2008年6月13日 (金)

『復活 all for victory 全日本男子バレーボールチームの挑戦』を読み終わる

先週、『復活 all for victory 全日本男子バレーボールチームの挑戦』(市川忍著、角川書店)を読み終わった。

先日の北京オリンピック男子バレーボール世界最終予選で1992年のバルセロナオリンピック以来4大会ぶりのオリンピック出場を決めた、バレーボールの全日本男子チーム。しかし、アルゼンチン戦に勝って、最終日を待たずにオリンピック出場を決めた翌日のスポーツ紙の一面は、どれも同じ日に行われたサッカーのワールドカップ3次予選のオマーン戦の記事ばかりで、男子バレーを1面にとりあげているところはなく、なんともがっかりしたというか、拍子抜けというか、現在のサッカーとバレーボールの影響力の大きさの違いを感じずにはいられなかった。

それは、まさに、男子バレーがオリンピック出場を逃し続けた結果であるのだが、1972年のミュンヘンオリンピックでの男子バレーボールチームの金メダルに歓喜した世代としては、なんとも寂しく、情けないものであった。

この『復活』というノンフィクションは、今回オリンピック出場を決めた全日本男子バレーボールチームのメンバー一人一人に焦点をあて、オリンピック出場権獲得に賭ける思いを綴ったものである。かつて、ミュンヘンオリンピック前には、「ミュンヘンへの道」というタイトルで、松平康隆監督率いる当時の全日本チームのメンバー一人一人を主人公にした連続ものアニメが放映されたが、それと同じ切り口でノンフィクションを書いたものだ。

ちょうど4年前の同じ頃、アテネオリンピック出場を賭けた2004年の世界最終予選を前に、『甦る全日本女子バレー―新たな闘い』(吉井妙子著、日本経済新聞社)が書かれたのと同じような状況である。女子バレーは、この本のタイトル通り甦り、オリンピック出場を決めた。しかし、当時、男子バレーで同じような本はなかったように思う。

今回は男子チームを題材に『復活』が書かれ、その予言通り、オリンピック出場を果たした。出場を決める前に、それを見越してこのような本を書くことは、ライターにとっては、出場できなかった場合、せっかく書いた本がほとんど顧みられずに終わってしまうというリスクを抱えるので、見極めが難しいところだろう。
それでも出版されたということは、ライター自身が取材を続けるうちに、この監督、このメンバーによるチームなら行けるかもしれないという確信を持ったからかもしれない。
この『復活』を読むと、やはり今回の植田ジャパンは、監督、各選手ともオリンピックに賭ける思いが半端なものではなく、オリンピック出場を勝ち取って然るべきチームだったという気がする。

4年前のアテネに出場した女子チームは、オリンピック本番では不完全燃焼に終わり、その原因を解き明かすべく、同じ著者により『100パーセントの闘争心 全日本女子バレーの栄光、挫折、そして再生』という本まで書かれたが、今回の男子はどうであろうか。
北京でのさらなる活躍を綴っノンフィクションが書かれることを願う。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年6月 9日 (月)

男子バレー全日本、世界最終予選は6勝1敗で全日程を終了し、アジア大陸代表として北京オリンピック出場へ

昨日(2008年6月8日)に最終戦を迎えた、男子バレーボールの北京オリンピック世界最終予選日本大会。日本大会はアジア大陸予選も兼ねているので、この予選の1位が最終予選勝者としてオリンピック出場、1位通過国を除いたアジア最上位国がアジア大陸代表としての出場権を獲得する。

前日、格上のアルゼンチンをフルセットの末、降した日本チームは、アジア最上位が確定、最終日を待たずにオリンピック出場権を確保した。
最終日を前にした順位は1位イタリア6勝0敗、2位日本5勝1敗、3位アルゼンチン4勝2敗、それに、韓国とオーストラリア(豪州)が3勝3敗で続く。日本が1敗を守ったことで、大会1位通過国が確定せず、最終日にイタリアが敗れ、日本が勝った場合は6勝1敗で並び、順位は得点率(総得点÷総失点)、セット率(得セット÷失セット)で決まることになる。日本が1位通過国になると、韓国と豪州にアジア1位による出場権が回ってくることになる。

最終日の組合せは第1試合韓国×タイ、第2試合豪州×イラン、第3試合イタリア×アルゼンチン、第4試合日本×アルジェリアとなっており、イタリア×アルゼンチン戦の結果が決まる前に試合を行う、韓国、豪州は一縷の望みをかけて必死にプレーせざるを得ない。
韓国はタイを3-0で圧倒。この時点でアジア2位に。次の試合の豪州×イラン戦では、なんと豪州が1-3で、ここまでタイに1勝しただけのイランにまさかの敗退。あるいは、韓国が3-0で勝ったことで、豪州がイラン戦に勝っても韓国と同じ4勝3敗としても得点率で及ばないことが確定していたのかもしれない。
第3試合は、勝てば大会1位が確定し、オリンピックが決まるイタリアと前日、日本に敗れたことで、1位の可能性が泣くなりオリンピック出場が消えたアルゼンチンの対戦。両国のモチベーションの違いを考えれば、イタリアの圧勝も予想された。しかし、結果は予想に反し、イタリアが25-19、25-19で2セット連取のあと、第3セット22-25、第4セット21-25とたて続けに失い、フルセットにもつれ込んだ。やはり、最後に、勝てばオリンピックということを意識したのであろうか。第5セットを15-5と最後はアルゼンチンを振り切ったが、監督にとってんは胃の痛くなる試合だったことだろう。これで、イタリアは7戦全勝として、最終予選日本大会の1位通過国として、オリンピック出場権を獲得した。

イタリアの勝利で、日本のアジア大陸代表としてオリンピックが確定。第4試合の日本×アルジェリア戦は、消化試合となってしまった。日本は第2セット途中から、ベンチで控えていた大学生の清水邦広(東海大学4年)、福沢達哉(中央大学4年)を出場させ、前日までピンチで登場して日本チームを何度となく救った38歳のキャプテン荻野は出場なし、スパーエース山本やスパイカーの越川も第3セットはベンチという若手に国際大会での経験を積ませる余裕をみせたが、それでも3-0で勝利した。

