2010年11月 3日 (水)

深大寺の参道の「鬼太郎茶屋」といきものががりのベストアルバム「いきものばかり」

東京・調布市にある深大寺には、4年前に一度、行ったことがあるが、久しぶりにおいしい「蕎麦」が食べたいと思い立ち、午後になって出かけてみた。

2006年9月16日 (土)小さな旅「深大寺(調布市)探訪」
http://t-miz.cocolog-nifty.com/diary/2006/09/post_1902.html

今年の前半のNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」ロケが行われ、人気のスポットになっているようだ。
我が家を2時半過ぎに出て、3時過ぎに着いたが、駐車場もかろうじて数台空いていた感じで、やや風も肌寒く感じ始める時間だったが、まだまだ人出は多かった。まず、4年前と同じ蕎麦屋で遅めの昼食。やはり、深大寺の蕎麦はこしがあっておいしい。

参道を歩くと、ところどころで、「ゲゲゲの女房」でロケに使われた場所とか、ドラマに登場したおみやげなどが宣伝されていた。

4年前に来たときには気がつかなかったが、京王バスのバス停を降りて、深大寺の門へ向向かう短い参道に「ゲゲゲの鬼太郎」をあしらった「鬼太郎茶屋」があった。店の前には鬼太郎とねずみ男の人形があり、店の外壁にも鬼太郎たちが描かれ、店の中に鬼太郎グッズ。ふかして売っている「目玉おやじのまんじゅう」には列ができていた。

20101103

深大寺の境内にあるもみじの葉は少しだけ赤みがかっていて、紅葉本番まではあと2週間ぐらいかかりそうだった。

家に帰って、暗くなってから、アマゾンに予約注文していた、今日(2010/11/3)発売の「いきものががり」のベストアルバム『いきものばかり』が配達された。「ゲゲゲの女房」の主題歌として歌われた「ありがとう」も収められている。

そうしたら、アルバム発売日にあわせたのであろう、夜11時からのNHKの「SONGS」で「いきものががり」の特集。番組に締めくくりの歌が、「ありがとう」のフルコーラスだった。

NHK「SONGS」第155回 いきものががり

なにやら「ゲゲゲの女房」に縁のある一日だった。

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2010年10月23日 (土)

吉祥寺の新しいテナントビル「コピス」に行く

今日は、久しぶりに吉祥寺に出かけた。吉祥寺は、雑誌「東京ウォーカー」のアンケート調査で「住みたい街」の第1位に選ばれた街。2010年2月に発表された結果だが、今回で5年連続で1位(2位は自由が丘、3位は下北沢)ということらしい。
ちなみに、同じアンケートでは「住んでよかった街」のアンケートも行われていて、こちらも1位は吉祥寺で、以下2位中野、3位池袋と続く。
吉祥寺は、住みたいと思って住んでみて期待を裏切らない住みやすさだったということだろう。

しかし、そんな吉祥寺にも、しばらく前にはちょっと危機的な事態が起きていた。吉祥寺駅の北側の繁華街の中央部で営業していたデパート伊勢丹吉祥寺店の閉店である。1971年11月に開店した同店は、駅北の繁華街の中で西側の東急百貨店、東側の近鉄百貨店(1974年開店2001年閉店)と並ぶ吉祥寺の顔をして、街を彩ってきた。しかし、昨年(2009年)10月に、2010年3月の閉店を発表。発表通り、2010年3月14日に閉店した。

同店の跡地ビルは、武蔵野市から三菱商事グループが請け負ったとのことで、半年の改装期間を経て、「コピス吉祥寺」が、今月(2010年10月)15日、リニューアルオープンした。

まだ、オープンから2週間の土曜日ということで、ビルの前のステージでは今風の衣装のチンドン屋が音楽を奏で、踊り子が踊っていた。

1階のステージの端には、「ムーミンスタンド」という名前のドリンクスタンド。タピオカをニョロニョロの種に見立てて、タピオカ入りのドリンクを販売している。永年のムーミンファンとしては、何となくうれしくなる。

