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2011年11月12日 (土)

第70期A級順位戦5回戦第2局、郷田真隆九段が持将棋・指し直しの末4連勝の谷川浩司九段を破る

森内俊之名人への挑戦者を決める第70期のA級順位戦も4回戦までが終了。羽生善治二冠(王位・棋聖)、谷川浩司九段の2人の永世名人が4連勝とスタートダッシュしたのを、3勝1敗で渡辺明竜王(王座)が追う展開。一方で、実力者の丸山忠久九段と久保利明二冠(棋王・王将)が4連敗とつまづくという展開になっている。
私が応援する郷田真隆九段は、三浦弘行八段、佐藤康光九段、屋敷伸之九段と並び2勝2敗。高橋道雄九段が1勝3敗という展開になっている。

5回戦第1局は、今期初A級の屋敷九段と久保二冠の対局。A級は成績下位2名が降級のため、昇級者はこれまでのA級棋士8名のうち2名を上回る成績を残す必要がある。屋敷九段は。現在4連敗の久保二冠に勝ち3勝2敗。当面の敵をたたくことで、残留に向けて大きな1勝をあげただけでなく、挑戦者レースにも踏みとどまった。

5回戦第2局(2011年11月10日)は、郷田九段が4連勝の谷川九段に挑む。谷川九段は、過去2年4連勝のスタートながら5戦目で黒星を喫し、前々期(68期)は5勝4敗、前期(69期)は4勝5敗に終っている。郷田九段にとっては、名人挑戦権をたぐり寄せるためにも、羽生二冠とともにトップを併走する谷川九段の連勝にストップをかけたいところ。

対局は双方の意地がぶつかり合うすさまじい戦いになった。先手谷川九段の▲7四歩に対し、△8四歩と飛車先を突く。今期のA級1回戦で渡辺竜王に惨敗してから封印してきた手の復活である。駒組みは、郷田九段の後手番の際のテーマでる角換わり腰掛け銀先後同型に進む。その後の展開で郷田九段が試した手は、谷川九段の応手に切り返された形となり、谷川九段が優勢との評価になった。その後、劣勢を意識する郷田九段は攻め合いに活路を求めた。その後も谷川九段優勢だったが、谷川九段の攻めに疑問手が出て、郷田玉を寄せきれず、双方入玉の持将棋となり、午前2時10分から先後を入れ替えて指し直しとなった。

指し直し局は、後手谷川九段のゴキゲン中飛車に対し、郷田九段が▲3七銀、▲4六銀と繰り出す超速▲4六銀戦法で対抗。激しい戦いとなったが、郷田九段が攻め勝って、貴重な3勝めをあげた。

第70期A級順位戦:谷川九段vs郷田九段戦:持将棋局

第70期A級順位戦:谷川九段vs郷田九段戦:指し直し局

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