.5714。これにこの2勝が加わり、14勝9敗、勝率0.6087とようやく勝率6割を超えた。
昨年度(2009年度)の第67期名人戦七番勝負で羽生名人に挑み3勝4敗で惜敗して以降、調子に乗りきれず、第23期竜王戦1組1回戦の森内九段戦では遅刻での不戦敗という不名誉な記録まで作り昨年度は初の負け越し。
今年度に入っても、勝ち負けが交互に続くような感じで、勝率5割レベルが続いていた。勝率6割に戻し、ようやく復調の兆しが見えてきた。今年度の棋戦では、勝ち残っているNHK杯とこの朝日杯オープンでは優勝、来期に向けた王位戦予選等では挑戦者リーグ入りを実現させてもらいたい。
また、来週にはA級順位戦5回戦の三浦弘行八段戦がある。A級で挑戦者レースの上位にいる谷川九段、渡辺竜王らとの対戦を残している郷田九段としては、現在の2敗を維持すれば、名人挑戦の目も残っている。まずは、三浦八段戦で勝ち3勝2敗とした上で、後半戦で挑戦権を争ってほしいものだ。

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2010年11月 9日 (火)

第60回NHK杯将棋トーナメント2回戦、郷田真隆九段が阿久津主税七段を破ってベスト16入りを決める

第60回NHK杯将棋トーナメント2回戦、郷田真隆九段が阿久津主税七段を破ってベスト16入りを決める

一昨日(2010/11/7)のNHK杯将棋トーナメントに郷田真隆九段が登場した。NHK杯も1回戦は、予選からの勝ち上がり棋士、B級1組在籍で予選免除となった棋士の対戦が大半だったが、2回戦になるとシード選手である前期優勝者、タイトルホルダー、A級棋士などが登場し、1回戦からの勝ち上がり組と対戦する。

A級棋士として2回戦からの登場の郷田九段。1回戦脇八段を破って勝ち上がってきた阿久津主税七段との対戦である。解説は森内俊之九段。

振り駒で先手は郷田九段に。お互いに角道を開けた後、郷田九段の▲2六歩に対し、阿久津七段は△9四歩と端歩を突き、さらに▲2五歩、△9五歩と歩を伸ばし会う珍しい出だしとなった。先手が飛車先の歩を切り、後手は飛車が9筋に回り、△9四飛と浮き、お互いの主張を通しあう。郷田九段から角交換を行い、郷田陣は舟囲い、阿久津陣は美濃が濃いに守って、1筋、2筋を巡る攻防が始まった。銀が△2五銀と出陣し、さらに△2六飛と2筋に回ったあたりでは、阿久津七段の作戦勝ちのようにも見えたが、阿久津七段が△1六銀として、手数をかけて布陣した飛車の交換にあっさり応じたことで、戦局の帰趨はわからなくなった。

郷田九段は、交換で手にした飛車を▲2一飛とすぐさま阿久津陣の打ち込み、▲1一飛成りと香車を取る。阿久津九段も△3九飛と郷田陣に飛車を打ち、△1九飛成りと香車を取る。しかし、郷田九段はさらに取った香車を美濃囲いを崩すべく47手目に▲6二香と打ち込み、急所を突く。これで完全に郷田ペースとなった。そこからは、自玉の守りを固めつつ、横と上から少しずつ阿久津玉包囲網を狭めていく。

結局、阿久津七段はなんら見せ場を作れないまま、69手という短手数で投了となった。

これで、郷田九段はベスト16に進んだ。3回戦の相手は、1回戦澤田四段、2回戦谷川九段を破ってベスト16入りを決めた豊島将之五段。次回以降もA級棋士の意地をみせてベスト8、ベスト4と勝ち進み、NHK杯初優勝を勝ち取ってほしい。

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2010年11月 7日 (日)

柏にある児童書専門店「ハックルベリーブックス」へ行った

2010年10月に柏にオープンしたばかりの児童書の専門店「ハックルベリーブックス」へ行ってきた。歌人の松村由利子さんのブログ「そらいろ短歌通信」で先週紹介されていた。