私にとっての一番の関心は、A館・B館に分かれるビルのB館の6階・7階に出店した書店「ジュンク堂吉祥寺店」である。
同書店は神戸が発祥の書店であるが、1997年に池袋に出店に東京進出。2001年に池袋店を2倍に増床し売り場面積2000坪、さらに2004年には新宿三越に新宿店をオープンし、2007年の増床で新宿も1650坪となっている。(同書店ホームページより)。
渋谷やプレスセンターにも出店し、東京での販売拠点を着々と増やしつつある。吉祥寺店は6階が文庫・新書・コミック等が置かれ、7階が各分野毎の単行本、専門書という構成で、新宿店よりは狭いなとは思ったが、それでも1100坪あるとのこと。日常、必要な本は、これで十分かなという感じであった。
私個人の感想としては、床から頭の高さくらいの書棚にずらりと本を並べるジュンク堂方式の陳列は、本を探しやすいような気がしている。

吉祥寺には、総合書店としては、パルコの地下2階にリブロ、改装前のユザワヤビルの地下に京王電鉄グループの啓分堂書店(現在はビルの立て替えのため、ユザワヤとともに丸井吉祥寺店内に移転)があるが、そこにジュンク堂が割って入ったことで、吉祥寺書店勢力図はどのように変わるのであろうか?

今日は、妻と次女と一緒に行ったのだが、2人によれば「コピス吉祥寺」に入居している他のテナントはあまり印象には残らなかったようで、いつも辛口発言をする大学生の次女は「1回来ればもういいかな」とコメントしていた。
伊勢丹時代もここ数年はさほど客は入っていなかったことを考えれば、ビルが空き家でなければいいとも言えるが、できれば、いいテナントが集まって、栄えてほしいものである。

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2008年8月23日 (土)

南房総から戻る

夜、11時過ぎ、南房総から自宅に戻る。
3日めの今日は、曇り空に雨の混じるあいにくの天気。

館山自動車道→アクアライン→雨の東京都心と車で走り、自宅に戻ってきた。

夏に取る多少長めの休暇や、その時行く旅行というのは、日常生活のひとつの区切りなのだと思っている。
日常生活とは違う生活パターンで暮らし、日常生活の場所から離れ「非日常」の場所に身を置くことで、「昨日」と違う「今日」を認識する。
いつもとは違う「景色」や「時間」の中で過ごすことで、「非日常」を体感する。休み・旅行の「後」は、「日常」の再スタートである。

事故やけがもなく、無事、家族全員が旅程を終えられたことに感謝して、月曜日から再び始まる「日常」に備えなくては・・・・。

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2008年8月21日 (木)

今日から南房総

今日から南房総に2泊3日の旅行に。
朝、家を出るのが遅くなり、都心を抜けるのに時間がかかり、アクアラインに乗る頃には昼近くになっていた。
去年、今年と続けて来てみて、南房総の売りは、本当をところ何なのだろうかと考えている。

さらに言えば、そもそも、人が集まる観光地の条件は何なのか?
昔から考えていて、なかなか答えの出ないテーマである。

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2008年6月27日 (金)

夏休みの宿を南房総で手配する

6月も終わりに近づき、そろそろ夏休みの計画を立てなければいけない時期(もう、遅いのかもしれないが…)。自分の職場での休みを確定し、妻と3人の子どもの予定とどこで何をしたいかの希望も調整した上で、行き先の候補を考え、宿を探す。

仕事の関係で、8月の早いタイミングでは休みを取るのは難しそうで、お盆明けに休むことにした。次女から、学校の授業でやったテニスがおもしろかったので、テニスがしたいという要望があり、テニスコートある宿泊施設で探す。しかし、どこも空いているのは8月の最終週。う~ん、困った。たまたま、1週前のお盆明けの週に1日だけ空いているテニスのできる宿を見つけ、とりあえず予約。
しかし、その後、1泊2日ではくつろげないというクレームも一部から出て、施設側に確認したところ、1日目と2日目で部屋が変わってよければ、連泊も可という事がわかり、今日、2日目の予約も終えた。

