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2011年4月23日 (土)

ズボンプレッサーを買う

会社勤めのサラリーマンにとって、背広のズボンの折り目がキチンとしているかどうかは、けっこう気になるものだ。

若い頃は自分でアイロンをかけていたが、ある時、旅先で止まったホテルにズボンプレッサーが置いてあった。毎朝、アイロンをかける手間を考えれば、投資をする価値はあるかも知れないと考えるようになった。

しかし、だからと言って、家電販売店まで探しに行くわけでもなかった。当時、東京の大塚に住んでいて、何かの用事で、普段は使っていなかった地下鉄の新大塚駅から出かけたことがあった。新大塚の駅のそばに古道具屋があり、中古のズボンプレッサーがなんと1000円で売られていた。ホテルで見かけたのは、縦型で自立するものだったが、店先に並んでいたのは、横置きのもの。本当は縦型がいいけどな~と思いつつも、3人の子育て中のサラリーマンには「1000円」は魅力だった。

帰りがけにまだ、売れずに残っていたら買おうと思い、出先から戻ってみるとまだ売れていなかったので、1000円札一枚を払って購入。結構、使い込まれていて古びてはいたが、壊れたところもなく、日常の使用には何の不都合もなかった。1年使えれば十分見合うと思っていたが、その後単身赴任した札幌でもよく働いてくれた。結局、買ってから10年ぐらいは働いてくれ、期待以上の働きだった。しかし、1年ほど前だったか、プレスのために上下の板を固定する留め具が壊れて、キチンと折り目がつかなくなり、とうとう役に立たなくなってしまった。

すぐ後継機を買おうと思ったが、家電店やネット通販で探しても、これといったものが見つからず、結局買わずじまいで、気になる時はアイロンをかけるという生活をしばらく続けていた。

先週、ちょっとしたきっかけで、ひさしぶりに調べてみると、東芝の製品で横置き型がアマゾンで6000円台で売られているのを見つけた。購入者の評判も悪くないので、すぐさま注文。この週末に届いた。
この3月から勤務を始めた新しい職場も、背広は必需品。また、しばらくズボンプレッサーの世話になる日々が続くことになる。

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