3大会連続でオリンピック出場を逃した後、全日本の采配を任された植田辰哉監督は、かつてバルセロナオリンピック出場時にチームメイトであったベテラン荻野をキャプテンに指名。最年長の荻野が厳しい練習に率先して取り組むことで、若手の意識改革をはかり、チームの精神的な支柱ともなるというのは、4年前のアテネオリンピック出場を目指して、全日本女子チームを任された柳本監督が、ベテランの吉原知子をキャプテンとし、厳しい練習と吉原のキャプテンシーで、オリンピック出場を勝ち取ったことを彷彿とさせる。
おそらくは、そこに数々のドラマがあったに違いない。

植田ジャパンのこれまでの足跡をまとめたノンフィクションがあると知り、さっそく、ネットで注文した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 7日 (土)

バレーボール男子全日本、北京オリンピック世界最終予選で、16年ぶりのオリンピック出場を決める

女子に引き続き、5月31日(土)から始まった、バレーボール男子に北京オリンピック世界最終予選。男子の場合は、女子と違い、日本・ドイツ・ポルトガルの世界3会場で行われ、それぞれの会場でのトップに出場権が与えられるとともに、日本会場では、アジア大陸予選を兼ね、世界予選参加チームとアジア予選参加チームで争われ、アジア1位にも出場権が与えられる。

初戦のイタリア戦で、セットカウント2-1の第4セット24-17の必勝の場面からこのセットを落とし、第5セットも失って、厳しいスタートとなった。
日本の狙いはアジア1位であり、ライバルはオーストラリア(豪州)と韓国。2007年のアジア選手権の1位豪州、2位日本、3位韓国。この序列通りの結果になれば、アジア1位は豪州である。

初戦のイタリア戦を2-3で落としたあと、6月1日(日)対イラン戦3-1、6月3日(火)韓国戦3-1、6月4日(水)タイ戦3-0と3連勝し、3勝1敗。
しかし、日本にとって幸いなことに、6月4日(水)の韓国×豪州戦で韓国が3-2で豪州を破ったのである。アジア1位が混沌とする中、昨日(6月6日)の日本×豪州戦を迎えた。

イタリアに対して勝てる試合を逆転負けしたと知り、男子の方は、テレビ中継など全く見ていなかったのだが、韓国が豪州に勝ち、日本にも出場の可能性がそれなりに出てきたこともあって、昨日の日本×豪州戦はは見てみようとテレビのスイッチを入れると、日本が2セットを連取して3セット目を戦っているところだった。一進一退の攻防が続く、しかし終盤日本が抜けだし、23-18と引き離す。勝利まではあと2点。この2点が遠く、あっという間に追いつかれ、デュースの繰り返しが続く。しかし、最後は、この試合途中から入ってチームに活を入れるようなスパイクを連発してきたキャプテンの荻野がサーブで豪州を崩し、戻って来たボールをエース山本が押し込んで、豪州に3-0で勝利した。豪州戦の勝利で、あと1勝でアジア1位が確定することになった。

そして今日(2008年6月7日)のアルゼンチン戦を迎えた。アルゼンチンは、ここまで4勝1敗。本予選の1位でオリンピック出場権を獲得するには、今日の日本戦に勝ち、明日のイタリア戦で勝つことが必須条件である。
今日勝ってオリンピックを決めたい日本と負けるとオリンピック出場権が消えるアルゼンチン。どちらも譲らぬ攻防で、第1セットはデュースの末、26-28でアルゼンチンに取られた。その後、第2セット、第3セットは25-13、25-19で日本が連取。しかし、第4セットはアルゼンチンが粘り、17-25でアルゼンチンが取った。
最後の第5セット、出だし日本がリードするが、結局、このセットもデュースに。何回か相手のマッチポイントをしのぎ、最後はこの大会で、若いメンバーを支えてきたキャプテン荻野がスパイクが決め、苦しかった戦いに終止符をうった。

試合の勝利が決まった瞬間、このチームを率いて北京オリンピックを目指してきた植田監督はコートに身を投げ出し、うつぶせで突っ伏して、自らに興奮を表現していた。そして、起き上がると、応援席に駆け上がり、ずっと試合の行方を見守っていたであろうミュンヘンオリンピックの金メダル戦士で元全日本チームの監督も務めた大古誠司と抱き合った。コートに戻ると、感極まったキャプテン荻野が植田監督に抱きつき、二人で男泣きであった。

1992年のバルセロナオリンピックの出場を最後に、1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネとオリンピックの舞台から遠ざかり、実に4大会、16年ぶりのオリンピック出場である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月25日 (日)

北京オリンピック女子バレー世界最終予選、日本は3位で全日程終了

今日(2008年5月25日)は、女子バレーの世界最終予選の最終日。昨日、辛くもタイを振り切り、6連勝でトップに立った日本は、北京オリンピック本番でも、メダル争いの相手となるであろうセルビアと対戦。幸先よく2セットを連取したものの、3セット目以降、相手の高さのある攻撃に終始主導権を取られ、2-3で今大会初の黒星を喫した。
総合成績は、6勝1敗で、セルビア、日本、そして今日プエルトリコに3-0で勝ったポーランドの3チームが並び、得点率の差で、ポーランドが1位、セルビアが2位、日本は3位に終わった。

昨日、混沌と書いた4つ目の出場枠は、今日、国際バレーボール連盟の規約の改正があり、今大会のアジア2位チームの出場権を割り当てると決まったらしい。そうなると、第4試合の日本の結果に関係なくなり、残りのアジア3ヵ国に出場の可能性が出てきた。

第1試合は、勝てばオリンピックが決まる韓国が、すでに出場も目がないドミニカと。しかし、韓国はオリンピックを意識したのか、もともと地力の差があるのか、1-3で敗退。2勝5敗で終わった。韓国は得点率では、タイに劣り、カザフスタンと互角たっだ上に、敗戦なので、アジアの1勝4敗どうしが対戦する第2試合のタイ×カザフスタン戦の勝者がオリンピックの出場枠を確保することがほぼ確実になった。
タイ×カザフスタン戦は第1セットをタイ、第2セットをカザフスタンが取る展開。しかし、その後の第3、第4セットもカザフスタンが連取し、2勝5敗。得点率で韓国を上回り、5連敗から韓国とタイに2連勝し、オリンピック出場を決めた。