行き先は、昨年と同じ南房総。宿はもちろん別のところ。昨年行ってみて思いの外、東京から近いことがわかった。東京湾横断道路(アクアライン)を走り、全通した館山自動車道を走ると、3時間ぐらいだったろうか。車を運転する立場からすると、アクアラインも館山道もすいているところがいい。
刺身など魚もおいしく、干物も名物のようだった。

ようやく、日程の骨格が固まったので、この土日で詳細な旅行プランでも考えることにしたい。
あとは、当日、台風や雨にならないことを祈るのみである。もう一つ、言えば、それまでに少しでもガソリンが値下がりしてくれればと思う。

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2008年4月29日 (火)

東京名所めぐり:国立(くにたち)大学通りと谷保天満宮

  今日(2008年4月29日)は、東京の西に位置する郊外の街「国立(くにたち)」に行った。以前、国立で行われたジャズのミニコンサートに誘われたことがあり、夜、訪ねたことがあるのだが、駅前から南に延びる整然とした並木道が印象に残っていて、いつか昼間に再訪したいと思っていた。

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国立は、学校の街である。一橋大学、都立国立高校、私立の桐朋高校。私が眺めた並木道は、大学通りと呼ばれ、駅から南に1kmほど離れたところにある一橋大学のキャンパスを縦断し、さらにその奥に国立高校と桐朋高校がある。通りに面して、様々な店が並び、既に大きく成長している桜の並木と併せて、独特の空間を作り出している。
大学通りは、駅から南へ1.2kmほど続き、その先は道は少し細くなりJR南武線の谷保駅まで続く。谷保駅の南には文教地区の守り神にふさわしく「谷保天満宮」が鎮座している。谷保は、太宰府に左遷された菅原道真の三男が流された地とのこと。

国立は昭和初期に西武グループの総帥堤康次郎氏が率いた箱根土地という会社によって、東京郊外の住宅地として開発・分譲されたらしい。当時は、東京の西の郊外に田舎だったのだろうが、すでに80年以上が経過して、大学通りから東西に一歩入ると落ち着いた雰囲気の高級住宅街が広がっている。

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午後1時過ぎに国立駅に着き、そこから大学通りに沿って歩き、谷保天満宮まで足を伸ばす。谷保駅方面から歩くと、坂を下っていって下りきったところが広くなっていて、そこに本殿があった。境内は緑に覆われており、坂の斜面には放し飼いの鶏が数羽いて、「コケコッコー」と威勢のよい鳴き声を上げている。我が故郷の太宰府天満宮の整然と整備され門前町をなしているのと比べると、自然の中の神社という感じだった。

そこから、また国立方面へとって返す。行きがけは、国立駅から見て、大学通りの右側の歩道を歩いたが、帰りがけは反対側を歩いた。

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途中、立ち寄ったレストランや喫茶店も、ファミリーレストランやチェーンの喫茶店とは違い、もう何十年も、住民や学生たちとともに生きて、国立の街にとけ込んでいるという個性的な店が多かった。

私は、いっぺんに国立ファンになってしまった。四季折々で、大学通りの並木道を歩くために訪ねたいものである。
(考えてみれば、今日は「昭和の日」。昭和になって新しく作られた「国立(くにたち)」の街を訪ねるには、ふさわしい日だったかもしれない)

*後日、写真も何枚かアップしますので、興味ある方は再訪いただけると幸いです。

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2007年11月25日 (日)

