第6回ネット将棋最強戦準決勝で郷田真隆棋王が羽生善治二冠(王位・棋聖)を破り第1回以来の決勝進出を決める
ネット将棋最強戦はベスト4が出揃い、準決勝が始まった。羽生善治二冠と郷田真隆棋王のタイトルホルダー同士が激突した(2012年7月26日)。
郷田棋王は、3年前の第67期名人戦七番勝負で当時の羽生名人に挑戦し、一時は3勝2敗と名人奪取まであと1勝としたが、その後2連敗で、名人位奪取を逃した。
その後も郷田棋王は、羽生二冠(当時九段)に連敗が続き、今年3月に行われたA級順位戦の最終局まで負けが続き、6連敗している。いくら最強棋士羽生が相手とはいえ、いつまでも負け続けるわけにはいかない。
棋王タイトルを取ってからの羽生二冠との初対戦がこのネット将棋最強戦となった。ここまでの6連敗はいずれも羽生:先手、郷田:後手の手番。先後が予め決まっている名人戦の6局までとA級順位戦はやむを得ないとしても残る4戦はいずれも振り駒で後手が続き郷田棋王としてはややアンラッキーな面もあった。
今回のネット将棋最強戦は郷田棋王が久々の先手。郷田棋王の横歩取りを羽生二冠が△8五飛戦法で受けるという展開。対局後の感想戦の中で、72手目までは羽生vs三浦弘行八段との対戦で同じ展開の将棋があるのコメント。郷田棋王もそのことはわかっていたようで、結局73手目に郷田棋王が手を変え新たな展開に入った。
展開は、郷田が序盤で桂得となったが、その後羽生が飛車二枚、郷田が角二枚でそれぞれ攻め合う展開。
郷田が羽生に飛車二枚を絡めた攻めを受けつつ、郷田の方は、馬と角で羽生陣を脅かす。結局、羽生の攻めは郷田玉を詰め切れず、郷田は羽生玉を追い込み何とか逃げ切った。
これで、対羽生戦の連敗を6で止め、通算対戦成績も65局で21勝44敗とした。
第6回ネット将棋最強戦準決勝羽生vs郷田戦の棋譜
http://live.shogi.or.jp/daiwa/kifu/6/daiwa201207290101.html
これで郷田棋王はネット将棋最強戦では第1回以来の決勝進出。今週末に行われるもうひと組の準決勝佐藤康光王将と豊島将之七段の勝者と対戦する。決勝戦は公開対局になるはずなので、なんとか応援に行きたいものだ。是非、郷田棋王の優勝を見たい。
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