日本はカザフスタンには3-0で勝っているが、2セット目は33-31と粘るカザフスタンを何とか振り切っている。この2セット目を落として1-1のスコアになっていれば、どうなっていたかはわからなかったのかもしれない。カザフスタンは旧ソ連の一部であり、オリンピック本番に向け侮れないチームになるかもしれない。

日本は、オリンピック出場を決めて以降のタイ戦、セルビア戦は課題も多かったように思う。この予選自体は、出場権の獲得に意味があるのであり、それさえ決めてしまえば、あとは、オリンピック本番に向けた情報戦も始まっていると考えるべきだろう。どうやって、敵に手の内を明かさずに、オリンピックを迎えるか。そこまで、考えて初めてメダルを狙えると思う。そういう意味では、昨日と今日の試合は、無理する必要のない試合であうrことは確かである。一方で、セルビアは日本に対し、ベストメンバーで組成、エース・スパイカーであるニコリッチのスパイクが3セット目以降炸裂。セルビアは日本に対して高さと強さを見せつけて、オリンピックに向け、警戒させる作戦に出ているのだろう。

オリンピックに向け、柳本ジャパンがどのような調整を行うのか、興味のあるところである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月24日 (土)

北京オリンピック女子バレー世界最終予選の4つ目の出場枠をめぐる混沌

今日(2008年5月24日)は、北京オリンピックの女子バレー世界最終予選の第6戦。日本はタイと対戦した。久しぶりにテレビ観戦した。

昨日の第5戦が終わった時点で、すでに日本、セルビア、ポーランドのオリンピック出場決まり、予選としての関心は4つめの出場枠をどこの国が得るかに移ってきた。

この世界最終予選はアジア予選とあわせた形で行われている。出場8ヵ国(アジア4ヵ国・アジア外4ヵ国)に対し、与えられる出場枠はアジア枠1、最終予選枠3である。8ヵ国の総当たりリーグ戦の結果、
(1)優勝国には、まず最終予選枠1 を割り当て
(2)優勝国を除いた7チームのうち、アジア1位にアジア枠1を割り当て
(3)残り6チームのうち、上位2チームに残りの最終予選枠2を割り当て
という順で4つの出場枠が割り当てられる

昨日は、上位2チームの出場権獲得が決まったが、問題は日本がアジア枠になるのか、世界最終予選枠になるかである。日本が最終予選優勝となれば、日本は世界最終予選枠を割り当てられ、日本以外のアジアの国にアジア枠が割り当てられる。その場合、世界最終予選枠は、セルビアとポーランドに割り当てられ、アジア外のドミニカには出場枠は回ってこない。

昨日の時点で、1位セルビア(5勝)、2位日本(5勝)、3位ポーランド(4勝1敗)、4位ドミニカ(2勝3敗)、5位韓国(2勝3敗)、6位タイ(1勝4敗)、7位プエルトリコ(1勝4敗)、8位カザフスタン(5敗)という順位だった。
私は深く考えずに、4つ目の枠をドミニカと韓国が争うのではないかと書いたのだが、簡単ではなかった。

おまけに、今日6日目の結果、変動要素が増えることになった。
第1試合、ドニニカはプエルトリコに3-0で勝ち、3勝目。しかし、日本が優勝すれば、いくら勝っても出場枠は回ってこない。
第2試合のセルビア×ポーランド戦はフルセットの末、ポーランドが勝ち、2チームが5勝1敗で並んだ。これで、ポーランドもオリンピック出場権を獲得。
セルビアが敗れたことで、日本が1位に優勝する可能性が高まり、俄然やる気になったのがアジアの各国のようだ。
第3試合、ここまで全敗だったアジア国として出場のカザフスタンが、3-0で韓国にストレート勝ち。韓国は2勝4敗、カザフスタンは1勝5敗となった。

第4試合は日本×タイ戦だが、韓国敗戦の結果を見て、タイもやる気になった。韓国がカザフスタンに勝って、3勝目を上げているれば、アジア2位になる可能性も消えていたが、韓国が敗れたため、可能性が出てきた。また、セルビアが勝って全勝のままなら、タイが日本に勝つと、日本の優勝の可能性がほとんどなくなり、目の前の日本戦に全力を尽くすほど、自国のオリンピック出場が遠のくという皮肉な結果になるところだったが、セルビアが負けたことで、自分たちが日本に負けたとしても、日本の優勝が高まるし、万が一自分達が勝っても、日本とセルビアは5勝1敗で並び、最終日の日本×セルビアの直接対決で日本が勝てば、アジア枠が回ってくる可能性がある。
タイにとっては、自分達がオリンピックに出るためには、今日の試合では、とにかく日本に勝って韓国を上回る成績を位置を確保し、でアジア2位の可能性を少しでも高め、最終日のカザフスタン戦でも勝ってアジア2位を確実にし、あとは最終日の第4試合、日本×セルビア戦の結果を待つしかないのだ。

すでの出場権を確保した日本と、その可能性を少しでも高めるためにあわよくば勝ちたいタイ。負けるとしても、1点でも多くとって得点率を高くしておきたい。戦う前から、試合へ臨む意欲が数段違っていたのだろう。タイは奮戦し、日本は苦しめられた。

第1セット、度重なるデュースの末、28-30で競り負け。第2セットは25-14で圧倒したものの、第3セットも再び25-27で競り負けた。第1、第3セットとも一度は日本がセットポイントを握る場面があったにもかかわらず決めきれなかった。第4セットは苦しみながらも、25-21で取り、この予選初めてファイナルセットへもつれ込んだ。
日本チームは連戦の疲れもあるのだろう。これまでは決まっていた栗原や木村のバックアタックも決まらない。攻めにも、スピードと切れが今ひとつだった。
それでも、ラリーポイント制の第5セット、出だしでリードを確保し、その後粘られたが15-11でなんとか振り切った。勝ったとはいえ、格下とも言えるタイに2セットを取られたこと、それも一時はセットポイントを取りながら、決めきれなかったことは、今後オリンピックに向けた課題だろう。