東京メトロの「数寄数寄(スキスキ) IC乗車券キャンペーン」の抽選に行く

東京メトロの乗車促進とIC乗車券PASMOの普及を兼ねてのキャンペーン「数寄数寄(スキスキ) IC乗車券キャンペーン」。1から10までの数字の駅に置いてあるチャージ機にPASMOなどのIC乗車券をかざすと、1ポイントが記録される。どこの駅でも、とにかく期間中に10ポイントためるノーマルとPASMOへの1000円チャージ(ノーマルチャレンジ賞)へ挑戦、1日で全てのポイントでチャージすると10000円のチャージ(ラリーチャレンジ賞)への挑戦への権利が得られる。ラリーチャレンジ賞への挑戦者先着10000名には、東京メトロの駅名入りキーホルダーがもらえるというものだ。

11月3日の文化の日に1日全ポイントチャージを行い、ラリーチャレンジ賞、ノーマルチャレンジ賞に1回ずつ挑戦する権利を獲得した。抽選は23日(金)から始まった。
抽選日の初日23日、2日め24日は何やかやと用事があって行けず、今日の昼から抽選会場の銀座駅へ行った。
初日の23日は人が多かったようで、パンフレット記載の会場から場所が変更されていた。しかし、今日、私が行った午後1時過ぎは、ガラガラ。すぐに、抽選にチャレンジしたが、ラリーチャレンジ賞、ノーマルチャレンジ賞ともハズレ。唯一の戦利品は、駅名キーホルダーで20駅分あるという駅名は「渋谷」だった。ちなみに一緒に行った妻は「乃木坂」。

あたりなんか出るのかななどと思っていたら、会場から少し離れた頃、「当たり」を知らせる鐘が鳴らされていた。

大したオチもない話で申し訳ないが、先着10000名の駅名キーホルダーは、まだ在庫がありそうだった。

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2007年11月 3日 (土)

文化の日に、東京メトロの「数寄数寄(スキスキ) IC乗車券キャンペーン」ラリーチャレンジに挑戦

先日、このブログでも紹介した東京メトロの「数寄数寄(スキスキ) IC乗車券キャンペーン」が2007年11月1日からスタートした。
キャンペーン開始後の最初の週末である今日(11月3日土曜日)は文化の日でもある。お天気もよかったので、午後から、10の駅全てを1日で回るラリー・チャレンジに挑戦してみることにした。
10の駅は基本的に都心部に集中しているものの、5の駅「護国寺」と8の駅「八丁堀」が少し離れており、ここをどうルートに組み込みながら、回るかがポイントになりそうだ。

我が家は、西武鉄道の新宿線と池袋線に挟まれた地域にあるので、行きと帰りに2線を使い分けて、ルートを考えることにした。
まず、往路は西武新宿線で西武新宿に出た。そこから、地下街・地下道を通り東京メトロ丸の内線の「新宿三丁目」駅まで7~8分ほど歩く。ここで、東京メトロ1日乗車券を710円で購入。丸の内線に乗って、最初のポイント4の駅「四ッ谷」に向かい、最初のチャージ完了。
「四ッ谷」で南北線に乗り換え、次に10の駅「麻布十番」に行き、チャージを終えるとすぐホームに戻り、7の駅「六本木一丁目」に向かう。同駅で3つめのチャージをすませ、いったん地上に出る。
6の駅日比谷線「六本木」までここも7~8分歩き、4つめのチャージを終えると、日比谷線に乗り8の駅「八丁堀」に。ここでも、5つめのチャージを終えると、すぐホームに戻り、再度、日比谷線に乗り「人形町」まで足を伸ばした。「人形町」はチャージポイントではないが、ここで降りて、3の駅である「三越前」までこれも地上を歩く。10分ほど歩いて「三越前」駅に潜り6つめのチャージ。そこから半蔵門線で9の駅「九段下」に。九段下は東西線の大手町方面乗り場の近くにチャージ機があり、そこで7つめのチャージを終えると、今度は東西線で「大手町」へ戻る。
「大手町」で千代田線に乗り換え、2の駅「二重橋前」までは一駅。「二重橋前」は日比谷通りの地下に駅があるが隣接する都営三田線「大手町」駅と同「日比谷」駅と地下道で繋がっている。さらに、都営三田線「日比谷」は東京メトロ有楽町線の「有楽町」とも地下道で繋がっている。
「二重橋前」で8つめのチャージを終え後は「有楽町」から有楽町線で一駅電車に乗り1の駅「銀座一丁目」まで行くつもりにしていたが、地図で見ると大した距離ではないので、ここでもいったん地上に出て、東京国際フォーラム、JR有楽町駅などを通ってこれも10分もかからずに「銀座一丁目」駅に到着。9つめの
チャージを完了。最後に、そこから有楽町線に乗って最後に残った5の駅「護国寺」へ。「護国寺」駅で無事10個めのチャージを終え、完走を達成した。
午後2時ごろ我が家をスタートし、10個めのチャージを終えた時には、午後5時を回っていたと思う。
せっかくなら、護国寺にお参りをしてと思い、階段を上り外にでる。地下鉄の出口を出ると、すぐに交番があり、その奥に護国寺の山門があった。もうあたりは暗くなっており、お寺の全容はよく見えないが、本堂まで進んで、お賽銭をあげ、家族の健康をお願いしてきた。
帰ってから調べてみると、五代将軍徳川綱吉の母桂昌院の発願で創建され、明治以降は境内の東半分が皇族墓地とされたとのこと。山門前に交番があったのもうなずける。本堂は重要文化財に指定されており、最後に文化の日に相応しい締めくくりになった。

