2016年1月 3日 (日)

大原櫻子は2010年代の歌姫になれるか

2015年の年末の第66回NHK紅白歌合戦は、白組が郷ひろみ、紅組が大原櫻子がそれぞれトップを飾る歌手として登場した。
郷ひろみは1970年代にアイドルとしてデビューし、紅白出場28回目、60歳還暦を迎えた今でも現役として活躍するベテラン。一方の大原櫻子は、郷ひろみとは親子以上に年の離れた19歳で紅白は初出場。
この新旧の極端な対比にNHKのスタッフがどんな意味を込めたのかは知るよしもないが、私個人の印象は、新世代を代表する大原櫻子に対し、郷ひろみは高度成長時代をいまだに忘れられない旧世代の象徴のように写った。

少し脱線するが、過去の紅白でトップに登場した歌手を第60回(2009年)まで遡って調べてみると、次の通りだった。
第65回(2014年)白:SexyZone、紅:HKT48
第64回(2013年)白:SexyZone、紅:浜崎あゆみ
第63回(2012年)白:NYC、紅:浜崎あゆみ
第62回(2011年)白:NYC、紅:浜崎あゆみ
第61回(2010年)白:EXILE、紅:浜崎あゆみ
第60回(2009年)白:EXILE、紅:浜崎あゆみ

ここ数年は、白組はジャニーズ事務所の若手グループの指定席、紅組は昨年のHKT48を除くと、第59回も含め第64回まで浜崎あゆみだった。浜崎あゆみが連続しているのは、本人のスケジュールの都合などもあるかも知れないが、こちらはバブル期が忘れられない世代の象徴のようにも見える。閑話休題。

私が取り上げたいのは、今回の紅組のトップ大原櫻子である。

時々、近くのゲオに行って、レンタルCDの新着コーナを眺め、ジャケットを見て気になるものを借りる。もちろん、聞いてみて「はずれ」も多々あるが、今まで知らなかった世界を知るにはいいやり方だと今でも続けている。
そのジャケ買いならぬジャケ借りをした中に、大原櫻子のファーストアルバム「HAPPY」があった。聞いてみると、1990年代に一世を風靡した広瀬香美を思わせるような曲、素直な歌詞をじっくり聴かせる歌、聞いているとこちらまで元気になる歌もあり、「当たり」だった。(これも余談だが、ジャケ借りでももう一組の「当たり」が女性3人のボーカルユニット「Kalafina(カラフィナ)」だった)

その後、彼女が、佐藤健主演の映画『カノジョは嘘を愛しすぎている』のオーデションで5000人の中から歌えるヒロインの座を射止めデビューしたことを知った。ちょうど、CATVで映画が放映された機会に映画も見た。アルバム「HAPPY」の収録曲のうち2曲は映画の劇中歌だった。

大原櫻子は絶世の美女というよりは、どこにでもいそうな等身大の女の子のイメージである。しかし、最近はやりの束物アイドルとは一線を画す歌のうまさ、またひとたび歌い出せば、一人でステージを飛び跳ね、観客を魅了し元気を与える。

同世代の女性にも、絶大な支持を受けているようだ。スタート時から女優と歌手の二足のわらじでスタートした大原櫻子、どちらの世界でも活躍してほしいが、より今の日本で求められているのは、聞く人たちに元気を与えてくれる歌手「大原櫻子」のように思う。

大原櫻子は2016年1月に20歳を迎える。今年2016年は彼女が更にステップアップし、2010年代の歌姫に近づく年になるのではないかと密かに思っている。おそらく近々まとめられるであろう2作目のアルバムが楽しみだ。

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2012年6月10日 (日)

深夜アニメ『坂道のアポロン』が素晴らしい

フジテレビで木曜深夜(正確には金曜日の0時45分から)にアニメを放送してる「ノイタミナ」という枠がある。そこで今放送されているのが、『坂道のアポロン』だ。

Jk12

いま思えば、たまたま、第2回の放送日だった4月19日(木)の夜テレビの前でうつらうつらしていると始まったのが、高校生を青春をテーマにしたアニメ、なつかしい九州の言葉とJAZZを背景に、都会からの転校生のカオルが、クラスの女の子にほのかな恋心をいだきながら、周りに少しづつになじんでいく様子が、2回の転校を経験した自分には人ごとに思えず、その後、毎回欠かさず録画して見ている。

