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2010年12月 7日 (火)

第60回NHK杯将棋トーナメント3回戦第1局、郷田真隆九段が豊島将之六段を破りベスト8進出決める

1年をかけて行われるNHK杯将棋トーナメントも、11月末までの放映で2回戦が終了。16名が勝ち残り、12月からはベスト8を決める3回戦の戦いが始まった。

2010年12月5日(日)の3回戦第1局は、郷田隆真九段と王将戦でのタイトル挑戦を決めたばかりの豊島将之六段の一戦。ちょうど、国際会計基準(IFRS)検定の試験時間と重なって当日の放送は見られなかったので、録画していたものを昨日の夜見た。

収録時は、まだ豊島六段の王将戦挑戦決定前で、放送での肩書きは五段。11月30日に挑戦を決め六段に昇段した旨、字幕で表示された。二人は、東京(郷田)と関西(豊島)という拠点の違いもあってだろう、練習将棋も含めて初手合いとのこと。
振り駒で郷田九段が先手。郷田九段が初手▲2六歩と飛車先の歩を突き出したの対し、豊島六段は2手目△3四歩と角道を開け、4手目に△5四歩と進め、飛車を5筋に振る「ゴキゲン中飛車」の展開に。さらに、玉の囲いを固めるため「穴熊」を目指した。
一方、郷田九段は▲3七銀から銀を前線に繰り出し、2筋、3筋の突破を目指す。
豊島六段は、かまわず△9二香、△9一玉と穴熊にまっしぐら。△8二銀として穴熊のふたが閉まるのが先か、郷田九段の前線突破が先かの争いになった。
結局、▲2四歩、△同歩、▲同銀と郷田九段の前線突破が先んじて、2筋・3筋の突破は確実となった。豊島六段も馬を作って反撃に出るが、、結局△8二銀の穴熊のふたが出来ないままの開戦であり、自玉の守りは不安定である。一方、桂馬・香車は手にしたものの、郷田玉を詰ませるには駒不足。その間、着々と郷田九段が豊島玉の包囲網を築き、79手で郷田九段の勝ちとなった。
郷田九段の踏み込んだ攻めが功を奏し、豊島六段に力を発揮する前に、勝負がついたという感じだ。

郷田真隆九段vs豊島将之六段戦の棋譜

これで、郷田九段はNHK杯では3年ぶりのベスト8進出を決めた。前回は、準々決勝で鈴木大介八段に敗れたが、今回は60回の節目の大会でもあり、ぜひ、優勝を目指してほしいものだ。

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コメント

感想戦でも快活に語っていましたね。動く郷田九段を観て、しかも勝利だったので本当に嬉しいです。

投稿: 郷田九段を応援しています | 2010年12月 8日 (水) 23時44分

「郷田九段を応援しています」さん
いつもコメントありがとうございます。

この調子で、優勝まで走り抜けてほしいですね。

投稿: 拓庵 | 2010年12月 9日 (木) 23時24分

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