郷田真隆九段、第5回朝日杯将棋オープンで2年連続のベスト4進出決める
将棋の第5回朝日杯オープンは、1次予選、2次予選を終え、昨年末から2次予選勝ち抜き者とシード棋士計16名による本戦トーナメントが始まった。
すでに、羽生善治二冠、広瀬章人七段がベスト4進出を決めている。
今日(2012年1月12日)は、3人目のベスト4進出者を決める戦い。上位16名に残った高橋道雄九段と郷田真隆九段、谷川浩司九段と佐藤康光九段がそれぞれ午前中に対戦し、勝者が午後対戦して3人目のベスト4が決まる。
他の山には順位戦で下位のクラスに所属する棋士がいたりするのだが、今日の4人は全員A級棋士でタイトル獲得経験ありという重厚な布陣で、誰が勝ち残ってもおかしくない。
結局、午前中はそれぞれ、早指戦としは長手数の総力戦(谷川・佐藤戦202手、高橋・郷田戦180手)となり、佐藤九段と郷田九段の二人が残った。
谷川九段対佐藤九段戦の棋譜:http://live.shogi.or.jp/asahi/kifu/5/asahi201201120101.html
高橋九段対郷田九段戦の棋譜:http://live.shogi.or.jp/asahi/kifu/5/asahi201201120201.html
午後はこの佐藤九段と郷田九段の戦いとなった。先手佐藤九段の中飛車に対し後手の郷田九段が居飛車で迎えうつ。
途中、ネット解説によれば佐藤九段に詰み筋があったが、佐藤九段は別の詰み筋もあると勘違いし、その手を指ししたため詰まず、佐藤九段が投了、逆転で郷田九段が2年連続でベスト4進出を決めた。
佐藤九段対郷田九段戦の棋譜:http://live.shogi.or.jp/asahi/kifu/5/asahi201201120301.html
公開対局となる準決勝では、この年末年始に棋王戦の挑戦権を争った広瀬章人七段と決勝進出をかけて戦う。
これまでだと、準決勝・決勝は2月に有楽町マリオンで公開対局で行われ、観戦者の募集がある。昨年も郷田九段の勇姿を見ようと応募したが落選。今年こそ、マリオンで観戦したいものだ。
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