原作は小学館の月刊フラワーズに連載された小玉ユキの同名のコミック『坂道のアポロン』。(2011年の一般向け部門の小学館漫画賞を受賞している)
物語の舞台は1966年の佐世保(長崎県)。横須賀からの転校生は優等生の西見薫。クラシックピアノを奏でる。父は船乗りで、佐世保に親戚に一人預けら、転校してきた。
転校した高校で、素朴で心優しい律子、律子の幼なじみでバンカラで悪ガキの千太郎と知り合い、律子にほのかな恋心をいだくが、律子は千太郎に思いを寄せている。
そこに、律子・千太郎の近くに住み東京の大学に進学した淳兄(ニイ)こと淳一、偶然しりあった高校の1年先輩の美女百合香が登場する。淳一は千太郎にとって子どもの頃からのあこがれの存在。その千太郎は百合香に心奪われ、百合香と淳一はそれぞれに相手が気になる存在。
友情と恋心が複雑に絡みあう昭和の青春群像が描かれている。主人公たちから10歳ほど年下になる自分にとって、ここに登場する誰もが、あの頃見知ったちょっと年上の誰かに似ているような気がする。
ストーリーの展開につれ、登場人物それぞれの境遇や過去がすこしづつ明らかになっていき、物語の厚み・奥行きも出てきている。

見損なった初回放送を補うため原作コミックの全9巻を購入し、読み始めているが、アニメもほぼ原作に沿った展開になっているようだ。

「月刊フラワーズ」ホームページ『坂道のアポロン1』試し読み
http://flowers.shogakukan.co.jp/tameshi/apollon/index.html

全9巻の原作に対し、アニメの放送予定は12話。すでに9話まで放送が終わり、残りは3話となったが、全部揃えた原作は放送のペースにあわせて読んでいこうと思っている。

また、この作品の背景に流れる音楽はJAZZ。律子の実家のレコード店の地下にスタジオがあり、千太郎がドラム、淳一がトランペット、律子の父がベースでセッションを行っているが、そこに薫のピアノが加わる。紙媒体の雑誌やコミックでは音符記号でしか表現できない世界を、アニメでは実際のジャズ奏者が演奏した音源を使い、原作の世界をさらに豊かに表現している。

原作コミック購入にあわせ、作中で使われるJAZZ曲をまとめたサウンドトラックのCDも購入、すっかり『坂道のアポロン』にはまっている。

アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック
アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック

あとは7月27日発売されるというアニメの1~3話をまとめたブルーレイディスクを買おうかどうしようか悩んでいる。

坂道のアポロン 第1巻 Blu-ray 【初回限定生産版】
坂道のアポロン 第1巻 Blu-ray 【初回限定生産版】

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2011年10月16日 (日)

SONYのウォークマン(WALKMAM)の自動選曲システム「おまかせチャンネル」がおもしろい

先週末、職場からの帰り、いつも乗る地下鉄の路線が事故対応でしばらく止まりそうということで、別ルートで家路につく。乗換駅もいつもと違う。駅前に最近オープンした「ドンキ・ホーテ」の店。何か買うあてがあるわけでもないが、ふらりと入る。

そう言えばと思い、家電のコーナーに向かう。SONYのウォークマンの新型が発表されたので、旧型が在庫処分で値下がりしている。「ドンキ・ホーテ」でいくらか見てみようと思うと格安で売られていて、その場で、16Gモデルで充電器になるスピーカーがセットになったNW-S755Kの「黒」を買った。

同じシリーズの8GモデルのNW-S754Kの「白」を、今年の5月の妻の誕生日にプレゼントした。

実際に使って見ると、コンパクトで音質もいい。私の携帯電話(au)の音楽ソフト「LISMO」がSONY製で、「LISMO」でパソコンに録音した曲が携帯だけでなく、ウォークマンにも転送できるので、既存のPCでの曲のストックが利用できるのも、プレゼントに選んだ理由のひとつだった。
ウォークマンのSシリーズでの新型と旧型の違いは、新型のBluetooth対応が目玉なので、今までの使い方なら特に支障はない。