我が家からだと最寄り駅から池袋に出て、山手線で日暮里に行き、そこで常磐線快速に乗り換えて5駅。日暮里で待ち時間なしで乗り換えられたので、電車に乗っている時間は1時間ほどだった。

まだ、真新しい2階建て。児童書と絵本を中心に、身の回りの雑貨など。

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児童書には知らない本も数多くあったが、ナルニア国シリーズ、ゲド戦記シリーズ、上橋菜穂子の「守り人」シリーズと「獣の奏者」のシリーズなども置かれており、さすがに定番は外していないなという感じである。岩波少年文庫から改訳版が出たばかりのアーサー・ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』上・下、トーベ・ヤンソンのムーミン谷シリーズは、ハードカバーの『楽しいムーミン一家』『ムーミン谷の十一月』があった。うれしかったのは、このブログでもずいぶん宣伝した佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』も講談社文庫版が置かれていた。

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店長推薦の『十一月の扉』(高楼方子作)を一冊買ってきた。

十一月の扉
十一月の扉

一緒に行った妻は、『イギリスのお話はおいしい』というイギリスの絵本や児童文学に登場するお菓子のレシピ本を買っていた。

イギリスのお話はおいしい。―すてきなティータイム (MOE BOOKS)
イギリスのお話はおいしい。―すてきなティータイム (MOE BOOKS)

雑貨も気のきいた小物が多く、鍋敷きやブックエンド、特製のトートバッグなども合わせて購入した。

びっくりしたのは、店の中に本物のフクロウがいたこと。最初は、精巧にできた作り物かと思っていたら、実は生きている本当のフクロウだった。店のマスコットということらしい。(写真は店に来ていた女の子の手に乗ったフクロウ)

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店番の男性にフクロウのことを聞こうと声をかけたら、店長である奥山恵さんのご主人で、ウイークデイは小学校の先生、土日は店番を手伝っているとのことだった。

先週(2010/10/29)の松村さんのブログ「そらいろ短歌通信」では、「本と子ども」というタイトルで

   子どもらと何話したか君が手に赤いインクのらくがきありて  
                       
という奥山さんの短歌が紹介されていたが、ひょっとするとこの店番をしていたご主人が、手に赤いインクのらくがきをされていた「君」だったのかもしれない。こどもたちに慕われそうな優しそうな方だった。

歌人でもある店長は、2階のイベントギャラリーで短歌の会。しかし、途中、我々が本以外にもあれこれ買うので、店番のご主人が在庫の有り場所を訪ねに上がり、一緒に下りて来られたので、店長にも一言ご挨拶。

本好きには、居心地のいい空間だった。我が家からもう少し近ければ、1ヵ月に1回ぐらいは立ち寄って、新しくどんな本を仕入れたのかチェックしたいところだが、ドア・ツウ・ドアでは、約1時間半かかるのが、難点。それでも、半年に1回くらいは行ってみようか。

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2010年11月 3日 (水)

深大寺の参道の「鬼太郎茶屋」といきものががりのベストアルバム「いきものばかり」

東京・調布市にある深大寺には、4年前に一度、行ったことがあるが、久しぶりにおいしい「蕎麦」が食べたいと思い立ち、午後になって出かけてみた。

2006年9月16日 (土)小さな旅「深大寺(調布市)探訪」
http://t-miz.cocolog-nifty.com/diary/2006/09/post_1902.html

今年の前半のNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」ロケが行われ、人気のスポットになっているようだ。
我が家を2時半過ぎに出て、3時過ぎに着いたが、駐車場もかろうじて数台空いていた感じで、やや風も肌寒く感じ始める時間だったが、まだまだ人出は多かった。まず、4年前と同じ蕎麦屋で遅めの昼食。やはり、深大寺の蕎麦はこしがあっておいしい。

参道を歩くと、ところどころで、「ゲゲゲの女房」でロケに使われた場所とか、ドラマに登場したおみやげなどが宣伝されていた。

4年前に来たときには気がつかなかったが、京王バスのバス停を降りて、深大寺の門へ向向かう短い参道に「ゲゲゲの鬼太郎」をあしらった「鬼太郎茶屋」があった。店の前には鬼太郎とねずみ男の人形があり、店の外壁にも鬼太郎たちが描かれ、店の中に鬼太郎グッズ。ふかして売っている「目玉おやじのまんじゅう」には列ができていた。