「護国寺」からは、有楽町線が西武池袋線と東武東上線に乗り入れているので、西武線への乗り入れ電車を待って帰ってきた。
できれば、天気のいい日に朝からスタートし、各チャージポイントの名所・旧跡等も十分見聞しながらまわれば、より文化的になると思う。

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2007年10月30日 (火)

東京メトロの新たな試み「数寄数寄(スキスキ) IC乗車券キャンペーン」

昨日、通勤で地下鉄(東京メトロ)に乗っていたら、おもしろい中吊り広告が出ていた。「数寄数寄(スキスキ) IC乗車券キャンペーン」という名前のPASMO、SuicaのIC乗車券を利用した乗車促進キャンペーンである。

10の駅のキャンペーン専用のチャージ機を置いて、1回のチャージで1ポイント、10ポイント貯まると、銀座駅にある抽選器で、抽選に当たればIC乗車券に1000円分(200本)のチャージが受けられる(ノーマルチャレンジ賞)というもの。さらに、10000円分(30本)のチャージが景品のとなる抽選ができる(ラリーチャレンジ賞)。さらに、1日で10駅全てのタッチを「完走」した場合、先着1万個の駅名キーホルダーのプレゼントが用意されている。
これだけなら、別に「あっ、そう」というだけで終わったと思うのだが、なかなか趣向を凝らしてあるなと思ったのは、10駅の選び方である。
数字の1から10と実際の東京メトロの駅名をかけているのだ。

1の駅:銀座一丁目(有楽町線)
2の駅:二重橋前(千代田線)
3の駅:三越前(銀座線・半蔵門線)
4の駅:四ッ谷(丸の内線)
5の駅:護国寺(有楽町線)
6の駅:六本木(日比谷線)
7の駅:六本木一丁目(南北線)
8の駅:八丁堀(日比谷線)
9の駅:九段下(東西線・半蔵門線)
10の駅:麻布十番(南北線)

「なるほど、考えたものだ」と感心してしまった。5の「護(ご)国寺」が少々苦しく、「五反田」と言いたいところだが、都営浅草線は走ってるが、東京メトロ(旧・営団地下鉄)は走っていない。
また、7の「六本木一丁目」も合計して7なら「四谷三丁目」でもいいじゃないかと思って、改めてチラシを見ると、六と一に加え、「本」の下の部分を「+」に見立て「6+1=7」としているのだ。