しばらく使ってみておもしろい機能だと思ったのは、自動選曲システム「おまかせチャンネル」だ。「おまかせチャンネル」を選んだ時間帯によって、「朝のおすすめ」「昼のおすすめ」「夕方のおすすめ」「夜のおすすめ」「深夜のおすすめ」が自動的に表示され再生がはじまる。
さらに、「アクティブ」「リラックス」「メロウ」「アップビート」「エモーショナル」「ソファラウンジ」「ダンスフロア」「エクストリーム」などが選択できる。
いつもはアルバム別に再生しているので、どうしても好みの歌手、アルバムに偏ってしまい、プレイヤーの中に入っていても、聴かないままになってしまうのも多い。
試しに、「朝のおすすめ」を聴いてみると、朝、これから学校や会社に行くぞという時に聴くと、いいかもしれないという曲が次々と再生される。家でスピーカーに繋いで再生していると、喫茶店などで流れる有線放送を、家で聴いているような気分になる。中には、自分が録音した曲なのだが、この曲は誰の曲?というような新たな発見もあって、おもしろい。

朝用の曲は、歌詞の中に「朝」「光」「走る」などの特定のキーワードが入っているものを選んでいるのだろうかと考えた。
SONYの製品説明の中では、「ソニー独自の12音解析技術により、“ウォークマン”のミュージックライブラリにためた楽曲を10チャンネルに自動分類。チャンネルを選ぶだけで、そのときの気分やシーンにあった楽曲を楽しめます。」と書いてある。

この自動選曲機能はウォークマンには昨年(2010年)発売された機種から搭載されたようだ。アップルのiPodなどの「Genius」という機能とも似ているが、最初から端末の側で選曲してくれているのが、少し違うように思う。

新型はこちら。

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2011年9月26日 (月)

学生時代に夢中で聴いた西島三重子のワーナー・パイオニア時代のLP5枚がCD-BOXで復活

私は、大学生の頃、西島三重子の歌をよく聴いていた。西島三重子といっても知らない人の方が多いだろう。私より10歳ほど年上のシンガー・ソング・ライターで、フォークソング世代の最後の頃の歌手と言えるだろう。
一般に名の知れたヒット曲と言えばデビュー曲の『池上線』ぐらいである。

以前もこのブログに書いたと思うが、私が彼女の歌を知ったのは、彼女が最初のレコード会社ワーナー・パイオニアからテイチクに移籍した直後の新曲「Bye-Bye」をテレビの深夜放送で見た時である。
そこから、過去に遡り、ワーナー・パイオニア時代の5枚のLPを順次買い揃え、ステレオで聴いたり、カセットテープに録音して聴いたりして大学時代を過ごした。ワーナー・時代の5枚のLPは、女子大生の恋心を歌ったものが多く、当時大学生だった私には、西島三重子の歌の中で歌われる女性は憧れでもあった。

ちょうど、音楽の媒体がLPからCDに移り変わり始めた時期で、さほどメジャーではなかったこともあって、ワーナー・パイオニア時代の曲は、ベスト盤のCDが出されることはあっても、5枚の全曲がCDとして復刻されることはなかった。
現在、各種のベスト盤でCD化されてない曲の中にも、もう一度聴いてみたいと思う曲が何曲かあり、もう2年ぐらい前だろうか、彼女のHPの掲示板にもワーナー時代のLP5枚の完全復刻の希望を書き込んだことがあったが、それが実る気配はなく、半ば諦めていた。
そのため、既にだいぶ前に手放していたワーナー時代のLP5枚をネットオークションで買い集め、あとはパソコンに接続可能なレコードプレーヤーを買うばかりとなっていたが、LP5枚のデジタル化のためにレコードプレーヤーを買う踏ん切りがつかないままだった。

「果報は寝て待て」というわけでもないだろうが、昨日、ある方が私のブログに「西島三重子のワーナー・時代の5枚のLPがCD-BOXになりますよ」との書き込みをしてくれていた。

なんと、この週明けの9月27日が発売予定日で「ワーナー・イヤーズ1975-1980」とのタイトルがつけられている。、9月22日の彼女のライブでは先行販売されたらしい。ネット通販では、まだ予約受付の段階だったが、さっそくアマゾンで予約注文を終えた。
来週、配達されるのが待ち遠しい。

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2010年11月 3日 (水)

深大寺の参道の「鬼太郎茶屋」といきものががりのベストアルバム「いきものばかり」

東京・調布市にある深大寺には、4年前に一度、行ったことがあるが、久しぶりにおいしい「蕎麦」が食べたいと思い立ち、午後になって出かけてみた。

2006年9月16日 (土)小さな旅「深大寺(調布市)探訪」
http://t-miz.cocolog-nifty.com/diary/2006/09/post_1902.html

今年の前半のNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」ロケが行われ、人気のスポットになっているようだ。
我が家を2時半過ぎに出て、3時過ぎに着いたが、駐車場もかろうじて数台空いていた感じで、やや風も肌寒く感じ始める時間だったが、まだまだ人出は多かった。まず、4年前と同じ蕎麦屋で遅めの昼食。やはり、深大寺の蕎麦はこしがあっておいしい。

