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2011年7月24日 (日)

第32回JT将棋日本シリーズ1回戦第4局森内俊之名人vs郷田真隆九段戦は郷田九段が勝って2回戦進出

昨日(2011年7月23日)、静岡市のツインメッセ静岡で今年の将棋日本シリーズ1回戦第4局が開催された。6月に羽生善治前名人を4勝3敗で破り、3年ぶり名人復位を果たした森内俊之名人に、本大会3連覇の記録を持つ郷田真隆九段が挑んだ。

JT将棋日本シリーズのホームページに公開された棋譜を見ると、先手が森内名人。▲7六歩、△3四歩、▲2六歩、△8四歩、▲2五歩、△8五歩となって横歩取りの戦いとなった。飛車先の歩を取り合ったあと、郷田九段は飛車を△8五に構える後手番△8五飛戦法を採用。
後手番ながら郷田九段が積極的に攻め、角取りを手抜きして、54手目△7七歩成、56手目△6七歩成と2枚の「と金」で一気に森内陣を崩しにかかる。更に、74手目には△3五角と王手飛車に打ち込み、終始郷田九段のペースで進んだ。森内名人はほとんど反撃の機会もないまま、86手で投了となった。
「横歩取り」が得意戦法の一つである郷田九段としては会心の勝利と言える内容だった。

郷田九段は今期ここまで、棋聖戦の挑戦者決定トーナメントの準決勝で佐藤天彦五段に敗れ、A級順位戦の初戦で渡辺竜王に敗れ、竜王戦1組の3位決定戦でも羽生名人(当時)に敗れ、3勝6敗と3つ負け越しと今一歩のスタートとなったが、相性のいい日本シリーズで森内名人を破ったことで、調子を取り戻してほしいところだ。
日本シリーズの次の対戦は、9月に福岡で広瀬章人王位に挑む。自分と同じように若くして王位のタイトルを獲得した、王位の後輩である広瀬王位に先輩の貫禄見せてほしいものである。

また、今後の対局予定は7月29日(金)に第37期棋王戦の挑戦者決定トーナメントで予選から勝ち上がってきた横山泰明五段との対戦し、その後8月8日(月)にはA級順位戦2回戦で、高橋道雄九段と戦う。
昨日の日本シリーズの勝利でようやく4勝6敗。まずは早く五分の星勘定まで戻してほしいところだ。さらに、今後予定されている棋王戦、王将戦等のタイトル戦予選で勝ち上がり、タイトル挑戦者に名乗りを上げてほしいものである。

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