この結果、明日の最終日は、第1試合のドミニカ×韓国戦がいっそう注目である。ドミニカは、日本が優勝しなかった場合を考えて、4位争いの当面のライバル韓国を叩いておきたい。韓国も勝って、アジア2位を確定したい。
ここで、韓国が敗れると、次の第2試合カザフスタン×タイ戦も息が抜けなくなる。韓国は勝ち点の次に順位算定に関わる得点率(得点÷失点)が高くない。タイより低く、カザフスタンとほぼ同じ水準である。もし、第1試合で韓国が敗れると2勝5敗。アジアの1勝4敗どうしが戦う第2試合の勝者がアジア2位になる可能性が高くなる。

さて、どこの国が最後の出場権を確保するのであろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月23日 (金)

全日本女子バレー、北京オリンピック出場権獲得

2008年5月17日(土)から始まった北京オリンピックの出場権を賭けた女子バレーの世界最終予選。初戦のポーランド戦を3-1で制した日本チームは、18日(日)プエルトリコ戦3-1、20日(火)カザフスタン戦3-0、21日(水)ドミニカ共和国戦3-1と4連勝。同じく4連勝のセルビアと並び勝ち点8。(順位は得点率の関係で、セルビアが1位)

今日22日(金)が、アジアのライバル韓国との一戦。これに勝てば、最終予選4位以内が確定し、オリンピック出場が決まる。
私自身は初戦のポーランド戦をテレビ観戦しただけで、その後は飲み会があったりして、全然観戦できていない。今日は、試合会場である東京体育館のすぐ近くで飲み会があり、いよいよ今晩決まるのだろうかと思いながら、体育館を通り過ぎた。

家に帰って結果を調べると、3-1で日本の勝利。第1セット25-20、第2セット25-19、第3セット21-25、第4セット25-13。
これで、セルビアと並び5連勝。残る2試合(タイ戦、セルビア戦)に敗れたとしても、4位以内が確定し、オリンピック出場が決まった。

これまでの実績、今回の試合結果等を見ても、出場している8チームの中では、日本、ポーランド、セルビアの力と残りの5チームの間にはやや開きがあり、この3チームが上位3チームの入るのは確実だろう。
今後のこの予選の見どころは、上位3ヵ国の中で、どこが最も強いのか。5連勝のセルビアは、24日(土)セルビア戦、25日(日)日本戦と上位対決を残している。
もう一つは4つ目の出場権を獲得するのは、どこかであろう。現在2勝3敗で4位にドミニカ共和国、5位に韓国がつけている。それぞれ24日(土)にドミニカはプエルトリコ、韓国はカザフスタンと対戦し、最終日25日(日)には直接対決する。25日のドミニカ-韓国戦が、隠れた好カードかもしれない。

終わってみれば、オリンピック出場を決め、めでたしめだたしの日本であるが、試合ではどんなアクシデントが起きるかわからないわけで、柳本監督以下、決まってほっとした、というところだろう。昨年のワールドカップでの不調を思えば、よくチームを立て直せたというところだろう。この辺の裏話は、いずれ『Number』などに書かれることになると思うので、それを楽しみにすることにしたい。

今回の最終予選での日本オリンピック出場の立役者を一人だけあげるとすれば、それは荒木絵里香選手なのではないかと思う。ここまで5試合の個人ランキングで荒木選手のブロック得点は19と全選手中トップで、ブロック得点率(ブロック得点÷セット数)1.0。1セットに1点ブロックで得点した計算になる。渾身のスパイクをブロックされた時の相手の落胆、自チームの盛り上がりを考えれば、貴重な数字であろう。
アテネ出場チームからキャプテン吉原知子が抜けたセンターのポジションの穴を埋めて余りある活躍だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月18日 (日)

女子バレー北京オリンピック最終予選開幕-日本はポーランドを破り初戦白星スタート

昨日(2008年5月17日)から、北京オリンピックの出場権を賭けた、女子バレーボールの世界最終予選が始まった。昨年(2007年)のワールドカップでは過去最低に並ぶ7位と完全に期待外れに終わった日本の女子バレー。
バレーボールの世界最終予選は、アジア地区予選と併せて行われる。すでに、残りの地区(北中米、南米、アフリカ、ヨーロッパ)の予選は終了していて、各地区で出場を逃した4チームとアジア4チームが総当たりリーグ戦で、世界最終予選枠3とアジア代表1をめぐって戦う。
まず、①リーグ戦の優勝チームが、最終予選枠として出場決定。②次に①のチームを除いた中でのアジアのトップをアジア代表に選出し、③残り6チームの上位2チームにさらに世界予選枠2が割り振られる。日本は上位4チームに入れば、オリンピックに出られるということだろう。

4年前のアテネ大会の最終予選では、キャプテンの吉原知子の強烈なキャプテンシーのもと、小さなセッター竹下佳江、リベロの成田郁久美、スパイカー佐々木みき、高橋みゆき、センター大友愛、杉山祥子、新人の大山加奈、栗原恵などのカナ・メグコンビに高校生木村沙織を加えた布陣で、最終予選で優勝し、文句なしのアテネ・オリンピックの出場権獲得だった。2000年のシドニー大会では出場権を逃していただけに、ちょとした女子バレーフィーバーが起こった(私もフィーバーに参加した1人だと思う)。
しかし、前回はオリンピック出場権獲得に照準を合わせたチーム作りだったと思われ、オリンピックでは、日本代表チームの良い面がほとんどでずに終わり(他国に研究され、封じ込められたのかもしれないが)、日本チームを応援したファンとしては、釈然としない思いだけが残った。

あれから4年。昨年の2007ワールドカップでは「勝負どころで踏ん張れない日本代表」という印象の方が強く残った。アテネ出場の時の精神的支柱であったキャプテン吉原が抜けた穴はそれほど大きいのか。チームをどう立て直すのか、柳本監督の手腕も問われるところだ。チームのメンバーは、セッター竹下がキャプテン、高橋みゆき、杉山祥子、栗原恵、木村沙織等の前回の経験者に加え、リベロは前回涙を飲んだ佐野優子、腰痛でメンバーを外れた大山加奈の代わりに前回は選から漏れた荒木絵里香(センター)が加わる。