参道を歩くと、ところどころで、「ゲゲゲの女房」でロケに使われた場所とか、ドラマに登場したおみやげなどが宣伝されていた。

4年前に来たときには気がつかなかったが、京王バスのバス停を降りて、深大寺の門へ向向かう短い参道に「ゲゲゲの鬼太郎」をあしらった「鬼太郎茶屋」があった。店の前には鬼太郎とねずみ男の人形があり、店の外壁にも鬼太郎たちが描かれ、店の中に鬼太郎グッズ。ふかして売っている「目玉おやじのまんじゅう」には列ができていた。

20101103

深大寺の境内にあるもみじの葉は少しだけ赤みがかっていて、紅葉本番まではあと2週間ぐらいかかりそうだった。

家に帰って、暗くなってから、アマゾンに予約注文していた、今日(2010/11/3)発売の「いきものががり」のベストアルバム『いきものばかり』が配達された。「ゲゲゲの女房」の主題歌として歌われた「ありがとう」も収められている。

そうしたら、アルバム発売日にあわせたのであろう、夜11時からのNHKの「SONGS」で「いきものががり」の特集。番組に締めくくりの歌が、「ありがとう」のフルコーラスだった。

NHK「SONGS」第155回 いきものががり

なにやら「ゲゲゲの女房」に縁のある一日だった。

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2010年5月30日 (日)

「いきものががり」はドリカムを超えるか、「YELL」と「ありがとう」を聴いて考えたこと

最近、「いきものががり」の歌にはまっている。昨年の年末、新聞で「いきものががり」の記事を読んだのがきっかけだ。それまでは、変わった名前の音楽グループだなと思っていた程度で、真剣に歌を聴いたことはなかった。

記事の内容は、いきものががりのリーダーの水野良樹が、ボーカルの吉岡聖恵が、アップテンポの「じょいふる」(グリコポッキーのCMソング)から、じっくり歌いこむ「YELL」(2009年度NHK全国学校音楽コンクール、中学校の部の課題曲)まで、どんな歌でも歌いこなす歌唱力に改めて驚いているというような記事だった。
「じょいふる」はCMで何度も聞いていたが、「YELL」は聴いたことはなかった。ちょうど、大晦日の紅白歌合戦で「YELL」を聴いた。月並みな言葉だが、感動してしまった。

「サヨナラは悲しい言葉じゃない、それぞれの夢への僕らを繋ぐYELL
ともに過ごした日々を胸に抱いて 飛び立つよ 独りで 未来(つぎ)の空へ」
課題曲として歌う中学生を意識し、卒業式ソングにもなり得る内容だが、この歌はもっと幅広く、多くの世代の心をとらえる曲だと感じた。その歌詞のすばらしさに、ボーカル吉岡聖恵の気持ちいいほどの伸びのある歌声。この曲1曲で、私はすっかり「いきものがかり」の虜(とりこ)になってしまった。
ちょうど、「YELL」や「じょいふる」などの曲を納めた、4thアルバム「ハジマリノウタ」が出たばかりで、さっそくレンタルショップで借りる。上記の2曲以外も聴き応えがあり、彼らが、本格派であることを確信した。

2010年になって、4月からのNHKの朝の連続TVドラマ『ゲゲゲの女房』の主題歌「ありがとう」を18枚目のシングルとして発売した。『ゲゲゲの女房』は漫画家の水木しげると布枝夫妻をモデルにしたドラマ。曲は、ドラマの内容を意識した内容だが、この歌も単なるドラマの主題歌を超え、ぎすぎすとした今の世に中で、お互いを信頼すること、その気持ちの表れとしての「ありがとう」という言葉の持つ重みを語っているように思う。この「ありがとう」は、NHKの朝ドラの主題歌ということもあり、昨年の「YELL」を上回るヒットになるかも知れない。

「いものががり」は、小学校・中学校・高校と同級生だった水野良樹(みずのよしき、1982年12月生)山下穂尊(やましたほたか、1982年8月生)の2人が結成したグループに、2人の高校の同級生の妹吉岡聖恵(よしおかきよえ、1984年2月生)が途中から参加、現在の形になった。「いきものががかり」の名前の由来は、水野と山下の2人が、小学校の時、「生き物係」だったことから、つけられたらしい。

