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2013年11月の記事

2013年11月28日 (木)

郷田真隆九段、第63期王将戦挑戦者決定リーグ戦6回戦で佐藤康光九段を破り、リーグ残留に望みをつなぐ

大詰めを迎えた第63期の王将戦挑戦者決定リーグ。現在は最終7回戦前の6回戦。既に、羽生善治三冠が5連勝でリーグのプレーオフ以上を決めている。
残る6回戦の対局は3勝1敗で2番手につける佐藤康光九段とここまで2勝2敗の郷田真隆九段の対戦と、豊島将之七段(2勝2敗)と谷川浩司九段(5敗)の対戦。

ここまでのリーグの成績は
5勝:羽生三冠、3勝1敗:佐藤九段、3勝2敗:深浦九段(6回戦は抜け番)、2勝2敗豊島七段、郷田九段、1勝4敗:久保九段、5敗:谷川九段。参加者7名中上位4名が残留、下位3名が降級するこの王将戦挑戦者リーグ。
すでに、ここまで5敗の谷川九段と4敗目を喫した久保九段は既にリーグ陥落が決まっている。
一方、挑戦目前の羽生三冠と前王将で今期のリーグ順位1位で3勝している佐藤九段のリーグ残留はすでに決まっている。

今日の佐藤vs郷田戦で、佐藤が勝てば羽生とのプレーオフの可能性が残る。郷田九段は今日自分が負けて、豊島vs谷川戦で豊島が勝って3勝目をあげると、順位の関係で7回戦を待たずにリーグ陥落が決まる。
佐藤は挑戦の可能性を残すために、郷田は残留の可能性を残すために、ともに負けたくない対局だ。

佐藤が先手で始まった将棋は▲3四歩、△7六歩とお互いに角道を開けた展開から横歩取りへと進む。定跡に沿った展開を経て、細かい応酬が続く。昼食休憩あけの佐藤に緩手と思われる手が出る。その後、飛車交換をする展開となり、序盤の応酬から、一気に終盤戦の様相。若干郷田有利か?との展開となり、郷田九段は着々と攻め駒を機能させ、佐藤陣に迫る。郷田有利となったあとは、着実に差を広げた感じで、最後は一気に寄せに持ち込んで、郷田が快勝した。
夕方の時点で、すでに豊島が谷川を破っていたことから、郷田は負ければ陥落が決まるところだった。

郷田が佐藤に勝ったことで、最終7回戦を残して1敗者がいなくなり、ここまで5勝の羽生が最終戦を残して挑戦者に決まった。郷田が3勝2敗とし、最終戦の残留をかける。

6回戦を終ったところでのリーグの成績は
5勝:羽生三冠(挑戦決定)
3勝2敗:佐藤九段(順位1位)、深浦九段(同2位)、豊島七段(同3位)、郷田九段(同5位)
1勝4敗:久保九段(陥落)、6敗:谷川九段(陥落、7回戦は抜け番)

7回戦は、羽生vs豊島、佐藤vs久保、深浦vs郷田の組み合わせ。郷田は深浦に勝てば4勝2敗で残留となるが、負けると現在の3勝者の中で最も順位が低いことから、他者の成績にかかわらず、陥落が決まる。豊島は郷田が勝って、自分が負けると陥落。深浦は郷田に負け、豊島が勝った場合に陥落となる。

郷田九段には7回戦も勝って、第52期リーグで残留を決めて以来のリーグ残留を決めてほしいものだ。

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