参加8チームの中で、日本のライバルとなるのは、ヨーロッパのポーランド(2007ワールドカップ6位、ヨーロッパ予選2位)とセルビア(2007ワールドカップ5位、ヨーロッパ予選3位)、身近なライバル韓国(2007ワールドカップ8位)だろう。

日本のリーグ戦初戦の相手は、力が拮抗するポーランド。開催国特権で、日本が初戦の相手に指名したという。遠征直後で、調整が万全でないうちに、叩いておこうという戦略である。(ちなみにセルビア戦は、リーグの最終戦)

試合は、日本がセット数3-1(25-20、27-25、19-25、25-17)で日本が勝った。
第1セットは、終始日本がリード。ポーランドがサーブミスを頻発(6)したことにも助けれた。
第2セットはポーランドがリードし、日本が追いつき、またポーランドが離すという展開。22 -24で迎えたポーランドのセットポイントをしのぎ、25-25のデュースに。その後、荒木のブロック、木村のバックアタックで2セット目をもぎ取った。第2セットは、従来であれば相手にセットポイントを握られたところで、競り負けていたところだろう。ぎりぎりの状況をあきらめずに跳ね返し、逆転したところに、現在の全日本の力強さを感じた。
第3セットは、1・2セットのデータを検討されたのか、木村や高橋をサーブで狙われ、サーブレシーブがきちんとセッターに返らないということが多くなり、日本のリズムを作れないまま失う。
第4セットは途中まで一進一退。日本も突き離せないが、ポーランドもここ一番でミスがでてしまう。そのような中、中盤で杉山のサーブを、ポーランドがお見合いし、貴重なサーブポイントにもたらされた。ポーランドの方が浮き足立って、攻めがちぐはぐになり、最後はブロック要員として出場した大村が期待通りブロックを決め、勝利を決めた。

2007ワールドカップと比べると、明らかにチーム力は上がっている。まず、守備力が向上した。決まったと思われる玉をよく拾った。栗原、木村のアタッカー2人がバックアタックをマスターし、前線で一人おとりで飛び、相手のブロックを引きつけておいて、後ろから栗原・木村がバックアタックを決める「時間差バックアタック」ともいうべき決め技も登場したし、高橋がツーアタックをする(2打目を打つ)と見せて、ブロックを引きつけ、空中でトスをし、センター荒木が打ち込むという攻撃パターンも登場した。
固い守りに多彩な攻めで、遠征直後のポーランドに調子を出させないまま押し切ったというところだろう。

初戦の調子をリーグ戦を通じて維持できれば、4位までに与えられる北京オリンピックの出場権を得ることはさほど難しいことではないだろう。しかし、前回は出場が大きな目標だったが、今回はさらにその先を目指すことを求められているのであろう。
オリンピックでメダルを狙うのであれば、この最終予選を全勝で優勝するぐらいの勢いが必要である。
どこまで、全日本女子バレーの変身が本物なのか、残る6戦の戦いぶりを見極める必要があるだろう。

それでも言いたい。「頑張れ!日本女子バレー」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月18日 (日)

まだ遠い北京五輪、2007年ワールドカップ女子バレーで日本の最終成績は7位

2007年のワールドカップバレーは、今日(2007年11月18日)から男子大会が始まった。一昨日終了した女子大会での柳本ジャパンは、最終的に6勝5敗で7位で全日程を終えた。
7位というのは、1991年以来のワールドカップ大会でのワーストタイの記録らしい。
北京オリンピックへの出場権は、来年5月の世界最終予選で争うことになった。
大会が始まった時に記事を書いているので、終わったところでまとめをしておきたい。

最終的に参加12カ国の成績は次の通りだった。(なお、(  )内は日本から見た各国との対戦結果)

1位:イタリア11勝0敗(●0-3)北京五輪出場確定
2位:ブラジル9勝2敗(●1-3)北京五輪出場確定
3位:アメリカ9勝2敗(●0-3)北京五輪出場確定
4位:キューバ8勝3敗(●1-3)
5位:セルビア7勝4敗(●1-3)

6位:ポーランド6勝5敗(○3-2)
7位:日本6勝5敗
8位:韓国4勝7敗(○3-1)
9位:ドミニカ3勝8敗(○3-0)
10位:タイ2勝9敗(○3-1)

11位:ペルー1勝10敗(○3-0)
12位:ケニア0勝11敗(○3-0)

私は韓国戦、セルビア戦、キューバ戦、ブラジル戦をTV観戦したが、上位3チームとの対戦では、それぞれ日本らしいバレーをして1セット取ったものの、試合全体を見ると、「あと一歩、ここ一番」のところで決めきれなかった。
実力は紙一重とも思うが、一方その紙一重の差が限りなく大きいのがスポーツのトップクラスの世界でもあるのだろう。

中でも、第1セットを先取したキューバ戦、2セットめも、先に相手にセットポイントを取られながらも粘り強く追いつき、逆に日本がセットポイントを握った場面もあった。しかし、そので決めきれずこのセットを落とし、試合も逆転負けを喫した。
このキューバ戦は大会終盤で、一試合、一セットが順位に影響するところ。2セットめも連取し2-0となれば、勝てる可能性もあったかもしれない。

また、セルビア戦では相手に2セット連取され、崖っぷちの第3セットを調子に乗って25-18で取った後の第4セット、前のセットの勢いで途中まで終始リードしながら、20点を越えた最終盤で追いつかれ逆転を許し、試合そのものも落としてしまった。
セルビア戦は、前半戦の最初の強敵、ここで勝利すれば一気に波に乗れていたかもしれない。勝てなかったかも知れないにせよ、第4セットは確実に取っておいてほしかった。

4年前にアテネ五輪の出場した時の吉原知子主将のような精神的にタフな存在がいないのかも知れない。
世界最終予選に向けては、改めてメンバーの人選が行われると思われるが、メンタル面も含めて見直す必要があるのではないだろうか。
来年の最終予選では、なんとかオリンピック出場権を勝ち取ってほしいものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月 4日 (日)

