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2013年5月の記事

2013年5月12日 (日)

郷田真隆九段、竜王戦1組4位決定戦の1回戦で藤井猛九段を破り決勝トーナメント進出まであと1勝

昨年度末に棋王位は失ったものの、2013年度に入って4勝1敗と出足好調の郷田真隆九段。(2013年)5月10日には第26期竜王戦の1組の4位決定トーナメント1回戦に臨んだ。
相手は藤井猛九段。2010年度の第69期順位戦でA級から陥落、翌70期には陥落直後のB級1組でも不調で2年連続の降級。かつて竜王位3連覇の強豪もここまでかと思われたが、第71期のB級2組では9勝1敗で1位。1期でB級1組への復帰を決めた。藤井は竜王戦でも、ここ数年1組と2組を行ったり来たりしていたが、1組に復帰した今期は1回戦で飯島栄治七段を破り、2回戦で佐藤天彦七段の敗れたため4位決定戦トーナメントに回った。
一方、郷田九段は1回戦で久保利明九段を破り、2回戦で森内俊之名人に敗れ、4位決定戦トーナメントから決勝トーナメント進出を目指す。3期ぶりに決勝トーナメントに進み、挑戦者となって棋王位を奪った渡辺明竜王から本丸の竜王位奪取で借りを返したいところだろう。

郷田vs藤井戦は、振り駒で郷田九段の先手。居飛車に構えた郷田九段に対し、藤井九段は升田幸三賞を受賞した「角交換四間飛車」で迎え撃つ。
ともに相手の飛車角の動きを封じ込る。銀冠に構えた郷田と高美濃に構えた藤井の玉が向かい合い、歩・香車・桂馬でお互いの守りを崩す駆け引きが続く。
7筋、8筋の位を取り、端(9筋)を抑えこみ藤井玉の逃げ道を狭めた郷田九段が、最後は寄り切り勝利を手にした。

郷田九段は次の対戦相手丸山忠久九段戦に決勝トーナメント進出を賭ける。丸山九段とは第61期王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦でも対戦する。
これまで、対戦成績で差をつけられている丸山九段に勝ちきれるかどうかが、郷田九段の現在の力量を計ることにもなる。王座戦、竜王戦とも丸山九段を撃破して挑戦者に名乗りをあげ、今年の秋のタイトル戦を沸かせてほしいものだ。

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