待望の「日本将棋連盟ライブ中継」Android版、ようやく登場
日本将棋連盟では、1年ほど前から携帯電話向けの棋譜中継等のサービス(「日本将棋連盟モバイル」)を始めた。最初は、NTTドコモ端末(2010年7月)、そしてソフトバンク端末(2010年9月)、iPhone(2010年10月)、au端末(2010年12月)と対象球種を順次拡大してきたが、最近、携帯の中でもスマートフォンが増える中、AndroidOSのスマートフォンへの対応は遅れ蚊帳の外状態だった。
ちょうど、昨年11月に、以前のauの携帯電話からauが一大キャンペーンを行って市場に投入したスマートフォンIS03に切り替えた私は、携帯棋譜中継の恩恵を受けることができず、またPCサイト経由での棋譜中継も、当初はスマートフォン用のFlashPlayerでは見ることが出来ず、棋譜中継ではまったくあてがはずれ、その怨み節をブログに書いたりもした。
(2010年12月18日の記事:『日本将棋連盟モバイル』がau携帯に対応したのはいいけれど、スマートフォンISシリーズは蚊帳の外、Andoroid用モバイルも作ってほしい)
先週になって、「日本将棋連盟ライブ中継」Android用無料版が登場。これは、いわば9月中の1週間ほどのお試し版で、正式版は10月からリリースとのことだった。
最初のバージョンでは、IS03は液晶画面のサイズの関係か正式には対応されておらず、棋譜中継に駒を進めるボタンがその上の解説コメント欄と重なる、棋譜の盤面が画面全体に表示されない等の不具合があった。
「auが鳴り物入りで市場に投入したIS03なのに、こんな中途半端な扱いしかされないのか」と自分の不運を恨んだが、その後、何度かバグ修正が加えられ、ボタン表示も、盤面表示も正しく表示されるようになったので、10月からの有料サービス版(とりあえず、12月末までの期限で650円)をインストールした。
使ってみて面白かったのは、棋譜中継はもちろんだが、棋士によるコラムである。女流棋士が3ヵ月毎、男性の棋士も1ヵ月交代で数名づつで書いている。各棋士のプライベートな面や、将棋界の裏話的な内容もあって、ちょうど通勤電車の中で読むのにお手頃な長さだ。
棋譜中継の方は、来週は佐藤天彦六段と豊島将之六段の新人王戦決勝戦、木村一基八段の王位戦予選や、羽生二冠との棋王戦挑戦者決定トーナメントが取り上げられるようだ。
私の周りの将棋好きの人たちの中には、名人戦棋譜速報などの有料中継には抵抗感を持つj人もいるが、内容を考えれば、名人戦棋譜速報の月額500円も、このモバイル中継の月額350円も安いものだと思う。
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