目指せ北京五輪、2007年バレーボールワールドカップでの全日本女子の活躍に期待

一昨日(2007年11月2日)から女子バレーの2007年ワールドカップが東京で始まった。

バレーボールのワールドカップは、毎回、オリンピックの前年に開催され上位3チームがオリンピックへの出場権を獲得する。1977年以降、日本で開催されており、日本チームは開催国として、常に予選なしで参加できるようである。

すでに一つの「メディア・イベント」化しており、TV中継はフジテレビが独占し、フジテレビが局をあげて、盛り上げようとしているのはよくわかる。

かつて日本のお家芸と言われ、オリンピックでメダルの常連だった男女の全日本のバレーボールチームも、男子はいまや見る影もなく、オリンピックは1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネと3大会連続して大会出場を逃しており、1972年のミュンヘン大会での松平ジャパンの金メダルに歓喜した世代としは寂しい限りだ。いまだに男子の全日本メンバーが誰なのか、名前もわからない。

一方、女子も2000年のシドニー五輪では世界最終予選で敗れ、出場を逃した。その頃の、犯人捜しは厳しかったようで、監督・選手とも相当辛い思いをしたようだ。しかし、当時、全くバレーに関心がなかった私は、当時の記憶の中にバレーのことはまったくない。女子バレーがどん底になった世界予選敗退も後になって知った話である。

しかし、3大会連続でオリンピックから遠ざかる男子と違い、元新日鐵のセッターを務めた柳本晶一氏を監督に迎えた女子チームは、2004年5月の世界最終予選でアテネ五輪の出場権を獲得。復活を遂げた。

その新生柳本ジャパンが、女子バレー復活を世間に印象づけたのが、前回の2003年ワールドカップである。11チームの総当たりリーグ戦で7勝4敗で5位。ベテランの吉原知子キャプテン、セッター竹下佳恵を軸に、栗原恵、大山加奈という若きヒロインを加えた個性豊かなチームは、ミュンヘンで金メダルをとった松平ジャパンを思わせるドラマがあった。
私は、このワールドカップはみていなかったのだが、その後の世界最終予選での柳本ジャパンの活躍を見て、すっかりファンになり『甦る全日本女子バレー』(吉井妙子著、日本経済新聞社)などを読んだ。

しかし、メダルも期待されたアテネ五輪では、日本チームらしからぬ試合内容ばかりで5位に終わり、ファンとしてはフラストレーションが残ったのも事実。その頃書かれた『100パーセントの闘争心』(吉井妙子著、文藝春秋)や最近出ている『Number PLUS』の「全日本女子バレー完全読本」での選手のインタビューなどを読むと、アテネ五輪時の柳本ジャパンは、オリンピック出場という最大の目標をクリアしたことである種の達成感を感じ、オリンピック本番までモチベーションを維持できなかったようであり、やはりオリンピックの大舞台で「浮き足」だってしまっていたようだ。

100パーセントの闘争心 全日本女子バレーの栄光、挫折、そして再生

今回の2007年ワールカップに臨む第2期柳本ジャパンには、アテネの経験者も多く残っているし、4年前のアテネ代表の選に漏れたものの捲土重来、復活を遂げた選手もいる。
その意味では、この第2期柳本ジャパンこそ、アテネの経験を生かして、来年の北京五輪でメダルが狙えるチームではないだろうか。

今回の2007年ワールドカップも開催国日本と、世界各地域の予選を勝ち抜いた11チームでオリンピック出場権を争う。総当たりリーグ戦11試合、日本は出だし2連勝。
昨日の宿敵韓国戦も、エースの栗原選手、成長著しい荒木選手という2人のアタッカーの鋭いスパイクと縦横無尽にコートを動き回り要所要所でポイントを決めたセンター杉山選手の活躍で、3ー1で勝利した。
素人目には、レシーブが非常に安定していて、相手サーブを受けて、セッターにきちんと返る率は非常に高く、ミスの少ないチームに見える。どんな相手に対しても、韓国戦のようなプレーができれば、今大会でのオリンピック出場権獲得も可能だろう。

今日の第3戦は、強豪セルビア戦。なんとか食い下がり、勝利をものにしてほしいものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月27日 (金)

日本ハムファイターズ、日本シリーズも札幌で胴上げ

日本ハムファイターズが、札幌ドームで中日ドラゴンズに3連勝し、私が応援する福岡ソフトバンクホークスを破ったパ・リーグのプレーオフに続き、本拠地札幌で胴上げを実現した。

初戦こそ、中日のエース川上憲伸に破れたものの、第2戦を八木で取り返したあと、札幌に戻ってからは、球場全体がファイターズのファンで埋め尽くされる中、まさに我が家に帰った感じで伸び伸びとプレーし、今日の第5戦も1点リードされていたものの、見ていて負けるようには見えなかった。

セギノールの2ランホームランで逆転した後、8回裏には、稲葉が中日の息の根を止めるダメ押しの2ランホームラン。試合は、ほぼここで決まった感じで、あとは、現役最後の試合となる新庄の引退セレモニーであった。打席の入り、涙流す新庄。さらに、9回表のセンターの守備についても新庄の涙は止まらない。最終打者の打ったボールがレフトを守る森本のグラブに収まり、ゲームセット、日本一が決まった時、森本はセンターの新庄に駆け寄り抱き合っていた。そして、極めつけは、チームで最初に胴上げされたことだろう。

大リーグから戻り、北海道の日本ハムに入って3年。自らの宣言通り満員となった札幌ドームでの日本一を決めた日本シリーズ第5戦が現役最後の試合となり、そこで胴上げまでされるのだから、やはり大した選手だと思う。

我がひいきのソフトバンクホークスの王監督のオーラも、今年ばかりは新庄選手にかなわなかったと言うことだろう。
しかし、来年こそは、沢村賞投手となったエース斎藤和巳を中心にした強力な投手陣と出戻り小久保(多分)を加えた打撃陣で、福岡ソフトバンクホークスに優勝してもらいたい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月12日 (木)