20101103

深大寺の境内にあるもみじの葉は少しだけ赤みがかっていて、紅葉本番まではあと2週間ぐらいかかりそうだった。

家に帰って、暗くなってから、アマゾンに予約注文していた、今日(2010/11/3)発売の「いきものががり」のベストアルバム『いきものばかり』が配達された。「ゲゲゲの女房」の主題歌として歌われた「ありがとう」も収められている。

そうしたら、アルバム発売日にあわせたのであろう、夜11時からのNHKの「SONGS」で「いきものががり」の特集。番組に締めくくりの歌が、「ありがとう」のフルコーラスだった。

NHK「SONGS」第155回 いきものががり

なにやら「ゲゲゲの女房」に縁のある一日だった。

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2010年11月 1日 (月)

歩数計TW-700を使ってのダイエット、ようやく体重69kg台に定着の兆し

先日(2010/10/26)、久しぶりに体重が69kg台を記録したと書いた。そのまま、一直線に減らず、一進一退を繰り返しつつ、26日以降、今日(2010/11/1)までの7日間で4回69kg台を記録した。特に、昨日(10/31)69.7kg、今日(11/1)69.5kgとようやく69kg台が定着してきた感じだ。

毎朝の体重測定は、タニタの体重計に乗りカレンダーに記録し、あわせて「Wii fit」でも記録している。

改めて9月以降の毎月月初をカレンダーの記録を振り返ると、9月1日72.2kg→10月1日70.9kg→11月1日69.5kgと毎月1kg以上減らしてきたことがわかる。平均すれば、ほぼ「1日▲50g、1ヵ月▲1.5kg」というペースを若干下回っているというところだろうか。

一方「Wii fit」では、体重と身長からBMIが毎日数値化され記録される。(体重計での体重の計量結果より「Wii fit」の計量結果の方が1kg弱多めに出ているのが目盛りでわかるが体重の数値表示はされない)。「Wii fit」のBMIでは、昨日(10/31)が25.24。過去の記録を遡ってみたら、以前25.24を記録したのは半年以上前の今年の3月だった。

まだまだ油断は禁物だが、今回の減量に役立ったのは、やはりシチズンの歩数計TW-700である。USBケーブルでパソコンに繋いで「PebNote」という専用ソフトで日々の歩行歩数を管理するのだが、歩数だけでなく、消費カロリー数や脂肪燃焼量が表示される。私の場合、1万歩で脂肪燃焼量が60g弱というところである。
ざっと計算すと毎日1万歩で、1ヵ月で▲60g ×30日=▲1800g(1.8kg)。「PebNote」での10月の歩数記録は356,959歩(1日約11500歩)、脂肪燃焼量は1989g(1日約65g)だった。
10月1ヵ月での体重減が▲1.4kgなので若干足りないが、週1回ほどの飲み会、週末の油断による多少の食べ過ぎなどが、脂肪燃焼量▲1989gと実際の体重減▲1.4kgの差分なのだろう。

歩くことによる脂肪燃焼量が数値化され、具体的にダイエット効果イメージできるようになったことで、地下鉄の駅をもう一駅歩こうか、どうしようかと考えた時、ならばもう少し歩こうという気にさせるところが、TW-700を使った効果だと思う。
なんとか、このままのペースで続けて、69kg台に安心することなく、1ヵ月後には67kg台、来年の年初には65kg台。最終的には、63kgぐらいまでダイエットしたいものだ。まだまだ、先は長い。

<シチズンTW-700の機能説明のページ>
http://www.citizen-systems.co.jp/electronic/health/function_tw700.html

<過去の記事>
2010年9月12日(日):歩数計をシチズンのTW-700に買い換えた

http://t-miz.cocolog-nifty.com/diary/2010/09/-700-12df.html
2010年10月26日 (火):歩数計TW-700の効果か、体重がようやく70kgを下回る
http://t-miz.cocolog-nifty.com/diary/2010/10/tw-70070kg-ffba.html

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