キャンペーンは11月1日から30日までの1ヵ月間。1000円や1万円のチャージは難しいとしても、10駅制覇でキーホルダーがもらえるなら、週末に東京の名所巡りを兼ねて、10駅制覇をやってみてもいいかなと思っている。

「数寄数寄(スキスキ) IC乗車券キャンペーン」のチラシ(PDF)はこちら

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2007年10月 7日 (日)

吉祥寺の魅力を分析し解き明かす『吉祥寺スタイル』(三浦展+渡和由研究室著、文藝春秋)

吉祥寺に車で20分、歩いて1時間ほどのところに住んでいることもあって、吉祥寺の街にはよく遊びに行く。結婚する前にも、吉祥寺からバス停で2つほどいったところの独身寮にいたこともあって、吉祥寺はお気に入りの街である。このブログを始めた日にも、「吉祥寺好き」という記事を書いたことがある。

デパートやスーパーなどの大型小売店舗があるかと思えば、商店街の通りに面して、新旧の専門店が並ぶ。また、狭い路地もあって、いろいろなものが混在している。少し歩くと徐々に店が減っていき、郊外の住宅地に変わっている。その街としての品揃えの多様さが面白くて、月に一度は行っておきたいと思っている。

なぜ、吉祥寺が魅力的なのかを分析したのが、タイトルに上げた『吉祥寺スタイル』である。著者は、『下流社会』で一世を風靡したマーケティング・アナリストの三浦展氏と筑波大学大学院の渡和由助教授の研究室となっている。

吉祥寺スタイル―楽しい街の50の秘密
吉祥寺スタイル―楽しい街の50の秘密

三浦氏は、すでに19年吉祥寺に暮らしているという吉祥寺の住人。一方の渡氏は、サイトプランナーと紹介されていて、商業施設や住宅地の設計をする街作りの専門家らしい。

三浦氏は冒頭で、吉祥寺に引っ越したばかりの頃、駅ビルのベンチである男性にこう話しかけれらたとエピソードを語る。

「吉祥寺は住みやすいですよ。お金がある人は百貨店で買い物をすればいい。お金がなくても元気がある人は公園を走ればいい。お金も元気もない人はベンチに座っていればいい」
(『吉祥寺スタイル』17ページ)

それに続けて、三浦氏は次のように書いている。

いろいろな人がいて、それぞれの人が自分の居場所を見つけられる。それが、吉祥寺の最大の魅力なのだ。たまたま私は子育てに適しているという理由で住み続けた。しかし、独身の若者でも、子連れの家族でも、一人暮らしの老人でも、離婚した中年男でも、サラリーマンでも、漫画家でも、誰でも住みやすい。そして毎日暮らしても飽きないのである。
(『吉祥寺スタイル』17ページ)

そして、本書についてこう説明する。

本書は単なる都市論の本ではない。吉祥寺を考えることを通じて、人間にとって好ましい生活とは何かを考えている。だから都市や住宅について、関心がある人だけでなく、家族、子育て、学校、会社組織など、人間がよろこんで暮らしたり、働いたりする場所について考えている人すべてに読んでほしい。その意味では、本書は一つの人間論でもあると思う。
(『吉祥寺スタイル』20ページ)

人は、どういう時に、あるいはどういうところで、心地よくいられるのか、くつろげるのか、そんなことを解き明かした本でもある。吉祥寺はそのような要素が至るところに揃っている。これまで、自分が何となく漠然と感じていたことが、言葉として書かれていて読んでいてうれしくなる本だった。

「人が暮らす場所について考えている人」という著者が勧める読者層の範疇に入ると思うが、これから家を買おうとする人には、どんな街が暮らしに心地よいかという示唆を多く含んだ本として、ぜひ決断の前に読むことをお勧めしたい。
吉祥寺には、高くて住めないかもしれないが、吉祥寺の持ついくつかの要素を満たす街を選んだ方が、後悔は少ないだろう。

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