ソフトバンクホークス逆転優勝ならず、日本ハムファイターズが札幌で胴上げ

プロ野球のパ・リーグのプレーオフ第2ステージは、北海道日本ハムファイターズが2連勝し、25年振りにパリーグを制し幕を閉じた。

福岡で育ち、ホークスを応援していた私としては、至極残念。特に、ホークスは2年連続、レギュラーシーズンを1位通過しながら、プレーオフで苦杯をなめ続けており、今年はその借りを返してほしいという思いで見ていた。
今年はレギュラーシーズン3位ながら、第1ステージでは、初戦で西武のエース松坂に完封を許したものの、その後、打撃爆発で連勝し、逆転突破。その勢いで、優勝もと期待したが、しかし、昨年まではなかった1位通過チームに無条件で与えられる1勝のアドバンテージを、日本ハムが有効に使い、札幌ドームで決着させた。福岡に戻れば、地元ファンの声援の中、また違った結果もあったのではないかと思うが、力及ばなかった。

これでホークスが優勝すれば、春のワールドベースボールクラシック(WBC)での王ジャパンの奇跡的優勝、夏の甲子園での早実の後輩達の優勝に続き、「王監督の1年」というストーリーができると思ったが、王監督のオーラも、日ハム新庄のシーズン早々からの「今年で引退」宣言には及ばなかったようだ。

しかし、北海道民・札幌市民は喜んでいるだろう。かつて、地元チームのない札幌は、巨人の独壇場だった。それが、2004年に日ハムがフランチャイズを札幌に移し、最初の年の3位となり、プレーオフに進出したこともあり、確実にファンは拡大。いまや、地元でも巨人ファンより日ハムファンが多いと言われている。
特に、今年は、高校野球で3連覇目前の駒大苫小牧が敗れ、意気消沈していたところに、レギュラーシーズン途中までは全く目立たなかった日ハムが、終盤に追い込みをかけ、1位通過目前の西武をかわして1位となり、プレーオフでも2連勝で、札幌ドームで胴上げを実現したことで、日ハムファンならずとも、気をよくしていると思う。

かくいう私も1年の単身赴任の札幌生活の中で、知り合いに誘われて1度だけ、札幌ドームに日ハムの試合を見に行ったことがある。相手はどこのチームだったか(確かセパ交流戦で、巨人以外)、日ハムが勝ったのかどうかも覚えていないが、試合後のファンサービスで、スタンドにぬいぐるみやサインボールが投げ入れられた際、たまたま伸ばした手でサインボールをつかむことができた。それも、骨折の手術をしたあとの十分動かない左手でである。そのサインボールは、その後、本社への出張の機会か何かで家に戻った際に長男にプレゼントし、父親として格好をつけることができた。

日本シリーズでは、サインボールをくれた日ハムを応援することにしよう。

| | コメント (3) | トラックバック (12)

2006年8月21日 (月)

早稲田実業の優勝と王監督

夏の高校野球、決勝の再試合は、4対3で、早稲田実業が3連覇を狙った駒大苫小牧を破り、初優勝を勝ち取った。(朝日新聞のニュースはこちら
4対1とリードされていた駒大苫小牧が、最終の9回表に2ランホームランで1点差まで追い上げ、「もしや」と思わせたところは、さすがである。そして、駒大苫小牧の最終打者が、エースで主将の田中。決勝2試合、計24イニングの死闘の締めくくりが、早稲田実業・斎藤、駒大苫小牧田中の対決で、最後は、斎藤が渾身の1球で、ライバル田中を空振り3振にうちとりゲームセット。最後まで、絵になる試合だった。
(新聞社にとっても、TV局にとっても、ドラマのあるメディア・イベントなったといえるだろう。)

今年は、春の王ジャパンのWBC優勝といい、野球の当たり年かもしれない。また、それは、王貞治の1年なのかもしれない。早実の斎藤投手はインタビューで「王先輩や荒木(大輔)先輩もできなかった、夏の大会の優勝ができてうれしい」と言い、一方、病床の王監督は、昨日こそ「球史に残るいい試合。両校ともお見事」と両校の健闘を讃えるコメントを出したが、今日は「斎藤投手の熱投の一言に尽きる」と後輩の力投を讃えていた。

あとは、プロ野球。セ・リーグは、中日の独走で面白みはないが、パ・リーグは、西武とソフトバンクの首位攻防が続く。2年連続してペナントレースで1位に輝きながら、プレーオフで勝ち上がってきたチームに敗れた王・ホークス、今年は、雪辱を果たせるだろうか。ソフトバンク・ホークスがパ・リーグで雪辱し、日本シリーズも制することのなれば、まさに「王貞治の1年」になる。これからは、パ・リーグ、ソフトバンク・ホークスの戦いぶりから目が離せない。

| | コメント (1) | トラックバック (3)

2006年8月20日 (日)

駒大苫小牧対早稲田実業、譲らず再試合

今日は、夏の高校野球決勝。3連覇を狙う北海道の駒大苫小牧と初優勝を目指す早稲田実業。結局、1対1のまま、延長15回で決まらず、引き分け再試合となった。

決勝での引き分け再試合は、37年振りというから、1969(昭和44)年夏の松山商業(愛媛)対三沢(青森)以来のことだ。当時、小学生だった私は、夢中になって高校野球のTV中継を見ていた。この時、決勝で敗れた三沢のエース太田幸司は、甘いマスクもあって、一躍、日本中の人気者になった。

駒大苫小牧は、3連覇の偉業目前。それも、昨年の夏は優勝のあと、野球部長の暴力沙汰が表面化し、高野連は優勝を取り消すべきではないかという議論もあったように記憶しているし、地元では、優勝パレードが取りやめになったはずだ。さらに、また、春の選抜大会では卒業直後の野球部員が飲酒・喫煙で補導され、決定していた出場を辞退している。それでも、南北海道予選を勝ち抜き、今回の本大会でも、準々決勝まではいずれも逆転勝ち、準決勝の智辯和歌山戦も勝ち、3年連続で決勝に駒を進めた。決まっていた選抜大会の出場辞退となった時点で、選手のモチベーションは大きく低下し、本大会の出場もおぼつかないと思うのだが、選手を再び奮い立たせた指導者達の力も相当だろうと思う。

