第62期王将戦挑戦者リーグで郷田真隆棋王が羽生三冠、久保九段を破り3勝2敗
年明けから始まる第62期王将戦七番勝負で佐藤康光王将への挑戦者を決める王将戦挑戦者リーグは順次対局が進み、現在、竜王戦七番勝負を戦っている渡辺明竜王を除く6名の参加者は、4局から5局対局を終え、成績にも差がついてきた。
現在トップを走るのは深浦康市九段で4連勝。次いでまだ2戦の渡辺竜王が2勝。郷田棋王が3勝2敗。羽生三冠が2勝2敗。豊島七段2勝3敗、久保九段1勝3敗、飯島七段4敗と続く。
1回戦で飯島七段を破った郷田棋王だが、その後の2回戦豊島七段戦、3回戦深浦九段戦と敗れ1勝2敗と苦しい星勘定に。挑戦から遠のくとともに、上位4人のリーグ残留枠に残れるかどうかという展開になった。
深浦九段との戦いは双方入玉する展開で持将棋となるか、ギリギリの点数計算の攻防だった。郷田棋王は、大駒の飛車を切って勝負に出たが、最終的に点数が足らず無念の投了となった。
郷田棋王の4戦目(2012年11月5日)の対戦相手は、各棋士のスケジュールの関係か5回戦に組まれいた羽生三冠。
郷田vs羽生戦は郷田棋王が後手、羽生三冠の先手▲7六歩に対し、二手目△8四歩で応戦し、通常の角換わりの展開となった。
途中、羽生三冠の新手が出たが見込み通りとはいかなかったようで、後手番の郷田九段が押し切った。
5戦目(2012年11月9日)の相手は、今年の2~3月に棋王戦五番勝負を戦い棋王タイトルを奪い取った相手である久保九段。ここまで37戦して18勝18敗1千日手と全くの互角。
郷田vs久保戦は郷田棋王の先手。郷田棋王▲2六歩に対して、久保棋王は四間飛車。しかし、さばきのアーティスト久保九段に四間に振った飛車を捌かせずに抑えこみに成功。片美濃に組んだ久保九段の守りを上から崩し、攻めきった。
王将戦リーグは、前期残留者上位4名と予選勝ち上がりの3名の7名で戦い、1位が挑戦者となり上位2位~4位が残留、下位3名が陥落する。
1勝2敗から3勝2敗まで戻した郷田棋王。既に、飯島七段は4敗で陥落が確定。豊島七段と久保九段が3敗なので、郷田棋王が6戦目の渡辺竜王に勝てば、4勝2敗となり4位以上が確定し残留が決まる。
他の棋士の成績にもよるが、4勝2敗で終えれば、まだプレーオフ進出の可能性もある。
なんとしても、次の渡辺竜王戦に勝利して、まずはリーグ残留を決めてほしいものだ。
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