« 第4回朝日杯将棋オープン戦は、木村一基八段が羽生善治名人に勝って優勝 | トップページ | 新しい職場での仕事始め »

2011年2月26日 (土)

ブログ「栄枯盛衰・前途洋洋」5周年と50歳の転機

本日2011年2月26日で、このブログ「栄枯盛衰・前途洋洋」も丸5年が過ぎ、6年目に入った。

書き始めた2006年2月26日は、札幌勤務から現在の職場に戻って約半年。年齢は45歳。自分自身の将来のイメージが描けない中、書くことが好きということで、当時流行始めたブログを始めた。テーマとして頭にあったのは「中年クライシス」。自らが抱える問題を見つめ、書くことで、進む道が見えてくればという思いだったと思う。

書き始めると、ブログへのアクセス数が少しづつ増えていくことが楽しくなり、一時は、毎日書き綴ることを自らに課した。アクセス総数もこの5年の累計で66万件以上となった。最初は一日数件だったアクセス数も1日100件を超え、多い時には1000件を超えることも出てきた。最近のように、記事を更新をしばらく行わなくても、最低でも1日200件は超えており、始めた頃に比べると隔世の感がある。

毎日更新していた頃は、読書も自らの興味を満たすため、楽しみのためであるとともに、ブログのネタとしての意味も持っていた。

また、ブログのネタとして取り上げた「将棋」は、全ての結果責任を自分一人で引き受けざるを得ないプロ棋士の生き様に対する関心に繋がり、たまたまその中でも関心を持った郷田真隆九段がこの5年間で2度名人に挑戦するというビッグイベントもあり、パソコンでのリアルタイムでの対局観戦は私の日常生活に組み込まれ、自身のアマチュア段位(初段から始まり三段まで)資格の取得にまで繋がった。

「中年クライシス」の打開策として何か見つかったのかと問われれば、とりあえずは、自分の現在の境遇について受け入れて、目の前の問題から逃げずに、一生懸命取り組むことではないかと思う。
過去は変えられないので、過去の過ちを悔やんだり、過去の不運の原因や責任を、環境や他人のせいにしても何の役にも立たない。何も解決しない。
未来は、現在の行動の先にしかないので、現在のこの瞬間から先のことについては、常に自分として可能な努力とベストの選択を積み重ねて、未来を少しづつよくしていくしかないのだと思うようになった。

そうしている内に昨年(2010年)の秋には現在の職場で5年を超え、50歳を迎えた。しかし、何が変わるわけでもなかった。

しかし、今年(2011年)に入って時間が少しづつ動き始めた。年始早々会社の人事部門から別の組織への転籍含み出向の打診があった。私自身の希望にも沿う話に思われたので応諾をした。
そして昨日(2010年2月25日)、正式な人事異動の発令があった。奇しくも、このブログ「栄枯盛衰・前途洋洋」を書き始めた2006年2月26日から数えてちょうど5年であった。
「自分がどのような人間で、どのようなことを成し遂げて、これから何ができるのか?」というのが「中年クライシス」の中で、自問自答する「問いかけ」だと思う。
しかし、この「問いかけ」には、自分ひとりでは答えを出せない。これから何ができるかは、これまでの私の生き様や仕事ぶりを見て、他人が決める部分が大きな比率を占めるからだ。いくら「自分は○○の仕が得意だ、△△ができる」と声高に叫んだところで、他人がそれを認めてくれなければ、それは独りよがりでしかない。

3月からは新しい職場で働くことになる。おそらく50代の10年間をこの新職場で過ごすことになるだろう。周囲の人びととの関わりの中で、自分に求められるものを見極め、可能なものから、一つづつ成し遂げていくしかないのだと思う。

| |

« 第4回朝日杯将棋オープン戦は、木村一基八段が羽生善治名人に勝って優勝 | トップページ | 新しい職場での仕事始め »

ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事

仕事」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブログ「栄枯盛衰・前途洋洋」5周年と50歳の転機:

« 第4回朝日杯将棋オープン戦は、木村一基八段が羽生善治名人に勝って優勝 | トップページ | 新しい職場での仕事始め »