私個人の印象としては、この「いきものがかり」の3人は、90年代のドリームズ・カム・トゥルーのような時代を代表する存在のなるのではないか、少なくともそうなり得る要素は持ち合わせていると思う。これからの時代の変遷の中で、多くの人々が聴きたいと思う曲を作り続け、歌い続けていくことができるのか、注目していきたい。

いきものががりのオフィシャルサイト

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2009年3月 7日 (土)

LPなどのアナログ音源をデジタル化できるDENONとSONYのレコードプレイヤー

今日は、家族で吉祥寺に出かけた。そこで、ふらりと入ったジャズのレコードやレコードの再生のためのアンプやプレイヤー、スピーカーなどを置いている店で、アナログレコードを再生し、パソコンなしでデジタル化できるというプレイヤーが置かれていた。

家に帰ってインターネットで検索して見ると、かつてのオーディオファンには、レコードプレイヤーのトップメーカーとして知られたDENONのDP-200USB という製品だった。
DENONのホームページでは、特長として次のように説明されている。

○レコードライブラリーを簡単にUSBメモリーに保存
お手持ちのUSBメモリーを前面のUSB端子に差し込み、スタートボタンと、録音ボタンを押すだけでアナログサウンドが簡単にデジタルファイルに変換されます。(MP3、192kbps)(中略)また、ファイル編集をする場合でもレコードプレーヤーをパソコンの近くに置く必要がありません。もちろん通常のレコードプレーヤーとしてもお使いいただけます。
○LINE接続のみのミニシステムやラジカセでもレコードをお楽しみいただけるPHONOイコライザー内蔵(PHONOイコライザーのON、OFF切替え可能)

以前、LPをCDに録音できるTEACのステレオを紹介したことがあったが、それよりは手軽にアナログ音源のデジタル化ができるし、自宅のミニコンポやラジカセにに繋いで再生もできる。メーカー希望小売価格は31,500円となっているが、アマゾンなどのネット通販では、2万円を切る価格で販売されている。

最近、学生時代に聴いた西島三重子の曲を全曲聴きたいと思っているが、最も気に入っているワーナーパイオニア時代の5枚のLPはCD化されておらず、5枚の中から選曲したベスト盤しかない。いろいろなベスト盤を寄せ集めても、CD化されていない曲が半分くらいはある。聴けないとなると、余計聴きたくなる。5枚のLPは、ヤフーオークションを地道に探せば、揃えることはできそうだが、再生・デジタル化するには、レコードをCD化してくれるサービスを利用するか、先日紹介したTEACのステレオシステムのようなものを購入するしかないかと思っていたが、選択肢が増えた。

類似の商品で、ソニーがパソコンと直接接続して、アナログ音源をパソコン上で、編集しCD等に取り込めるレコードプレイヤー「PS-LX300USB」を販売している。
発売直後、品切れになっていたが、最近では在庫もあるようで、こちらも選択肢の一つに入るだろう。ソニーのプレイヤーに付属のソフトウェアなら、ファイル形式はMP3以外にも選択でき、非圧縮での取り込みが可能、録音時にノイズの軽減も可能なので、楽曲の音質にこだわるならこちらかも知れない(ただし、DENON製品が内蔵するPHONOイコライザーはついていないようだ。)こちらは、メーカーのネット通販価格25,800円。他の通販サイトでは、もう少し値引きされている。

西島三重子のLP5枚のデジタル化のために、レコードプレイヤーに2万円投資するかどうかということだろう。

<追記>2009年8月26日

この記事の執筆後、2009年4月にオーディオ・テクニカからも類似の製品「AT-PL300USB」が発売された。パソコンにUSB接続が可能で、PHONOイコライザーも付属しているようだ。

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2008年12月 6日 (土)

市の図書館で、西島三重子とバリー・マニロウのCDを借りる

昨夜は西島三重子のライブ。歌を聴かせるだけでなく、歌の合間にリクエストの際のコメントを肴にしたトークもウイットに富んでいて面白い。リクエストの中に「くわえ煙草」という安倍律子のために書いた曲があり、リクエストのコメントでは、その人は、図書館でその曲が入った『あの頃のこと』というCDを借りたという。