一方、早稲田実業には、手術をしたソフトバンクの王貞治監督のOBとしての応援(生徒たちにも優勝で王監督を励ましたいという気持ち)という、ふだんにはない特別な精神的な支えがあり、それが選手を一層奮い立たせているようにも見える。

どちらが勝っても、昨日の記事に書いたメディア・イベントとしては、記事の材料に事欠かないドラマに満ちている。

不祥事にもめげずに3連覇を成し遂げる駒大苫小牧か、王先輩を励ますための夏の初優勝を勝ち取る早実か、観客である我々がよりどちらのドラマを見たいと思うか、観客のオーラがより強い方が、明日の優勝を勝ち取るような気がする。

個人的には、おそらく今後当分達成されることはないであろう3連覇を見てみたい気がするけれど…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月23日 (金)

ワールドカップ予選、日本完敗

先ほど、ワールドカップの日本対ブラジル戦が終了。前半こそ、33分に玉田が1点先制し、リードしたようだが、前半のロスタイムにロナウドに1点取られ、同点に追いつかれたとのこと。4時に目覚ましをかけていたのに、起きられず、5時に起きて、ちょうど後半開始直後から中継を見始めたが、直後の後半8分に強烈なミドルシュートを食らい、逆転。あとは、見る気がしなかった。結局、その後も2点追加され、1-4で完敗した。

1次予選で、1分2敗。クロアチア-オーストラリア戦は、2-2で引き分けなので、グループFからは、ブラジルとオーストラリアが決勝トーナメントに進出することになる。

最後まで日本らしいサッカーが見られなかったのが残念だ。ドイツ入りした直後の、ドイツー日本戦がピークだったのかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月12日 (月)

残念、日本完敗

先ほど終わったワールドカップ予選、残念ながら、日本はオーストラリアに1-3で完敗。
前半は1-0リードで折り返したが、後半、追いつかれてから、浮き足だった感じで、あっという間に逆転され、同点に追いつきたいロスタイムに更に1点取られてしまった。
再三、ゴールキーパーの川口のファインセーブに救われていた面があったので、実質はもう少し差があったかもしれない。選手には、あとの2試合腐らずに、納得できる試合をして欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月23日 (日)

リハビリと減量のため

先週は、当面の仕事の区切りがついて同僚と飲みに行ったり、高校時代の恩師が5月下旬に上京する機会に実施する同窓会の幹事を引き受けることになってその連絡やら店の下見などとしているうちに、ブログに向かう時間が取れないまま、過ぎてしまった。

右肩を骨折し毎週土曜の朝病院に行き、理学療法士の先生にマッサージをしてもらっているが、骨折してからすでに1年以上経過していることもあって、状態は急に良くなるわけでもない。上に向けてまっすぐに手を上げようとすると、左はすんなり上がるが、右はやはり肩ののところに違和感というか引っ掛かりがあって、180度上がるが、左よりは重い。それでも、退院直後は、肩の高さと同じ高さの90度のレベルに右手を上げるのさえ無理だったことを思えば、相当の改善であり、よほど重たいものでも、持たなければ、日常生活に支障はなくなっているが、このままでは不安だ。

ブログを始めた頃に一度書いた減量も全然進んでいない。むしろ、3月は一時70kgを超えることもあり、最近、ようやく、2月末の時点の68kg台後半と69kg台前半のレンジまで戻ってきた。2年前は、10kg痩せられたはずなのに、どうして今できないのか?どうも、前回に比べて気合いが不足している。あと、前回は、ダイエットを始めてしばらくして、オフィスが本社の建物に移り、昼食の後、食堂のある11階から自分の仕事場のある28階まで階段で上っていた。今思えば、これが結構効果があった。今の仕事場はビルの3階で、食堂は4階にあり、もちろん階段で上り下りするが、効果は知れている。

リハビリも新たな展開が必要だし、減量もこのままでは効果が見込めないので、肩の訓練にもなり、減量にも効果が期待できることとして、水泳を始めることにした。家から車で5分ほどのところに、市のスポーツセンターがあり、そこに屋内温水プールがある。2時間300円と安い。今日は、朝食のあと、しばらくしてから、久しぶりに泳ぎに行き、最初に水中歩行50m(25m×2)のあと、25mを10往復(500m)泳いだ。主に平泳ぎで、途中クロールも少し。クロールでは、右肩の回りがいまひとつなので、やはり平泳ぎよりは負担感がある。その間、ちょうど1時間。できれば、週に1回は通って、リハビリとダイエットの一石二鳥を狙いたい。

去年の暮れに同窓会に出たときは「太ったね」といわれたので、今回はあと1ヶ月「痩せたね」と言われるのが目標だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月21日 (火)

王ジャパン、WBC優勝!

wbc0321win王ジャパンが、とうとう、やってしまった。宿敵キューバを破って、WBC優勝である。
http://www.major.jp/news/news20060321-13268.html

やはり、決勝は気になって、TV中継を試合開始から見ていた。幸先良く、1回の表4点先取でスタート。1回裏に松坂がいきなりホームランを浴びたが、5回に2点を追加したところまでは、日本の守備も良く、完全に日本ペースだった。
しかし、6回裏、川崎のエラーから2点失い、更に8回裏にホームランで2点追加され、1点差となった時点では、キューバの追撃の足音がすぐ背後に迫っている感じで、どちらに勝利の女神が微笑んでも、おかしくなかった。あえて言えば、6回裏のいやなムードを引きずり7回裏にも2つのエラーをした際に、浮き足立たずになんとか零点で抑えたのが大きかったと思う。

9回表は、日本チームの勝利への執念を感じたイニングだった。送りバント失敗後の1死1塁で、西岡が1、2塁間の真ん中へのまるで絶妙なセフティバントを決めたことは、キューバの動揺を誘ったという意味で、この試合の大きなポイントだった。その後、イチローが、期待通りにタイムリーを放ち、2塁走者川崎が相手捕手のブロックをかいくぐり、右手の指先でのホームベースの隅に芸術的とも言えるタ