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2012年2月 4日 (土)

A級・B級順位戦ラス前対局で最終局を残し、羽生二冠が名人挑戦、深浦九段、橋本七段がA級昇級、広瀬七段がB級1組昇級を決める

2月(2012年)に入り、将棋の順位戦もラス前対局が続いた。まず、2月1日にA級8回戦一斉対局、2月3日にB級1組の12回戦、B級2組9回戦が行われた。

A級の注目は、大阪での7連勝の羽生善治二冠(王位・棋聖)と5勝2敗の谷川浩司九段の対戦。羽生が勝てば、最終戦を待たずに挑戦が決まる。
あとは、1勝6敗の3人に絞られた降級争い。今期の順位の上から、高橋道雄九段(3位)、丸山忠久九段(6位)、久保利明二冠(棋王・王将、8位)のうち2人が降級する。高橋九段が屋敷九段、丸山九段が渡辺竜王、久保二冠が佐藤康光九段と戦う。9回戦で、丸山vs久保の直接対決がある関係で、順位的に一番上位の高橋は2連勝ですれば自力残留だが、一方、8回戦高橋が負け、丸山・久保が勝つと8回戦で高橋の降級が決まる。

結果は、羽生vs谷川戦は途中劣勢と言われた将棋を羽生が逆転し8連勝。1敗者がいないため、最終局を待たずに名人挑戦を決めた。前期に森内名人に奪われた名人位を取り返えすリターンマッチに挑む。
降級争いは、高橋×、丸山×、久保○となり8回戦での降級は決まらなかった。久保二冠が丸山九段に勝てば自力残留。丸山が勝つと久保は降級が決まり、高橋vs谷川戦で高橋が勝てば、3人が2勝7敗で並び今期のA級の順位差で高橋残留、丸山・久保が降級。丸山が勝ち、高橋が負けた場合に丸山に残留の椅子が回ってくる。
3人とも、自分が負けた場合には残留はないので、とにかく目の前の相手に勝つしかない。

B級1組は12回戦の時点で、深浦康市九段(今期順位3位)と橋本崇載七段(同12位)が7勝3敗で並び、6勝4敗で木村一基八段(同1位)、山崎隆之七段(同6位)、阿久津主税七段(同13位)が追う。深浦、橋本の2人は勝てば最終13回戦を待たずに、昇級が決まる可能性もある。

結果は、深浦九段、橋本七段がともに勝ち、4敗の3名のうち、木村、山崎の2人が敗れた。深浦、橋本が8勝3敗。阿久津が7勝4敗、木村、山崎が6勝5敗となった。最終の13回戦が深浦vs深浦戦が組まれており、負けた方が8勝4敗となり阿久津と並ぶ可能性があるが、どちらも阿久津より順位が上のため、深浦、橋本のA級昇級が決まった。
深浦九段は4回目のB級昇級。過去3回は4勝5敗、4勝5敗、3勝6敗と健闘しながらも1期で降級しておりA級定着への思いはひとしおだろう。
橋本七段は今期B級1組に昇級したばかりだが、B級1組でも2位以内を確保し、見事に2期連続昇級でA級棋士の椅子を射止めるとともに、八段昇段も手中にした。
降級は、中村修九段の降級が既に決まっており、残る1枠を3勝8敗の藤井猛九段(順位2位)と4勝8敗の鈴木大介八段(同7位)が争う。鈴木が勝てば残留、藤井が勝って鈴木が負けると、順位差で藤井の残留が決まる。

一緒に行われていたB級2組では、8連勝中の広瀬章人七段が南芳一九段を破って、連勝を9まで伸ばし、こちらも最終局を待たずに、B級1組昇級を決めた。

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