その手があったか!と、私は自分の不明を恥じた。西島三重子が、メディアリングという会社に所属している時に出した3枚のアルバム『つまんないものよ私の心』(1998年)、『あの頃のこと』(1999年)、『夢のあとさき』(2002年)は、会社が解散したことにより、当然廃盤。ネット配信もされておらず、CDレンタルショップにも並んでいない。入手するには中古を探すしかないが、中古ショップにもほとんど出回らず、アマゾンの中古ショップやヤフーのオークションでも滅多に出物がなく、あっても元の売値を上回る値が付いている。
一度、神保町の中古CDショップのホームページの在庫欄の『夢のあとさき』(2002年)があると表示されていたので、買いに行ったら店頭に在庫はなかった。売れたのに、定員が表示を変更するのを忘れていたらしい。

私の住んでいる市には、市内に6つの図書館がある。とりあえず、近くの図書館に行って探してみようと思ったが、念のためインターネットで調べてみると、市の図書館のホームページがあり、保有しているCDの検索もできることがわかった。
「西島三重子」で検索すると、幸いにも『あの頃のこと』が、市の西側にある図書館の在庫にあり、現在借りられていないことがわかった。ついでに、レンタルショップでは、ほとんどおいていない「バリー・マニロウ」を検索すると、これも2枚組のベスト盤『エッセンシャル・バリー・マニロウ』が中央図書館にあることがわかった。
善は急げ、さっそく車を飛ばして2つの図書館を回り、2つのCDを借りてきた。

住民税の恩恵を受けるのも、たまには悪くない。

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2008年12月 4日 (木)

明日は、西島三重子の南青山「MNDALA」ライブ

明日(2008年12月5日)は、7月にも一度行った西島三重子の南青山のライブハウス「MNDALA」でのライブである。前回は日曜日だったが、今回は金曜日。仕事を終えてからかけつけることになる。

西島三重子の南青山「MNDALA」でのライブは、年3回行われていて、前回が27回め、今回が28回めとなる。さて、今回はどんな曲が歌われるだろうか。楽しみである。ここに記事を記入してください

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2008年11月24日 (月)

小林明子の1stアルバム「FALL IN LOVE」とバリー・マニロウの6作目のアルバム「愛と微笑の世界(原題:Even Now)」が届く

最近になって、学生時代や社会人になりたての頃よく聴いた歌を聴きたくなって、当時、LPやミュージックテープで聴いたアルバムをCDで入手できないかと、探していることは、このブログでもしばらく前に書いた。


80年代に「恋におちて」の大ヒットでデビューした小林明子の2ndアルバム「心のままに」は、CDも廃盤になっており、中古CDショップで入手。
しかし、1stアルバム「FALL IN LOVE」は、ヒット曲「恋におちて」が入っていることもあり、1994年に再発売された廉価版のCD選書の「FALL IN LOVE」はまだ新品も手に入るようで、中古品(800円~1200円程度)と大差ない価格(1529円)で入手できるようなので、ネット通販で新品を注文した。

もう一人、改めて聴きたいと思い始めたのが、バリー・マニロウ。1970年代半ばから80年ぐらいにかけて、米国のヒットーチャートでヒット曲を連発していた。日本で一番有名なのは、ポップな曲調でディスコなどでも定番だった「コパカバーナ」だと思うが、他にもバラードで名曲が多かった。当時は、米国はもちろん、日本でもそれなりに流行ったと毛ので、CDのレンタルショップに行けば懐メロコーナーにベスト盤ぐらいあるかと思っていたら、我が家の近くのレンタル店では、1枚も見つからなかった。
それではと、新品・中古を探して見ると、私が当時LPで聴いていたアルバムのうちの何作かは、CDで販売されていた。そのうち、最もよく聴いた「愛と微笑の世界(原題:Even Now)」を、小林明子の「FALL IN LOVE」と一緒にに注文し、今朝届いた。


バリー・マニロウについては、届いた「愛と微笑の世界(原題:Even Now)」のブックレットの解説を見ると、2005年に米国の50年代のヒット曲をカバーしたアルバム「The Greatest Songs Of The Fifties 」が全米アルバムチャート1位を獲得する大ヒットとなり、華々しく復活を遂げたようだ。
そのためか、70年代後半の彼のヒットアルバムが米国でも復刻されたようで、今回入手した「愛と微笑の世界」はアップグレード・エディションとなっていて、当初のアルバムには未収録だった曲が2曲追加されている。
(徳永英明がのカバーアルバム「Vocalist」シリーズで、見事復活を遂げたが、そのヒントは案外、米国にあったのかもしれない)

多くの人に聴かれヒットした曲は、何年たってもやはり人を惹きつけるものがあるように思う。小林明子のCD集めはこれで一段落だが、バリー・マニロウについては、もう2~3作集めてみようと思っている。

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